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act.45 試しだ試し
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なんやかんや、1年だった俺達は大会に出たヤツも少なくて。
すぐに夏休みが迫りだした
前は来月と言ってた文化祭は今月。
俺らは何を出すんだって?
……それを今から話し合う。
『お前らちゃんとした案出せよー、いくら文化祭でも女子が居ねえからって調子に乗らないように。』
ここでレトさんがすかさず手を挙げて立ってから言った
『先生ここは劇でしょうやっぱり!』
『お前一人でやっとけー』
即却下されたレトさんの案。
次はこーすけが手を挙げて言った
『先生ーヒラが解剖ショーしたいって言ってます』
『まずはお前の頭を解剖しとけ、すげえのあるぞ絶対。』
自分で言えよと思いつつ、却下されたヒラの案
『キヨ、なんか無いか?』
『えー、俺?ガッチ先生のプライベート写真とかでいいんじゃね?』
まあそれから
クッキー屋さんとかお好み焼きとかお化け屋敷とか
ありきたりのヤツばっかで
『まだまともな案が出てねえぞ!考えてんのか!』
『最初のレトルトとかお化け屋敷とか一番マイナーなのでは?』
『一番ありそうで全員びっくりするやつがいいだろ』
うっしーの言う通りなんだけどガッチ先生がまず矛盾しかけてるな
『…フジは?』
『え、あー。劇とか良いなって思ったよ?』
『要するに劇が良いんだろ?』
『そ、そういう訳じゃ…』
俺も手を挙げた
『センコー、フジが劇いいってよ!唯一2票入ったから決定な』
『よしわかった!劇だな!』
『キヨくんそれ俺却下されたんだよ!?』
『全員の意見聞いて一番マシになったんだろ』
『そういう事なんや…』
『じゃあ次は何するかだな、何したい?』
またレトさんが手を挙げて立ち上がる
『先生!シンデレラはどうですか!』
『女役頑張れよ、他ねーか?』
『あはは、また却下されてる』
『あいつあれでも本気だからそんな事言ってやるなよ』
またまた長い議論をした結果
とりあえず白雪姫になった
『先生ー!白雪姫よりも小人がでかすぎです!』
白雪姫はとりあえずヒラ。
でもヒラの身長が小さすぎたのか、他のヤツがでかいのか。
いろいろ言いだしっぺのレトさんが余計な事を言って、
『キヨくんでかいからやればいいやん』
『は?』
『そーだよ!キヨすれば!』
『こーすけまで何言ってんだ!』
『よし!キヨやれ!』
ガッチ先生もうテキトーだろ
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『……。』
『きwキヨwくんww超似合ってるwwよw』
『ちっ……』
かったるい演技になる。
『キヨー!笑えって!棒読みかよー!!』
『はあ……』
まあでも嬉しい事に問題が起きた。
『先生!キヨがでかすぎて王子が小さいです!』
『嘘だろ!?』
へっ……俺の身長に感謝だな
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