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くるえふ1
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…突然だが、俺は武士が、cool武士が好きだ。
気持ちはもちろん、伝えていない。
いや、伝えられないの方が正しいかもしれない。
“同性愛”が完全に受け入れられていない世の中だ。
こんな想い、気持ちが受け入れてもらえるわけが無い。
もし俺がこの気持ちを伝えてたとしてだ。
旅動画はどうなる?今まで築いてきた友情、絆はどうなる?
そう考えるだけで俺は自分の気持ちに蓋をする以外に選択肢がなかったのだ。
嘘をつくのは得意な方だ。大丈夫なはず。
誰にも気づかれないはず__。
今日は4人で集まる日だ。
撮影とかではなく、ろーによる『たまにはプライベートでも遊ぼうよぉ!』のひとことで普通に遊ぶ為に集まることになった。
集合時間20分前。
俺は既に集合場所に着いていた。
「早く着きすぎたか…?」
辺りを見渡すも、まだ誰も来ていない。
このまま立った状態で待つのは流石に疲れると思い、近くにあったベンチに腰を下ろした。
「…ふう。」
なんてひと息ついたと思えば、『えふやーん』俺の名前を呼ぶ声。
その声を聞いて、ドクン…と脈を打ったのが自分でも分かった。
なぜならその相手は__
「…おっせーよ、くるぶし。」
俺の想い人、cool武士だったから。
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