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暗い過去の記憶
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<しくの記憶の中>
あれ?ここは、どこだろう...
しくは、周りを見渡した。
し「あれ?何か視界が狭い」
しくは、自分の顔に触れてみた。
手には、固いものが触れた。
し「あぁ...面か...」
しくが触れたのは、暗殺者として仕事をしていた時に着けていたドクロ面だった。
少し先に仕事のターゲットの人間が現れた。
しくは、自分の手に持っていた鎌をターゲットの首めがけて振るった。
ザシュッ
しくは、噴き出す血を浴びながら仕事を終わらせたことを報告した。
その時、背後に気配を感じて振り返ったが相手に手を折られてあまりの激痛に記憶を無くしてしまった。
し「あぁ...あの日の事か...」
すると記憶が暗転した。
キャーーーーー........
突然女性の叫び声が聞こえた。
し「この声....母上!!!」
しくは、いつの間にか黒鏡家の自分の部屋に居た。
女性の叫び声は、下の階から聞こえた。
しくは、下の階に下り母上の様子を見に行った。
するとそこには、男にナイフで刺された母上がいた。
れ「..し....く...に.げ....て」
...バタッ
し「このっ野郎ぉ!」
しくは、近くに置いてあった鎌でその男を刺し殺していた。
き「霊華!...ッッ...!....しく?」
し「...えっ...あ...」
しくは、男から鎌を引き抜いた。
き「早く服を着替えなさい」
し「...分かりました」
しくは、血で汚れた服を脱いで別の服に着替えた。
し「父上...服...処分してきました」
き「あぁ...裏の人に頼んでこっちも上手く隠したから...」
し「...母上は...」
き「...即死だって...」
し「...そうですか...」
き「高い立場の者は、こういうことがよくある...しくも暗殺術を使って自分の身を守りなさい」
し「はい...」
そうだ...私は、自分を守るためにこの術を覚えさせられたんだ自分を守るために鍛え上げられた...
私は、何人も何人も殺してきた人間ではなく...死神...
...ここは...どこ?
真っ暗で何も見えないよ...
私は、生まれた時から汚れてたの?
ピアノをこの手で弾いたよ...
とっても楽しかったよ...
でも...それからは、知らない人をただ殺す毎日....
私は、いつからか死神と恐れられていた....
私は、人を殺してきた代わりに幸せになったら駄目なんだ...
私は、大切な人を持ってはいけない...
?「しくっ!いい加減目を覚ましてくれ!」
何?だれ?
?「お願いだ!起きてくれ!」
なんで?私は起きてるよ?
?「俺の恋人だろ!?....一人に....しないでくれ」
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