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△『Jealousy』/拓真side
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△拓真side
信号待ちで止まった軽自動車の中で溜め息をつく。
…さすがに体がだるい。
数年振りに、元を取れる程セックスした。
実の弟に惚れて…アッチが不能になってからというもの、唯一の手立ては自分の左手だけだった。
そこに突然…
俺の運命の恋人が現れた。
「まだ授業中か…。」
ダッシュボードの時計を見てまた溜め息。
ジッと見てた信号が青に変わり、アクセルを踏んで滑り出した車の中…考えるのはアイツの事。
三日前に初めてヤった時は…オレが反応するかしないかの試しで。
どんだけの数の男女、あぁして抱こうとした事か。
その全てに失敗したのに…アイツにだけは即反応、即完勃。
それはオレにとっては奇跡に等しい。
多分この先も唯一の恋人だろう。
俺って、こんなに乙女チックだったか?
…苦笑い。
あの日。
アイツを家に送り届けてから何故だか離れがたくてマンションの下に車を停めてずっと考えてた。
愛する弟の親友を抱いちまってヤバイと思うのもあったけど。
何より胸がざわついたのは……
抱いた身体が忘れられなかったから。
誰にも触れられてないように見えたキレイな身体は…すでに誰かに十分慣らされてて。
悔しいがそれがまた気持ち良かった。
唇を寄せた肌…触れると洩れる声…俺を見上げる濡れた瞳…全てに興奮した。
きっと、オチたのは俺の方だな…。
そんで二日前にアイツの部屋で改めて抱いた。
重ねた唇にシビれ、しゃぶったモノにも興奮して…言うまでもなくコイツは俺のモノだ、と認識した。
「…智。」
この角を曲がると、愛する弟と恋人がいる学校に着く。
なのにまた信号待ちでつかまった。
…思い立ってケータイを取り出すと、手短にメールを打つ。
『もう着くから、顔見せろ!』
送信。
パンを並べ終わった頃には来るだろう。
なんて思いながら口元が弛む。
六時間振りに会う、愛しい恋人。
でも、絶対に言わない。
俺がアイツに夢中だって事は。
◇◆◇◆◇◆◇
生徒用の入口から入ってすぐ右側が購買部になっていて…昼間の一時間だけその前でパンを売る事になってる。
セッティングも何もかもを一人でやるから、なかなかの重労働だ。
副業をやってるからこっちもボチボチ手を引こうか…と思いながらも作業完了。
「あー疲れた。」
すると、パタパタと音がして…階段を下りてくる足が見えたと思ったら俺の恋人が走り下りてきた。
…アイツ…!
可愛い顔を見れて嬉しい反面…俺は一瞬にして不機嫌になる。
「拓真!」
その細い身体を抱き締めて首筋にキスをする。
「オイ…!」
低い俺の声に一瞬…智之が怯んだ。
「なんで…タートル着てんだよ。」
「なんでって…」
「今朝、言ったよな?」
体を離してにらみつけると、生意気ににらみ返して来やがった。
「こんなにキスマーク着いてたら、普通にシャツ着れるかっ…」
「着ろよ!」
その為に着けたんだ。
鎖骨から首筋に上がってノド元まで。
バックでヤった時には、首の後ろにも背中にも着けた。
お前が俺のモノだって言う証を。
「勝手な事言うなよ!」
そう言った淡いブラウンの瞳にイラ付き、俺は智の腕を掴んでズンズン歩き出す。
「痛い!離せ…拓真!」
わめく智を引きずりながら軽のハッチバックを開き、中に押し込むと一緒に入り中からドアを閉める。
パンを運ぶ為ここはフルスモークになってる。
中は薄暗く、入る光は前席からだけ。
つまり…前からも見えにくい。
「…ッ!離せ!」
さっきたまたま敷いといたカバーの上に智を押さえ付け、唇を塞ぐ。
意地でも開かないつもりか?
キツく閉じた唇を開くなんて簡単だっての。
伸ばした右手で智の股間をまさぐると細い身体がビクンと震える。
ズボンの上からゆっくり撫で、すでに勃ち上がってるソレを形通りになぞっていくと、小刻みに身体が震えた。
「や、め…ッ!」
ほらな。
舌を差し入れ、逃げようとする智のを絡めとると卑猥な水音が洩れる。
絡めた舌を軽く引き裏側を舌先でなぞると、キュッと眉を寄せた。
智をゆっくり撫でながら左手で首元のネクタイを弛め、引き抜く。
「…ん!」
それに気付いた智が再び抵抗を始める。
俺はその腕を掴み、智の背中に回しもう片方も同じようにして…。
何をされるか分かった智が必死に暴れるけど…もう遅い。
後ろに回した両手首を智のネクタイで縛り上げ、それでも解こうともがく肩を抑え付ける。
「拓真!」
「お前は俺のもんだ。その印つけて何が悪い!」
智のシャツのボタンを全て外し両側に開くと、いまいましい白のタートルが現れる。
俺はその上から形づいた小さな突起に噛み付いた。
「イッ…つ!」
噛み付いたまま軽くひねると、開いた唇から甘い声が洩れた。
「…たく…ま!」
そのまま口に含んで布越しに舌を這わすと組み敷いた身体が大きく震えた。
もう片方は指で摘んで擦るだけで十分に堅くなる。
「なに…感じちゃった?」
智は返事をせずに顔を背ける。
俺的にそれは"Yes"。
何度も舌を這わすと、唾液が染みた下から小さな突起がリアルに浮き上がる。
俺は手を伸ばして頭上のライトを付けた。
「眩し…!」
予想通り。
白いタートルの胸が濡れて…そこにはうっすらとピンクの突起が透けて浮かび上がってた。
「マジ…エロい。」
「…電気…消して。」
小さな声でそう言うと、智の濡れた瞳が俺を見た。
「…外から見える…」
「いいじゃんか。みんなに見せてやろうぜ。」
青ざめた智がブンブン首を振る。
「…冗談だよ。」
手を伸ばしてライトを消した。
…見せるかよ。
お前のこんな姿を晒したら、野郎達が狙ってくるだろが!
ズボンからタートルを引き抜くと一気に胸の上まで押し上げる。
指で弄ってた方の突起を直にくわえ逆を摘んで…俺の指の間で堅くなるソレに満足する。
くわえながら智の顔を盗み見ると、感じてる時のエロ気たっぷりの顔になっていた。
ズボンの前を開き、手を入れて直に智に触る。
「ぁ…ッ!」
中では限界までキテる智が下着を濡らしていた。
「智…ビショ濡れだぞ。」
暗い中なのに、頬が赤くなるのが分かる。
ズボンだけを下ろし、下着の裾から指を入れてソレに触れた。
「…ぁ!」
突起に舌を絡めたまま智を撫で上げると息が荒くなる。
そこで愛撫を止めその愛しい体から離れた。
「…たくま…?」
「イキたい?」
"うん"と言いたい気持ちを飲み込んだ智が俺を見上げた。
俺は黙ってその瞳を見つめる。
そんな沈黙の間も、智の唇から洩れるのは乱れた息だけ。
上下する智之の胸の突起を指先で軽く弾く。
「あッ!」
「イカしてって…言いな。」
そう言って今度は下着越しに智を擦る。
「…くッ!」
唇を噛んで堪える。
…強情だな。
体を屈めて、突起をしゃぶると身体がビクッと震えて一層息が乱れた。
「まだ我慢する?」
「…………て…。」
少し開いた唇から微かに聞こえる。
「なに?」
「…………し…て…。」
キツく目を閉じ唇を噛む。
「どうして欲しい?」
「……イかせて…」
そう言うと智は俺の顔を見上げて、唇を開いた。
最初から素直にそうすればいいんだ。
唇にキスして、突起にキスして…下着を下ろすと震える智之のソレを口に含みスライドさせる。
「あッ…ぁ…ん!」
何度か擦り…窪みに舌を這わせた時、智の腰が震えて…。
「…たくッ!」
小さく叫ぶと、俺の口の中で智がイッた。
全て飲み干し、裏をなぞって最後まで吸い上げる。
膝を開かせて智のソコに舌を這わせて。
「…十分だな。」
丸二日間ヤりっぱなしだったから、そこは何もしなくても入れられる位に柔らかくなってる。
体を起こしてズボンの前を開くと、智のソコに俺の尖端を入れる。
ゆっくり入ってく感覚に体が震えた。
「…た…く…」
甘い声が俺を呼び、潤んだ瞳と目が合うだけで出そうになる。
堪んねぇな…。
最奥まで入り腰を引き、ゆっくり動き出す。
「…ぁ……っ!」
腰を抑えて動いてるけど…智の両手が俺を抱かないんで踏ん張りが利かず、なんかシックリ来ない。
「…たく…手を…」
智も同じみたいだ。
SMプレイもここまでか…と、細い体に両手を回し手首に食い込むネクタイを外す。
自由になった両腕が動き出したのを見ながら、腰をグッと前に突き出した。
「…ぁッ!」
智の腕が俺の背中にまわり、ギュッと抱き締められる。
途端…何とも言えぬ満足感に襲われた。
細い肩に顔を埋めキスしながら舌を這わす。
邪魔なシャツもタートルも脱がせ、鎖骨に這わせた唇で滑らかな肌を味わい…強く吸うと背中に回された智の指に力が入る。
そうして出来た紅い痕にキスして、胸の突起に舌を絡めた。
「…ぁ…たく…!」
小さな突起がキュッと堅く絞まる。
感じてる証拠だ。
歯先で軽く噛むだけで掠れた甘い声を洩らす。
「ここ…イイのか?」
「……ぅん…」
そうそう。
素直に言えばいい。
変に意地張るからお前をイジメたくなるんだからな。
………いや。
確実に俺の性分だな。
自嘲気味に笑い、智の好きな…奥の上の方をオレの尖端で擦るように動く。
「…たく…ッ、そこ…っ!」
知ってるよ。
お前の好きなトコも弱いトコも全部。
首筋にキスしてまた強く吸う。
今朝付けたばかりの痕にまた重ねて…更に色濃くなった俺の物だと言う印。
「…智…もっと締めろよ。」
そう言うと、オレを受け入れてるナカがキュッと締まり…
あー…ヤベぇ。
マジ…イきそうだ…。
途端、足元に投げ捨てた俺のシャツの中で携帯がブルブルと震えた。
「…誰だよ……」
それをシカトして智の柔らかい耳たぶを噛む。
ブルってた携帯が止まり、俺が動き出すと…またブルブルと震えて…。
「たく…電話…?」
息も絶え絶えな智が潤んだ瞳を向けてくる。
「…クソッ!」
落ちてるシャツを引き戻し、胸ポケットを探ると…携帯の液晶には着信の表示。
愛しい弟からだった。
こんな状況で電話なんて取りたくもないが…相手が可愛い良介なら仕方ない。
フラップを開き通話ボタンを押した。
「…なん…」
『コラ!バカ!拓真テメーどこにいんだよ!』
突然の怒鳴り声に耳を離し、また戻す。
兄貴に対してテメーだからな…このガキゃ。
「んなの、お前に…」
『バカ!パン屋が大変な事になってるぞ!』
あ…。
セックスに夢中でスッカリ忘れてた。
携帯を耳から離し時間を見ると…すでに十二時を回ってる。
…パン屋に群がる腹減りコゾー共が暴動起こしてるかも。
『みんな殺気立ってて…今にも暴れ出しそうなんだ!』
参った…こんな時に…。
と、急に鼻がムズムズして…
「へっくし!」
「…ぁんッ!」
くしゃみした勢いでつい突き上げてしまい、口を結んでいた智が声を上げた。
そして…
耳元に妙な沈黙が…。
…聞こえちまったか…。
『…お前…何してんだよ!』
「今は取り込み中だ。後は頼んだ。」
『はぁ!?テメ…』
「テーブルの下に袋と釣り銭がある。全部百円でいいから。」
『お…オイ…!』
言うだけ言って電話を切り、電源をおとす。
「ごめ……たく…」
「いいよ。」
「…ん…」
小さく洩れる声を聞きながら続きを始める。
引いた腰を動かし、オレが好きで智もイイ所を何度も突き上げる。
智が背中に立てた爪がかなり痛い。
んでも…そんなのより今の俺は…
「ぁッ!…たく…!」
腕の中のコイツを…壊れそうなくらい突き上げるのに夢中だ。
「…智…」
首筋をどんなに強く吸っても分かんないくらいに感じちゃってる恋人は、俺を求め…必死にしがみ付いてくる。
それが堪らない。
いつもこうなら可愛いのにな。
「た…く…もぅ…!」
細い腰がしなり、震えながら智がイッた。
俺はそれを確認し更に深くまで突き上げる。
奥を何度も擦り智にギュッと締め付けられて…オレも熱い智のナカでイッた。
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