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喉元の不快6
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悲しいわけじゃないのに涙がにじむ。
「ご、めん……なさ……」
こらえきれなくて、思わず目頭を押さえた。
その瞬間、聖は持っていた服を僕の脳天めがけておもいっきり投げつけると、部屋を出て行った。
「……っ、う。なん、だよ……、一体……」
聖愛用の紫色のパンツがムチみたいに頭を直撃したけれど、僕はもう怒れなかった。
怒りなんてこりごりだ。怒られるのも、怒るのも。
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