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危険な俺たち〜修二〜
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近づく足音が止まった。
しかし、こちらの冷や汗は止まらない。
まだ見えてはいない、でも時間の問題だ…
ヤバイ!ヤバイ!僕ちゃん胸出てるし!下なんか丸出しだし!
お母さん!どうしてあんな目立つ色のカーディガンなんかお買い求めになったの!!確かに暗い紺の学校指定をダサイと言ったのは僕ちゃんですが!!見つかる!見られる!嫌だー!縛られちゃってるし!うーん!外れない!
マキは入り口の方の様子を見ていたが、修二の方を見てもう一度人差し指を口に当て、黙ってるように言われた、修二が、何を悠長に!!って睨むと、マキはふふっと笑って、何やらゴソゴソしだした。
ポケットから出てきたのは丸い物体…修二はそれが何か分かって顔を引きつらせたが、マキはそれを口に含み、唾液で濡らすと、修二の中にソレを押しが込めた。
修二「ッ…!!!!」
「?!、出てこないならこっちから行くぞ…」
異物感にわずかな痛みを感じ、置かれた絵に足があたり小さな音を立てたのを、山田先生が恐怖で後ずさる。
もうダメだ!こいつ楽しんでやがる!
ワイヤレスのバイブ突っ込んできやがった!
マキは変わらずヘラヘラして、近くの絵にかけられていた布を修二に被せる。
見えない!どうするつもりだよ!ってか埃っぽい…
マキ「その声は山田先生?」
マキは弱々しい声を出しながら物陰から這い出て行く。
何故マキは山田先生を知ってるの?
「君、そこで何してるんだ」
マキ「道具を取りに…でも急に目眩がして…吐きそう…」
「だ、大丈夫か?」
マキは床に置かれかカーディガンを握りしめて口元にあてる
先生が慌ててマキに近づいて、やさしく背中をさするが、マキは前のめりになって呻いた。
マキ「先生…トイレに…もうダメかも…」
「ま、待ちなさい!ほら連れて行ってやるから!がんばって!」
マキ「うっ…」
「待て待て!」
ーバタン
…。
それで?
僕ちゃんにどうしろと!!!!
キーンコーンカーンコーン
授業終了のチャイムが鳴り響き、廊下には生徒の気配で溢れた。
ドアは閉まっている、が、施錠されてないからいつ誰が入ってくるか分からない
助けを呼びたくても、この無様な格好がネックで呼ぶこともできない。
幸いやたらものの多いい美術準備室。
足は自由だから、そこいらのものを足で手繰り寄せればいいのだが、そこで一つのリスクが生じる…今自分にかかってる布をはがないと出来ないが…はぐと誰かが来た時隠しよううがない…そうして思案していたら、修二は急にビクビクと震え出した。
修二「あ!……ん…んん……」
あのバカ!スイッチ入れやがった!
微弱の振動感じる腰が落ち着かない、覆われた布で満足に呼吸ができず、息苦しくてもじもじしだした
…。
修二「ん…」
ーバタバタバタ!
ーガチャ!!
ブワッと嫌な汗が吹き出し身を縮めるが、これ以上小さくはなれない…
ひー!!誰!?誰か来たぁ!!
泣きそうな気持ちと、もどかしい刺激に挟まれて自分が静止できてるかなんてもうわからない
「うわ、くっさ!俺こういう匂い苦手」
「お前が廊下走るからだぞ!」
入って来た足音は2人。
声からして生徒のようだった。知り合いではない…
「山田先生なんてったっけ?」
「絵だろ?フルーツ書いてある」
「いや腐る程あるし」
「めんどーい」
マキ!どこ行った!
むつ…華南…僕ちゃん限界です…
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