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知られたくなかった2
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耳に入ってしまった以上、後戻りはできない。変に隠してもしょうがないだろう。
「実はそうなんだ。中学のときの友達とルームシェアしてるよ。一応、親友ってやつかな。……あ、もちろん男だからね」
嘘は言っていない──はずなのに、話している間どんな顔で青葉を見たらいいのか分からなかった。目をそらし、必要もないのにテキストを開いてしまう。
「たのしいですか? 友達と暮らすのって……」
「うん。まあ、一人よりにぎやかでいいよ。料理じょうずでさ、そいつ。見た目は金髪ピアスでタトゥーもしててすごくチャラいのに、肉じゃがとかおでんとか茶色いおかずばっか出してくる」
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