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群衆7
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「──青葉くんっ!」
僕は明るく叫んだ。
周りの人が一斉にこちらを振り返ったけれど、関係ない。心無い声にかき消されてしまわないように、できる限りの大声で彼を呼んだ。
「やっぱり青葉くんだっ! ラッキー!」
まるで子どもみたいに全力疾走する。四人組の間をすり抜けて、ぼう然とたたずむ青葉のもとへ。
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