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寝不足先生と優等生9
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「そっか! じゃあ、おそろいだね」
「はっ……ハイっそうですね! ……ま、まあ、しょせんコンビニなんで、たくさんの人と、お、おそろいだと思いますけど……」
青葉はしどろもどろにつぶやきながら、濁った眼鏡をゴシゴシと制服の袖でぬぐう。
当然、レンズは白いまま。
観念して眼鏡そのものを外したが、僕にその素顔を見られるのは嫌らしい。さらに深くうつむいて、そっぽをむいた。
前に一度だけ、眼鏡を外した青葉の素顔を見たことがある。
いかにも優等生っぽいクールな雰囲気は眼鏡によるもので、本当の青葉はウサギみたいなまんまるい愛らしさがあった。
頬のふくらみも、小さな口も、まだまだあどけなくて、可愛らしい。
きっとそんな自分が恥ずかしくて隠しているのかもしれない。思春期真っ只中だ。
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