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俺たちの恋心〜修二〜
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付き合ってからのむつは、よく眉間にシワを寄せてることが増えた。
とくに、イダテ達に絡まれた後、昨日と今日はずっと不機嫌だ…
原因の半分は自分にあるだろうと思っていたら、急に「話がある」なんて言われてギクリとした。
空き教室に2人で入り、鍵をかけ。
むつは唐突に僕ちゃんの聞きたくない言葉ベストスリーの残りの1枠をぶち抜いた!
むつ「修二はさ、すっげー前から俺が好きだったの?いつから?」
修二「え?えーーーー!?」
あまりに唐突の質問に、隠すべき心の悲鳴が口から飛び出した!
むつ「俺を避けるのは照れてんの?恥ずかしいの?」
何々!?なんでそんなこと聞くの?僕ちゃん分かり易かった?むつにバレるほど分かり易かった!?
うえーーん!!だから昨日帰りたかったのに!!クールダウンしたかったのに!!
修二「む、むつ?何?僕ちゃん避けてないし」
だ、ダメだ!顔が引きつる!!頑張れ僕ちゃん!!
むつ「避けてんじゃん」
修二「避けてない」
むつの眉間にシワが…
怖い…、最近不機嫌にそんな顔で見られてる。僕ちゃんは避けてるわけじゃなくて…今触られると…困ったことになっちゃうわけで。
むつ「じゃ、逃げるなよ、もっと触らせろよ」
修二「…むつ、ここ学校…」
むつ「お前が逃げなきゃこんなこと言わねぇーよ、恋人ならベタベタしたって構わないだろ」
うえーー!?どうしちゃったのむつ?欲求不満?昨日シなかったから?
でも昨日はむつが何もする気ないって、手をつないで寝て…
ううっ…、それで僕ちゃんは寝不足…
むつに背中向けてても、寝息とか…少しだけ触れる体とか、意識しまくっちゃって!だから今だってさ…
するといきなり、むつが修二の胸ぐらを両手で掴んで引き寄せ、唇に噛み付く、修二は一瞬固まったが、むつの強引さを拒まなかった。
やっぱり、こんな時に唇が触れるだけのキスとか…可愛いい…
ゆっくり唇を離され、修二の瞳が覗き込まれる。
むつ「俺、お前のこと、ちゃんと好きだぜ」
至近距離の告白に、驚き目を見開く。
え?えーーーーーーーーーーー!?
むつの言葉に跳ね上がった心臓が激しく脈打ちだし、なんだがクラクラする。
何?
恥ずい!
何?
好き?今?!
どうして!?今?
むつが変!!
え?そんな睨んで言ってこなくても!!
むつ「今までだって好きだからつるんでたし、マキのせいでセックスした時も気持ち良くて可愛いいって思ったりして、そりゃ最初はセックスって気持ちいいものなんだって思ったけど…」
むつが苛立ちながら話す内容は、むつが色々考えてくれてたってことだった…
今の自分には、むつにあれこれ言う資格がない…だって…至近距離すぎてドキドキしっぱなしなんだ…
むつ「………なんか避けるし、真面目に考えた俺がバカ見てーじゃん」
修二「…むつ」
ごめんなさい…避けてました。
むつ「お前の考える『好き』って何?『恋人』ってどんなん?好き合って、そばにいて、キスしたり、セックスしたり、そういうのダメな訳?好きなのに触れねーの?」
むつのもっともな言葉は、ドキドキしていた僕の心に、急に冷たい空気をもたらした。『好き』『恋人』その言葉が、ドキドキして幸せなことだけじゃないことを僕は知ってる、忘れたくても忘れられない、苦くて苦痛で絶望的な感情が湧き出す。
『好き』って何?『恋人』って何?…過去にその言葉を自分がある人物に向けたことがある。
むつもいつか…
修二「……むつ僕…、…僕ね…」
むつは、全部知らない…むつには絶対に知られたくない、それなら顔に出しちゃダメだ、考えちゃダメだ…今までみたいに隠しておかなきゃ。
華南にも気づかれて…これ以上知られたくない…
忘れなきゃ…
それから、言わなきゃ…、僕はむつが…
修二「…む…つ……………俺さ…」
むつ「だーー!イライラする!!昨日からのお前見てっとムカついてしょうがないんだけど!!」
修二「ッ…」
むつがイライラしてるのは分かってた、ウジウジうだうだハッキリしないのはむつか1番嫌いなこと、恥ずかしいからってむつを避けて…でもそれだけじゃなくて…
修二「……ごめん、むつ」
低い掠れた声が出た。
むつのそばにいると胸が騒ぐ、体が疼く。
むつや華南にエロばっかりって言ってたのに、むつと華南が禁欲しだしてから僕の方がおかしくなった。なんとか制御してたのに、華南が感じ取ったんだろう、むつに挿入させられて…むつの中は少し狭いけど包むみたいに暖かくて…華南の思惑どうりに僕は感情をコントロール出来なくなって…むつを見ると勃っちゃうようになって…
この暖かな感情が強くなればなるほど、つきまとう影に、僕は捕まりかけている。
それを誤魔化すために、修二はむつに手を伸ばす
修二「…触って…、触っていいから」
そのままむつの唇を奪った。
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