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夏休み2
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し「はい...奏さんには、こっそりと弾いて欲しい曲を聞き出します」
こ「それを弾いてやるのか?」
し「はい...今の所リクエストされた曲を弾こうと思っています」
こ「そっか...」
時「しく様...皇様...着きました」
し「あぁ...ありがとう...時雨」
時「いえ」
し「皇...行こう」
こ「あぁ」
しく、と皇は、車から降りて外に出た。
そこには、自家用の飛行機があった。
し「どうぞ乗ってください」
こ「分かったよ」
皇が飛行機に乗り込むとあとに続きしくが乗ってきた。
し「剣...出して」
剣「分かりました」
剣が返事をすると飛行機のエンジン音が聞こえてきて飛行機が動き始めた。
こ「飛行機も広いな...」
し「ふふ...私と皇とあと私の側近の剣だけですのでゆっくりしてください」
こ「あぁ」
皇は、近くにあったベットに座った。
しくは、皇の横に座った。
し「皇...私の事をもっと知りたいですか?」
こ「何だ?急に...」
し「いえ...話をしておいた方が良いと思って」
こ「知っても良いのか?」
し「...はい...」
こ「なら知りたい...お前の事全て」
し「分かりました...着くまで昔話をしましょう」
こ「ありがとう」
し「私は、幼いとき母上にピアノを習ってみなさいと言われ...習ってみて気に入りコンクールで賞を取り続けました」
こ「その時のしくを奏は、見て好きになった...」
し「はい...それからは、黒鏡家の裏仕事をするために暗殺術を習って人を...殺してきました...」
こ「それで手が血で汚れてしまい...ピアノを弾かなくなった...」
し「はい...それで私が殺した人の家族が私の母上を刺し殺した...」
こ「...それで...お前は、どうしたんだ...」
し「私は、その人を鎌で刺し殺しました...自分の感情に従って...」
こ「俺も...仇をとろうと思うぞ」
し「いえ...暗殺者としてあるまじき行為です」
こ「依頼でもないのに人を殺してしまった...それが駄目だったのか?」
し「はい...何とか黒鏡家の力で隠したんですが...」
こ「...そうか...」
し「それからは、理事長としての仕事をし...権力争いを止めるため学園に行き...今、この通りです」
こ「そうだったんだな」
し「お陰で皇に会えました」
こ「あぁ...そうだな」
し「あっ!見てください!海ですよ!!!」
こ「本当だ...綺麗だ...まるでしくの瞳みたいで...」
し「嬉しいことを言ってくれるんですね」
こ「だって本当の事だろう?」
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