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悶々と3
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「顔がだいぶ赤いぞ。おまけにさっきからずーっとぼーっとしている。じんましんが広がってきたんじゃないか」
「えっ……あ、そう、ですか?」
「青葉くんの授業は終わったんだろ? 今日はもう帰れ」
「でも……」
口ごたえしかけた僕の唇の先っぽに人差し指がつきつけられる。獣の内臓をえぐり出したみたいな赤黒い爪が光っている。
元ヤンはネイルの輝きに負けない鋭い眼光でこう言い放った。
「塾長命令だ。帰れ」
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