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「おはよう。」
教室に入ると、ちらほらと挨拶の声を聞き自分の席に座る。
俺は、友達は多いが、何もリアルでとは一言も言っていない。
俺は、学校ではいつも一人ぼっちですよーだ!
一日に1回も声を発していない時もある。
「座れ~。」
先生が教室に入っての、第 一声。
クラスの皆が、その声を聞くとぞろぞろと自分の席へと座っていった。
「んじゃ、HR始めまーす。」
自分の担任の先生は、30代位の男性で、たまに親父くさい所がある。
「今日は…ふつーだな!よし、終わりー。」
いやいやいや!何が普通なんだよ!?てか、終わるの早すぎ!
「せんせーい!ふざけないでくださーい!」
自分の席で本を読んでいた、仲野由衣斗[なかのゆいと]がツッコミを入れた。
この人、結構優等生なんだよな…授業中寝たり、本読んでるだけなのに…
あ、もしかして本を読んでるからかな?
「えー、めんどくせーなー…だって今日、なぁんにも無いよ~。」
「じゃあ、終わって下さい。」
「お前が言ったんだろ!」と、先生が言うと、クラスの皆が笑った。
何が面白いんだろう…
一時限目は、体育だった。
それも、学校から近いスポーツセンターで。
なぜなら、俺の学校は今、工事中で体育館が一切使えないからだ。
それで、週に1回こうしてスポーツセンターで1週間分体育をするという事だ。
1週間分…だから……午前中ずっと体育…だ……
皆がお昼でお腹を空かしている時、
俺は目の前にゲームオーバーのドクロとお花畑が見えているのであった
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