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聖の噛み癖15
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聖は大きく広げたバスタオルで僕を赤ん坊みたく包みこむと、汗や飛び散った体液をゴシゴシとぬぐってくれる。肌が赤くなるぐらい入念に。
「モモ、かわいいよ。すっげーかわいい」
「聖はずるい。思ったことをすぐ口に出して……」
「当ったり前だろ。誰かみてぇにぐじぐじしてたら死ぬまで伝わんねーもん」
「……っ」
「忘れないでくれよ。オレにはモモの代わりはいねぇんだからさ」
うつむく僕の髪を仕上げにくしゃくしゃっと掻き乱し、「またよろしく」と唇の先っぽだけでほっぺにキス。終わりの合図だ。
三日分のフラストレーションを解き放った聖は、鼻歌をうたいながらリビングへ戻っていった。
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