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群衆10
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「途中まで一緒に帰ろっか。……あっ、その前にちょっと寄りたいところあるからついて来てくれる?」
導くように彼の肩にそっと手を置く。見た目よりも遥かに肉が薄くて、今にも吹き飛んでしまいそう。
「わざわざごめんね」
僕はへらへら笑いながら、青葉とともに反対方向へと引き返す。
青葉は足下を凝視したまま、決して顔を上げてはくれなかった。大人しくて陰鬱なオーラ。僕のためにシュークリームを作ってくれた青葉とは別人のように感じる。
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