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そばにいてください11
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「あの……先生、どうしました?」
声をかけられてハッとした。
口の端からヨダレが垂れている気がして、慌てて指でぬぐう。
でも、青葉が指摘したのはヨダレじゃなかった。
「や、やっぱり……余計なことを……」
青葉はまだテキストの隅っこから僕の様子をうかがっている。
僕がいつまでも食べずに眺めているから『本当は食べたくないんじゃないか』と勘違いしているらしい。
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