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変化する俺たち〜華南〜
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シングルベッドに、男子高校生2人。
窮屈なはずなのに、とってもいい心地で眠れてる。
って言っても、寝たのは朝方だけど…
壁側の修二を背中から腕に抱いて寄り添いまどろむ…
修二の規則正しい寝息に満足感が広がり、いつまでもこうしていたいと思う、…ここにむつがいたら完璧なんだが…
ーカチャ…
誰かがドアノブを回した。
おそらく弟の北斗だ。開かないよ、鍵掛かってるし、それに、あいついつの間にか合鍵作ってやがった、だから鍵穴潰してやった、ざまぁーみろ。
しかし扉の向こうから聞こえた怒鳴り声は、北斗のものではなかった。
むつ「華南!!開けろ!!」
ええッーー!!??
あまりの驚きにベッドから落ちて腰を強打!
反射的に時計を見たら、時間はなんと朝の7時40分。早い!!なぜ!?
頭にハテナが飛ぶが、とにかく下着を付けて短パンを履く。鍵を回して、恐る恐るドアを開ける。
そこには、ご立腹のむつ様が鋭い目付きで俺を見た後、後ろのベッドに寝ている修二を見て、視線が俺に戻ってきた。
むつ「お前何で俺のエネマグラ持って帰ってんだ!!それになんで修二を持ち帰ってんだ!!」
華南「わ!!むつ君むつくーん!!」
あまりにデカイ声だったので慌てて口を塞ぐ、ムグッと声が詰まってむつが俺をギロリと睨んだ。
修二「ん…、むつぅ?」
むつ様の声に反応して、ベッドに寝ていた修二がのっそり起き上がり、掛けてあった布団がハラリと落ちた。
修二くん!全裸ですよ!!
昨日…じゃなく、今朝までの行為のせいか、気だるい色気を放つ修二にむつと2人して目を奪われる。
修二「…は…よぅ…」
まだ寝ぼけてるのか閉じた瞼をこすり、舌足らずに喋る。そしてさらりと肩にかかったキャラメル色の髪をかき上げた。
そこで俺はハッとする。ドアの前にはむつ以外に、兄貴の東紫(とうし)と、足元でしゃがんでドアから身を乗り出して中を覗く弟の北斗がいた。
華南「北斗!ハウス!!」
俺は北斗の首根っこを掴んでポイっと廊下にほおり投げて、ドアをバタンと閉じて鍵を掛けた。
鍵を掛けてる間に、むつはベッドの修二に詰め寄り、押し倒してキスして激しく舌を絡める。
修二「ふぇ?!んん!…んふ…んう」
華南「…なんで?早くないか?」
むつ「ん…、奏一さんから電話来た」
華南「え?なんて…?」
泊りの許可はとったんだけどな?
むつ「こないだ、学校サボったから、モーニングコール、でも修二出ないから俺のとこ来た」
むつは不機嫌に言いながら、修二をまさぐり、もう抵抗する力の無い修二はされるままだ、むつはさっきまで俺が入ってた修二の蕾に指を差し込む
修二「ぁ…あ…ひゃっ!」
むつ「奏一さん俺が一緒にいると思ったんだよ、ってかお前、まだ中ヌルヌルじゃん、何時までヤってたの?」
グチャグチャと中をかき回し、修二の腰がビクビク跳ねる。
修二「んあ…ムリ…ヒッ……むつぅ」
むつ「いったのか?何回いったんだ?」
修二「ぁ…ぁ…ない…分かんな…」
エロい!!もう体力の無い修二を攻めるむつさん鬼畜でエロい!!
むつ「俺には言えねぇーのかよ!!」
むつの言葉に、とろけてた修二の瞳が恐怖に見開かれ、俺を見た。
え?何!?昨日のこと?ないない!俺言ってないし!!
首をブンブン振って否定する。せっかく昨晩開きかけた修二の心の扉をこんなに無残に閉じさせるようなことはしない。俺だってそこまで馬鹿じゃない。
修二の怯えるような反応に、むつは眉間にシワを寄せ、さらに不機嫌になる。
むつ「華南!おれのエネマグラ使って何回修二に好きだって言わした?!」
華南「は?」
修二(え?)
ああ…、そっちか…、エネマグラ使ってないし。
華南「使ってないよ」
むつ「あ?修二に、好きだって言わすために持って帰ったんじゃねぇーの?」
華南「違う違う、むつに使おうと思って」
むつ「は?俺オモチャ嫌いだって言ってんじゃん」
むつが嫌そうにこちらに向いて、修二から手を離す。
華南「使ってみなきゃ分かんねぇーじゃん」
むつ「キモイっつってんの」
そうして、俺とむつが言い合ってると、修二が床を這って着替えを拾い、ワイシャツを羽織ってズボンとカーディガンに手を掛ける。
むつ「修二、着るだけ無駄だ」
修二「ぅえ?」
むつ「俺が今から相手してやる」
修二「ま、間に合ってます」
ワイシャツ1枚の修二がヒクッと喉を引きつらせ、着替えのズボンとカーディガンを握りしめて角へ逃げる。
むつ「そうか、華南のエッチテクで満腹か?俺だって上手くなってるんだぞ!ぜってぇー好きだって言わせてやる」
わお。よく分かんないけどむつ君エッチテクで修二をギャフンと言わそうとしてるのか?素直に好きだって言えばむつになら修二は直ぐ落ちそうなのに…。ってか、いくら修二でも今の状態なら口割るかもな、なんせ昨日からヤりっぱなしだし…。
足をむつに掴まれた修二が、涙目で俺に助けを求めてきた。だから俺は口パクで答えてやった。
華南(あ・き・ら・め・ろ)
修二は悲痛な表情でそのままむつに押し倒され攻め立てられた。
さて。登校時間まで後30分。
軍配はどっちに上がるやら。
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