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ガラスの靴2
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「んー。いますぐ脱がせてー、ぎちぎちに縛ってー、目隠しさせてー、後ろからガシガシ突き上げてー、アンアン鳴かせたくなるにおいー!」
「やめろやめろ……!」
冗談半分にファスナーをずりおろしてきそうな手をすぐさま振り払う。
「なんかすっげぇ良いことあったろ?」
「別になにも」
胸の奥ではドキリとしたが、知らぬフリを貫いた。
『良い』なんて一言じゃとても表せないことが起きた。なにもかもが現実味なさすぎる。実感が無さ過ぎて思い出すのも難しい。うっかり表情に出してバレてしまう危険はないだろう。
そのまま冷静でいろ──と自分に言い聞かせる。
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