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過去10 黒子視点
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スタジオにいても暇なので、控え室に戻ってきたのですが、なぜか知らない人が入ってきました。
しかも、僕に気づかず僕の上に座ろうとする。
「危ないですよ」
そう声をかけても僕に気づかない。
まったく……。
「ここです」
それでも気づかないとは。
「だから、ここです」
それでやっと気づいたようですが、なぜ、
「うおわっ!? え! いつからいた!?」
こんなこと言うんでしょう。
「最初からいました」
「気配を消すミニマムか?」
「ミニマム? なんですかそれは」
「いや、なんでもない」
第一印象、失礼な人たち。
そのあと、彼らに誰かと問うと「コンビ探偵ハマトラ」と答えた。
僕も名前を聞かれたので答え、彼らは別の椅子に座りました。
それから彼らはなにか話していましたが、僕は無言で読みかけの本を読みます。
推理小説で、もうすぐ犯人がわかるいいところなんです。
まぁ、そういうときに限って、あの駄犬は邪魔するんですがね。
「くぅろこっちぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」
「イグナイトパス、改!」
「ぐえっ!」
「邪魔しないでください。いまいいところなんです」
そう言っても聞かないのが駄犬です。
「気づいたら黒子っちいないかし、なんかまた忘れられてるし、大丈夫っすか黒子っち! 寂しかったっすよね! うわあああああああああ!!!!!」
「うるさいです。黙ってください、駄犬」
「酷いっす! ごめんなさいいいいいいいいいいい!!!!!!」
(?_?)イラッ
「怖いっす!!!!」
ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ
見かねた赤司くんが一言。
「涼太? 黙れ」
「はい……」
ふぅ……。
ようやく、静かに読めます。
「ところで、そこにいるのは誰なのだよ」
「コンビ探偵ハマトラさんだそうです」
「あぁ、あの用心棒兼の」
「その用心棒兼ってやめてくんない?」
緑間くんの言葉に、ヘッドフォンをかけた人が言いました。
「俺はナイス。こっちのグラサンはムラサキだ。あんたが黄瀬涼太?」
「そうっすよ。しかし、変わった名前っすね」
「気にすんな」
「よろしくっす! ナイスさん、ムラサキさん」
「おう。んで、さっきの大丈夫か?」
「イグナイトのことっすか? 大丈夫っす! 慣れたっすよ。中学の時からずっとっすから。酷いんすよ、黒子っち。会う度にイグナイトしてくるんす」
その言葉に、緑間くんが呆れたように言う。
「それはおまえが会う度に抱きついてウザイからなのだよ」
それに頷く僕と火神くんと紫原くんと赤司くん。
「みんな酷いっす!」
「事実です。黙ってください、駄犬」
「そんなに罵倒しなくてもいいじゃないっすか!!!!!」
そんなこんなで、夜になります。
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