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甘い青葉6
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そんな孤高の青葉の成績は、常にトップ。一度たりとも陥落したことがない。
完璧すぎる頭の良さは、青葉をなおさら異質な存在にさせているらしい。
言われてみれば、他の生徒と青葉が話しているところを僕は一度も見たことがない。
前の教師が青葉を放棄したのは、あまりの意思疎通のできなさに困り果てたからだった。
気づかなかった。初めて出会った頃の青葉はどうだっただろうか。初めての会話はどんなものだったか。──思い出せない。そのときの僕は自分がちゃんと彼を担当できるのかで必死だった。
僕だけが青葉と会話ができる。
どうして僕なんだろう──三ヶ月経った今も分からない。
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