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過去25 ナイス視点
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プルルルル
プルルルル
「はい?」
『あ、ナイス? ちょっといい?』
「んだよバースデイ」
『黄瀬涼太がどっか行った』
「はぁ!? なにそれどういうことだよ!」
『なんか、コンビニ行くとか言って、自転車でそのまま消えた』
「ふざけんな!」
『ふざけてないって。とにかく、一旦そっち戻るから』
「おう」
『んじゃ』
電話が切れ、俺はポケットにしまう。
ったく、どこ行きやがったんだ?
「ただいま」
「あ、お帰り、はじめちゃん」
「ん。あのさ、さっき、全速力で自転車で走ってく…………なんだっけ? 木佐翔太? いたよ」
「それを言うなら黄瀬涼太。木佐翔太じゃ世界一初恋になっちゃ……ってはぁ!? 黄瀬!? 黄瀬いたの!?」
「うん」
「どこに!?」
「えっと……向こうの方」
指さす方向は、確か今日船が止まっていたはずだ。
まさか、そこに?
とりま、行ってみるっきゃないか。
「ムラサキ!」
「わかってる」
「バースデイたちが戻ってきたら、速攻俺らと合流するよう言っといて」
「はいはい! いってらっしゃい!」
「おう!」
俺らは走り出す。
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