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〇弘樹side
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〇弘樹side
滑る舌が僕の唇から侵入し、絡めてくる。
僕はその横暴な舌に噛み付いた。
ビックリしたのか体を震わせた祐一郎は、何の前触れもなく僕の履いてるスウェットの中に手を滑り込ませた。
「ンッ!」
最初のキスで反応してる僕のアレに祐一郎の長い指が絡み付き、軽く握るなり上下に擦り始める。
「ぅ…ッ…!」
上げる声も一緒にヤツの舌に絡め取られ、頭の中が真っ白になってく。
僕は閉じられてる祐一郎のパジャマのボタンをひとつずつ外すし始めた。
舌が解け、唇が離れると僕を上から見下ろし祐一郎が舌なめずりをした。
「…弘樹…すげーエロ顔…。」
下を弄る指がスウェットから抜かれた。
中途半端に熱くなった身体をほっとかれ、震える指でボタンを外すとヤツの上着を脱がせる。
「積極的だね?」
「…さっさと…脱げよ。」
言いながら組み敷かれてる下から睨み付けた。
「…はいはい。」
上着を脱いだ祐一郎の体は、見た目よりゴツくて…ちょっと驚く。
「…惚れちゃった?」
「…アホか。」
鼻で笑ってやる。
するとそれが気に食わなかったのかヤツは僕の着てるTシャツの上から胸の突起を弄り出した。
「…ぅ…」
僕の上に跨がったまま両手でソレを摘み、時々強めに潰しながら弄り続ける。
「んん…ッ!」
「スゲ…こんな堅くなってるよ?」
感じて堅くなった突起を布越しに擦る。
「…コッチも、な。」
突起を弄る指が…僕のアレにも触れた。
「…気持ちイイんだろ?」
耳元に寄せられた唇が、熱い息を落としながらそう言った。
「…グダグダ…う…るさい!」
震える手を伸ばし、祐一郎のソレをパジャマ越しに握る。
…完勃ち。
しかも…デカい!
あの日…
こんなのが僕のナカに入れられたのかと思うと……恐ろしい。
「…我慢出来ねー…!」
低く唸ると祐一郎は僕のTシャツを一気に脱がせそのまま下着ごとスウェットを下ろした
「…祐ッ!?」
急な展開に驚きながらも…何とか平静を保つけど…
「弘樹!」
まるで獣のように僕の身体に貪り付く祐一郎にメチャクチャに乱されてく。
「ぅッ…!くぅ…!」
声なんか出すか!!
意地になりキツく噛んだ唇がヤツの指にこじ開けられる。
抑えられない声が洩れると、僕の顔を満足げに見上げた祐一郎が胸の突起に噛み付いてきた。
咥えられた突起がヤツの舌先で舐めあげられ…キモチ良くて…口に入れられたままのヤツの指に舌を這わせる。
それに反応したのかヤツは僕の口の中から指を抜くとそのまま…
アソコに無理矢理押し込んだ。
「痛ッ!」
何の前触れもなく差し込まれあまりの痛さに声を上げる。
「…大丈夫…力抜いて。」
………抜けるかっ!
ヤツの唇が僕の耳たぶを甘く噛み、中に舌が入れられる。
わざとイヤラシイ音をさせ卑猥な言葉を吐きながら逆の手は僕のアレを擦り上げる。
…脳を刺激する祐一郎の声と高められてく気持ち良さ…
そして、ナカをかき乱す指…に。
「…やめ…祐ッ…!」
どうしようもなくて…祐一郎の首にしがみ付いた。
「素直にそうすればいいのに。」
頬にキスされナカに入れられた指先が天井に触れた、瞬間。
「んッ…ぁ…ぁあ!」
僕は…
祐一郎の手の中で限界に達した。
「…イッパイ出たよ。」
そう言われ…恥ずかしさに身体が熱くなる。
「気持ち良かった?」
唇にキスされて僕は横を向いた。
反らした首筋に舌を這わせながらヤツが僕のナカから指を抜き出し…そして。
「入れるよ。」
放たれた言葉にギョッとして顔を上げる。
開かれた僕の両足は胸の辺りまで押し上げられて…。
「やっ…ヤメ…っ!」
抵抗虚しく広げられたアソコに祐一郎の硬いのが…押し込まれた。
「イッ!痛ッ…!」
想像を絶する痛みに唇を噛む。
痛い!
痛い!痛いっ!!
「あと…ちょっとだから…」
「そ…んなの、知るか…!」
伸ばした両手でキツく枕を掴む。
僕のナカの一番奥に…祐一郎が触れた気がした。
「ピッタリだよ?」
僕の腕を掴み、差し込まれてる箇所を触らせられる。
「…ね?」
…寸分の狂いもない程ピッタリ収まってる。
てか…僕のココに、あんなのが入ったって方が…ビックリだ。
「俺達は…きっと、二人で一つなんだよ。」
そう言った祐一郎の顔が…凄く優しくて。
不思議なくらい、ヤツを愛しく思えた。
…なのに。
「ヤるよ。」
軽くほだされかけた瞬間、言うより先にヤツは腰を動かし始めた。
…やっぱり…
ヤなヤツだ!
まだ慣れてないナカを祐一郎が移動する度に痛みが走る。
「痛い…ッ!ヤダ…ッ!」
「力抜けって!」
だから…
そんなん抜けるか!
逃げ出そうにもこの体制じゃ無理だし…!
「…イイとこ、見付けたから…」
イイ…トコ?
グッと奥に突き入れられた時!
「…ッ!?」
痛みじゃない感覚が、身体中を走った。
「ココ、イイだろ?」
そう言って何度も何度も突き下ろされる。
「あ…ッ……ん!」
「…弘樹…。」
名前を呼ばれて、祐一郎の顔を見る。
「…お前が…好きだ。」
ベッドが軋む程の激しいセックスしてるクセに。
好き…とか甘い事言うんだ…?
「…好きで…好きで…どうしょもない!」
…あ。
今の情けない顔…
[泣き虫祐ちゃん]だ。
「…聞いてる?」
両足を下ろされ、繋がったまま僕の身体に重なりゆっくり動き出す。
「…聞い…て…るッ!」
身体が強く揺さぶられ、離れないように…ヤツの首に腕を回した。
「…弘樹!」
…そんな僕をギュッと抱く祐一郎の腕は、力強くて暖かい。
「…お前を…誰にも渡したくない!」
駄々っ子のようにそう言い、僕の首筋に顔を埋め…キスしてくる。
そしてそこを強く吸い上げた。
「…ヤメ…ばか!痕が付くだろ!」
慌ててヤツの額に手の平を当てて押しはがす。
「俺のモノになれよ!」
グッと突き上げられ、身体がのけ反る。
「んッ……あ…っ!」
反った胸にキスし、突起を舌先で転がしまた肌を強く吸う。
「やめろ…っての!」
伸ばした手を掴まれベッドに押し付けられた。
「…ヤっ…!」
キュッと強く吸い上げられる。
「付けちゃった。」
イタズラっ子か!
くそ…!
調子に乗ってまだ付けようとする脇腹にグーパンチを入れる。
「イテッ!…暴れんなよ!」
「ば…か!すんのは…セックスだけ…だ!」
そう叫ぶと祐一郎は真面目な顔を僕に向けて。
「セフレなんかいらないよ。お前を…好きだから全部欲しいんだ。」
静かにそう言った。
けど…
僕はそんな甘い気持ちで抱かれてる訳じゃない。
僕の戸惑いをよそに限界が近いのか祐一郎の動きが、荒く激しくなっていく。
「弘樹…弘樹!」
うわ言のように何度も耳元で僕の名前を繰り返す。
僕はその背中を抱き締め与えられる快感に震えた。
「…お前が…」
耳たぶを噛まれ息がかかる。
「誰を…好きでも…いいよ。」
「…え…?」
僕のナカを突き上げていた祐一郎の動きが止まり回された腕にギュッと力が入る。
すると痛いくらいに抱き締めてきて…。
「…アイツに告って…俺んトコ、来いよ。」
…カバンを取りに行ってくれた時に全てを飲み込んだの…か?
胸が痛んだ。
コイツは…ホントに本気で、僕の事、好きなんだ…?
なのに僕は…
こんな気持ちでいいのか?
この一回のセックスで前のをチャラにする。
そんな事で…
いいのか?
…僕は…
祐一郎が好き。
でもこの気持ちは…
幼馴染みだから、好き?
祐一郎みたく“欲しい”とか“渡したくない”なんては思わないけど…こうして、も一度リベンジでも『シよう』と思ったの…って…?
頭の中でグルグル回るキモチを確かめてみる………けど。
「…分かんない…。」
「…ん?」
僕の顔を覗き込んでくるのは…見慣れた僕の“幼馴染み”。
「僕は…お前を嫌いじゃないよ?」
「分かってるよ。」
「だけどさ…愛とか、恋とかってのとは…また違うんだ。」
「分かってる。」
「で…」
開いた唇を塞がれる。
柔らかい唇は…
戸惑う僕の気持ちを包み込むみたいに優しく重なりそして…ゆっくりと離れた。
「…祐一郎…。」
「なに?」
見つめた瞳は澄んだキレイなブラウン。
少し潤んだその瞳を見つめながら…今度は僕からキスをして。
「…終わったら…も一回…ちゃんと、しよ?」
そう告げると切れ長の瞳がまんまるくなり柔らかく溶けた。
「…了解!」
嬉しそうに笑いながら祐一郎がラストスパートをかけ始める。
僕はギュッとしがみつきながらその動きを感覚で追った。
そして…
「あッ…!…ッ…!」
僕らは耐えられず、同時に絶頂を迎えた。
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