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そばにいてください2
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ためらいながらもチラチラと互いを見つめ、視線が重なるたび、「ふふふっ」と意味もなく笑い合ってしまった。
「ちょっと緊張するね」
「ぼくもです」
照れるように前髪をくしゃくしゃとかいた青葉からは、いい香りがした。
いつも彼の前を通り過ぎる度にほのかに感じていたやさしい香り。
整髪料や香水じゃない。きっと青葉自身の肌の香りだ。甘いような、あたたかいような──。
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