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過去21 黒子視点
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皆さんと別れ、僕は火神くんと帰り道を歩きます。
すると、後ろから車が来ているのに気がついて、少し横にズレます。
しかし、車は僕たちの横で止まったのです。
一人の男が出てきた瞬間に、火神くんが呻き声を上げて倒れます。
火神くんの頭には血が滲み、男に手には血のついた鉄パイプ。
状況を理解したが、しかし、どうすることもできない。
「あの」
「へ? うわっ!?」
僕に気づいていなかったようで、声をかけたらびっくりされました。
ちょっと傷つきます。
「お、おま……、どこから……」
「最初からいました。それより、なぜ火神くんを殴り倒したんですか?」
「なぜ? …………なぜ……。ふはっ」
急に笑い出すと、男は僕を無視して笑い出す。
「あははははははははははははははははははははは!!!!」
狂った嗤いのまま、僕をも殴られました。
意識が遠のく瞬間、僕の鼓膜を、男の声が揺さぶった。
「次は誰にしようかなぁ? あははっ」
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