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過去7 ナイス視点
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粟楠会から帰る途中に、コネコから電話がきた。
「はーい。なんだよコネコ。いまから帰るんだけど?」
『わー! 待ってください! そのまま○○スタジオに行ってください!』
「……なんで?」
『やっぱり忘れてましたね! 今日はそっちでもう一つ仕事があるでしょう!』
「……だっけ?」
「そう言えばそんなこと言ってたな」
ムラサキも忘れてたのか。
「おまえが三百万三百万うるさくて聞いてなかった」
「じゃ、いまから行く。ちなみに、依頼内容は?」
『護衛ですよ。なんでも脅迫状が届いたとか』
「脅迫状ねぇ……。依頼人は?」
『黄瀬涼太さん。依頼してきたのは事務所でしたけど。最近売れてるモデルさんですね。成功報酬は五百万。結構稼いでるんですねぇ。高校生ですよ?』
「高校生で脅迫状が届くほどの奴か。ちょっと見てみてぇな」
『じゃあ、お願いしますね』
コネコからの電話を切り、俺たちは駅へ向けていた足を例のスタジオに向ける。
「んじゃま、行きますか」
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