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確認する俺たち〜修二〜
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華南「ごめんな」
何?!やめて!デカイ図体を丸めて謝らないで!!
華南「お前、良すぎてさぁ」
修二「喋るな!!」
修二が手で華南の口を塞ぐ。
華南が探るような目でその手を見た。
修二「お前恥ずかしいんだよ!隠せよ!!」
華南「平気?」
修二「何が?」
華南「触っても」
口に添えた手を指差して聞いてきた。
慌てて手を引っ込める。
華南「言いたくないこと聞いて、ごめん、俺、触っても平気?」
修二「だめ!」
顔が赤い、これじゃ否定になってない!!
華南「今は触るだけ、何もしないからさ、触っていい?」
修二「やめろ」
華南「修二」
修二「やめろって」
華南「呼んでるだけじゃん」
修二「だからやめろって」
華南「修二」
修二「お前、むつの所行ってろよ!」
華南「……」
しまった!
修二「…ごめん」
目が合わせられない、華南がどんな顔してるか分からない。デカイ図体がこっちを見てる。待ってるんだ。僕が目を合わせるのを。
なんだよこれ。
マキのせいだ。マキのせいでおかしくなったんだ!
僕が目の端で華南の様子を伺う、すると華南がゆっくり顔を近づける。思わず僕が目を反らすと、動きがピタリと止まった。
こいつ!!チッ!
華南の考えが分かって、思わずした舌打ちする。ギュッと目をつぶって、また開き、今度は正面から見てやる。華南と目が合うと、彼の手がそっと肩に触れた。
目を反らさずにいると、ふわりと抱きしめられ、背中をポンポンと叩いて、頭の上でつぶやく。
華南「ごめん」
なにそれ、さっきの質問に?それとも今してることに?
なんか疲れた。
僕は目を瞑って体の力を抜いた。
なんだか、ここにいる僕も、ここにいる華南も変わってしまった。
肌を合わせると、引きずられる、苦しい。苦しいよ。
きっとむつも…
修二の髪に、そっと優しいキスが落とされた。
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