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俺たちの恋心〜華南〜10
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むつ「じゃぁ、脱げよ」
ソファーに座ったむつが命令口調で言った。
華南「え?なんで…」
むつ「うっせぇー!!黙って脱げよ」
相変わらず乱暴な物言い。
そんなむつも可愛くて好きです。
とりあえず言われた通り、立ち上がって服を全部脱いでみたが、むつは俺の裸を見るなり、眉を寄せ怪訝そうにしている。
むつ「…。」
華南「…。」
むつ「…なんで、もう勃ててんだよ」
華南「すまん」
興奮しちゃいました…、あの話の流れで「脱げ」なんで言われたら、期待するなって方が無理な相談だ。
むつ「これじゃ分かんないじゃんか」
華南「…萎えてなきゃ言ってもらえないのか?」
むつ「萎えてなきゃ確かめらんないからな」
俺の馬鹿!!貴重なチャンスだったのに!!
華南はがっくり膝をついてうなだれ、ソファーの上のむつがあぐらをかいて呆れ顔だ。
むつ「…おったてたまま落ち込むなよ」
華南「ほっとけ…」
むつが何か一生懸命考えて頬を人差し指でポリポリかきながら、頬が赤らむ。
むつ「…なんか…言えって言われてからだと恥ずいんだけど…」
むつが照れてる!!妄想が現実になりそうですよ!皆さん!!照れてそっぽを向いて尖らせてるその口!今すぐ食べちゃいたい!!
むつ「あのさ…、風呂…行く?」
え!?それは!お誘い!?
告白とお誘いが天秤に乗った瞬間、悲しくもお誘いがガツンと重力に従った。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
甘い空気を漂わせたむつと、風呂場に移動してイチャイチャ…
したかった。
ーバシャーバシャー
華南「馬鹿!つめてーよ!むつ!むつくーん!!」
風呂場に着くなり冷えた水のシャワーをぶっかけられて、ムードもへったくれもありゃしない。
むつ「うっさい!消毒だ消毒!!」
むつが納得するまで冷たいシャワーを浴びせられた後、椅子に座った俺を、ボディーソープタップリつけたスポンジで力いっぱい体を擦られる。
すっげーいてーけど、それがむつの嫉妬からくるものだと思うと、なんだが萌えちゃって、一向に収まらない俺の息子君…
むつの手で洗ってもらってると思うだけで、すでに先走りがすごいことに…
そんな元気でヤンチャ息子を見て、むつは呆れ顔だ。
むつ「お前、さっき修二とシたばっかだろ、なんでそんな元気なわけ?」
華南「…むつが触ってるからだろ?」
むつ「底なしめ」
華南「…ってか、そろそろ限界なんだけどな…」
むつ「は?まだ洗い終わってねぇーし、俺のまだ準備してねぇーよ」
華南「…むつのは俺がやる」
むつ「ふざけんな、大人しくしてろよ」
華南「えー」
むつ「ムカつく態度だ、口開けろ洗ってやる」
むつは手に持ってるスポンジをにぎにぎして泡立たせ、俺の口の前まで持ってくる、冗談って言おうとしたら、むつは意地悪くニヤリとした。
うお!本気!!
むつ「目ぇーつぶって口開け」
せめて歯磨きにしてもらいたかったが、今のむつにそんなことを願い出れば、きっと鉄拳が飛んでくるような気がした。
俺は諦め黙って目をつぶり、恐る恐る口を開く。
ーチュッ
想像と違った柔らかで温かい感触が下唇にして、そのまま舌で舐め上げられて口内に侵入してきた。
華南「んっ」
俺は驚きと嬉しさでうっかり押し倒したい衝動に手が出かけたが、押し止め、行き場のない両手が、むつを抱きしめることも出来ず震えた。
むつ「そうそう、今日は俺が全部やるから大人しくしてるんだな」
満足そうに俺を見下ろすむつは、今までで一番楽しそうに笑う。
積極的なエロいむつに従うのと、積極的なむつを押し倒してあえがせるの、どっちがより美味しいだろう?
そんなことを考えながら、俺はむつとのキスを深めていく。
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