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調教師と俺たち
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アロマを炊いてると言われても全くわからない。
深呼吸してみて、ほんのり臭うかなぁ?くらい。華南の匂いだと言われればそんな気もする。
マキ「こんなちょっとなのに気付くんだ、修二は匂いにも敏感?」
修二「また、変なもん混ぜたやつなんだろ」
マキ「やだなぁ、普通のアロマだよ。リラックス効果のあるやつに華南の香水ちょこぉーっと混ぜただけ、だって修二臭いんだもん」
修二「ッ!…」
むつ「臭い?」
マキの言葉に、修二に近づきすんすんと匂いを嗅いでみる、洋服からわずかに煙草の匂いがした。
修二「…店の喫煙者の移り香だよ」
マキ「あははっ」
マキは笑いながらわずかに目を細めて修二に近づき、自分の人差し指を修二の唇にそっと添える。
マキ「嘘は嫌い」
修二「…」
マキ「俺、鼻いいよ。匂い消しで飴とか舐めたんだろうけど、そう簡単に消えないよ?なんか嫌なことでもあったの?」
その言葉に、俺は嫌な予感がした。
修二は最近も突然煙草の匂いをさせて現れたことがある。
俺たちは時々吸ったりしてたが、2年の時谷崎に見つかり、奏一さんに怒られてからは吸ってない。
だから、なんだかヤバイ予感がした。
むつ「修二!ちょっと座れ!」
修二「…うん」
修二はその場に正座して。隣にいたマキも、一緒に正座して座った。
俺もなんとなく正座して、正面から修二を見つめた。
むつ「お前に、話さなきゃいけないことがある」
修二「うん」
修二の表情はいたって穏やかだ。
俺の予想が外れたら、今言うのは見切り発車になる、でも、俺の予想が当たってたら、これ以上黙っていたらもっと凄い惨事になりかねない。
むつ「俺、ちんこ勃たなくなった」
ハッキリ言った。聞き間違えようが無いほどハッキリ言ってやった。
しかし修二の表情は穏やかなまま、表情を全く動かすことはなく、口を開いた。
修二「…知ってる」
シーンと静まってるこの部屋でやけにハッキリと響いてきた。
修二は表情を崩さない、穏やかな表情のまま俺を見つめ返す。
やっぱり!!
マキ「あれ?知ってたの?」
むつ「いつから!?」
修二「…ん?…んー、一昨日谷崎の家に駆けこんだ日、むつが僕と一緒にいて急にトイレ入ったよね?」
なっにーー!!初めっからじゃんか!
むつ「違うぞ!!お前のせいじゃないぞ!!これは俺の問題だ!!」
修二「しかたないよ」
表情を崩さない修二は返って怪しい!
何が仕方ない!?どこが仕方ない!?俺にとっては大問題だ!!チキショウ!!俺のバカ!何で隠せなかった!っていうかあん時言っとけば良かったのか!?いや駄目だろ!!
修二は静かな眼差しでこちらを見ていた。
駄目だ!
俺は咄嗟に、修二の胸ぐらを掴んで唇にかぶりつく。
驚いた修二が仰け反ろうとしたのを、片手で抱え込んで、引っ込んだ舌を追いかけて舌を絡めた。修二の舌は煙草の味と甘い飴の味がする…
修二「んん¨!?ん¨ーー!!」
逃がさないようにギューっと抱きしめて、息が苦しくなるまで口を離さなかった。
修二「ぷはぁ!…はぁ…む」
むつ「ふざけんな!俺はお前が好きだ!好きだから勃たなくなったんだ!!」
ずずしい顔していた修二が、俺にキスされて真っ赤になって表情が崩れたところへ畳み掛ける。
まだ治す手立ても無い、でも、〝修二の過去を聞いて勃たなくなった〟とか、〝修二に性欲がわかなくなった〟なんて思われたくない!修二にバレてるなら、全部ぶちまけて、アヤちゃんからの受け売りを並べるしかない!そもそも隠そうとした俺が悪かった。俺は隠し事が超絶下手だった。
むつ「それにショック受けてんのは俺だ!勃たないし、お前に疑われるし、ふにゃチンなんてかっこ悪い!気持ちは欲情すんのに、勃たなきゃイけやしないし!華南に手伝ってもらったけど、イくのすっごい大変で、すっごい疲れたし!」
マキ「イけない訳じゃないのか…」
むつ「お前が酷い目に合わされて、胸んとこゾワッとして、俺もお前に酷いことしたんじゃないかと思うと、申し訳なくて。好きだから酷いことはしたくねぇ!こんなに悩んでるのにお前に気持ちまで疑われたら、俺どうすりゃいい?インポの人間は人を好きじゃないっていうのか!?」
修二「むつ…落ち着いて」
むつ「落ち着けるか!エッチ出来なくてもいいじゃん!一緒にいられればそれで…それともアレか?エッチ出来なきゃ駄目か?」
修二「むつ、あのね…」
マキ「ダメだよね、エッチ出来なきゃ、ね?修二♪」
俺と修二の間ににこやかに顔を出し、茶々を入れてきたマキは、反論しようとした俺の口をべチンと掌で塞ぐ。
修二「マキ!邪魔しないでよ」
マキ「何で?むつが勘違いしてるみたいだし、修二が言いづらそうだから代わりに言ってあげたんじゃん。キスだけでこんなになってるのに…」
修二「ぎゃぁっ!!」
マキが言葉の途中で、俺と修二の間に手を突っ込んで、修二の膨らんでる息子をガシッと鷲掴みした。
マキ「ね♪」
修二「痛ッ!」
むつ「ぅオい!手を離せ!!」
マキの手を引っこ抜いたら、マキはスルッと修二の後ろに回って、修二にキュッと抱きつき肩から顔を覗かせる。
マキ「やだぁ〜、触るぅ〜。むつが触らないなら俺が触っちゃうもんね♪」
むつ「はぁあ!?俺がいつ触らないって言った!!バリバリ触るし!!」
修二「ちょっと!2人とも…ちょっ!」
修二の後ろに回ったマキは、あっという間に修二の服のボタンを外し、胸をはだけさせた。
マキ「むつ君は誤解してるよ」
むつ「は?何を?ってか修二を離せ!」
マキ「修二の体は、むつ君に触られて喜んでるんだよ?」
修二「ッ!」
マキが右手で修二の胸を撫で、いつの間にか開けられていたズボンの中に入ったマキの左手が、修二のものを下着の上から揉むように握り込む。
マキ「むつ君がしてきたことは酷いことじゃないよ。だってほら…」
思わずマキの言葉を聞いてしまい、マキが修二の胸を撫で、股間をなぞったのを見てしまった。
マキ「僕が触ったら萎えちゃった♪」
むつ「は?」
マキが急にお茶目に笑った。
確かに、マキの手の中の修二のものはシンとしている。
マキ「むつ君触ってみて」
修二「ちょっ…」
マキ「シッ!誤解されたまんまじゃ困るの修二でしょ?」
修二「グッ…」
マキの言葉に押し黙った修二。どうやらマキの言ってることは、見当違いでは無いよう。
俺は恐る恐る修二の左胸に指を触れて這わせた。
修二「ンッ」
ピクッと修二が反応して目を逸らす。
俺が恐る恐るだったのがダメなのか、マキがもっとちゃんと触れと急かしてきた。
俺は修二の様子を見ながら、左の胸の突起に唇をよせる。
修二「…あっ…」
ヒクンと震えた修二の胸元が、みるみる染まって行く。
むつ「気持ちいい?」
修二「…」
マキ「ほらほら修二、教えてあげないとぉー」
マキが意地悪くほくそ笑む。
修二は顔を真っ赤にして答えた。
修二「くすぐったい…」
マキ「ほらほらむつ君、もっとがっつりいじってあげなよぉ」
マキに促されるまま、目の前の修二の胸に吸い付き、反対側を指で摘まむと、ビクッと修二が仰け反る。
修二「んっ…んぁっ…」
修二の下着は大きく持ち上がり、ふるふる震えていた。
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