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俺たちを壊す媚薬〜修二〜9
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はぁ、はぁ。
熱い…
苦し…
時間がたつに連れて、疼きと熱で体は言うことを聞かなくなっていく。体中熱くて力が入らず、マキに好き勝手仰向けに縛られた。
ベッドヘッドに腕をひとまとめにしてレザーの枷をはめられ繋がれた。
足にも枷がはめられ、M字に開くように膝を棒で固定している。
わずかな時間で全てを済ませ、僕の顔を覗くマキは、少し真剣な顔で僕の瞳を見つめる。
マキ「中和剤が効いてないなぁ、やっぱり改良前の間に合わせじゃダメか…、仕方ない」
ま、間に合わせ?
人の体だと思って、実験に使ったの?マジ怖い、マジあり得ない!
僕の心情なんかお構い無しのマキは、ポーチの中から何やら楽しそうに色々出し始めた。
マキ「百目鬼さん、電気暗くしていい?」
百目鬼「どうするんだ」
マキ「修二君は緊張しぃだから、リラックス出来るようにアロマを炊くんだ」
アロマ!?出た!また、華南の香水混ぜる気だ!やだ!あれ使われたら、意識を保ってる自信がない。
僕がマキを睨むと、マキは、僕の言いたい事が分かったのか、楽しそうに笑う。
マジあり得ない!マキのやつ本気で僕ちゃんをヤるつもりだ!!
百目鬼が部屋の照明を落とし、薄暗い月明かりと、アロマ用に炊いたロウソクの炎だけになり。百目鬼さんの姿は見えなくなった。
僕には、目の前のマキの存在がぼんやり見えるだけだ。
マキ「ふふ、これで集中できるね」
妖艶に微笑むマキは、月明かりに照らされて、一層怪しさを増していた。
もしかしたら、マキが助けてくれるかも…と、淡い期待もあったが、マキッてやつはおそらく、我関せずなんだ。百目鬼側でも、僕ちゃん側でもなく、楽しんでるんだ…
左膝にキスを落とされ、それだけの刺激に仰け反った。マキは満足そうに僕を見下ろし、妖しい瞳を細めて太ももを舐め上げる。
修二「んぅ…んん¨ん¨!」
マキ「すご〜い、蓋してるのに蜜が漏れてきてるよ」
修二「ふぅッ…ぅ!…はぁッアア!んア!」
先端のプラグを舌先で弄られ、プラグの周りから透明なものがジワッと溢れて、貞操帯を伝って垂れ落ちる。
もう…無理……。
もう…もたない…。
意識が快感に飲まれて朦朧とし出した…
ーリンゴ〜ン♪
その時、部屋の玄関のチャイムが鳴る。
百目鬼さんの声がどこからか聞こえてくる「誰だ?」って、身に覚えの無い様子だ。
…ハッ…
あ、あに…兄貴…?
突然の来客に意思を取り戻す。
期待と緊張感に包まれて、玄関方面に視線を向ける。
マキ「あっ、来た来た♪」
修二「な…に…?」
マキ「泉が来たの、僕、自分の使ってる道具じゃないと嫌だからね♪」
あっそ…。
期待は一瞬にして砕かれ、楽しそうにしているマキに、さっきっからため息しか出ない。
僕は一体こいつにどんな風に調教をされて、一体いつ解放してもらえるんだろう。もしかしたら、このまま躾けられて、百目鬼の元に戻されるのだろうか…、それとも、マキのオモチャにされるのだろうか?
もう、思考は諦めに傾いて、笑うしかない。
マキ「修二、ちょっとごめんね」
そう言ってマキは、僕にアイマスクを付けた。部屋を薄暗くしたのに、なぜさらに目隠しが必要なのか分からないけど、マキは、アイマスクを付けると、ウキウキした様子で、ベッドから離れた。
遠くで、玄関の開く音がして、マキがヘラヘラ笑って来客を迎え入れる。「ご苦労様、泉。入って入って♪」
って、誰!?入ってくるの!?
何かなまえ聞いたことある気もしたが、それより、僕のこの格好を見られるのかと思うと、恥ずかしくて悲惨極まりない。
泉「…ッ!」
寝室に入ってきた泉が、息を飲んだのが聞こえた。
そりゃそうだ。僕ちゃん全裸で股おっ広げてるもんね…。もうやだ。
百目鬼「そいつは?」
目隠ししている僕には、泉の姿は見えなくて、情報が欲しくて彼らの会話に耳を傾ける。
マキ「この人は、泉。僕の監視役兼攻め師、今日は道具を運んでもらったの、後、せっかくだから、助手になってもらう」
泉「…」
百目鬼「なんだ、1人じゃ出来ないのか、修二に複数はやめた方がいい、さっきパニックを起こした」
マキ「ふふ、誰のせいなんだか。言ったろ?貴方のやり方が間違ってるの」
百目鬼「ッ…」
マキ「それと、修二の貞操帯外してよ、今の修二にあんなのつけてたら気が狂っちゃうよ」
百目鬼「うるせぇ、さっさと始めて泣かせてみろよ、そしたら外してやる。まぁ、無理だと思うがな」
マキ「ふーん、じゃあ隅で座っててよ、キッチリ躾けてあげるから、躾けてる間は何があっても絶対邪魔しないでよ?」
百目鬼「上等だ」
会話が終わると、マキはベッドに腰掛けて、何やらトランクを開けた音がする。
マキ「怖くないよ修二、泉は攻めのプロだから、僕より修二を気持ち良くしてくれるよ♪」
それはなんともありがた迷惑な話だ。
マキはゴソゴソ鞄を漁ってから、色気たっぷりの艶声で楽しそうに囁く。
マキ「修二は知ってる?男もね、気持ちいいと後ろが濡れるんだよ?」
修二「は?」
マキ「気持ちいいと、腸粘液っていうのが出てきて、ぐちゃぐちゃに濡れるんだよ♪おかしくなる位気持ち良くしてあげるね♪」
絶対にお断りしたい。
おかしくなったら、マキか百目鬼のオモチャになるのは目に見えてる。
でも、残念ながら、僕は逃げられない。
誰かの手が、僕の膝に触れ、僕はビクッと恐怖で硬直した。
マキ「ふふ、僕だよ。覚えて」
今までのことを考えると、いきなり色々されるのかと思った。でも、マキは、泉と一緒になって僕の体を撫で回す。
マキ「左側が僕。右側が泉。ほら、覚えて、今の修二の左胸を撫でてるのが僕の手」
媚薬で、訳分かんなくなり始めてる僕には、今更なこと、マキは、まるで覚えこませるように、何度も説明しながら撫で続ける。
線の細い柔らかなタッチで触れてくるマキの手は、むつの手とも華南の手とも違う。
マキ「今、修二のうなじを撫でるのは、泉の手だよ」
マキより、少し大きい泉の手は、ゴム手袋がつけてあってあまり感触は良くない、でも、どっちがどっちの手か、はっきり分かるのはアイマスクをして相手が分からない僕には助かるかも。そして、マキの言ったとおり、泉はまるで見えるみたいに、僕の弱いとこばかり触ってくる。もう、たまったもんじゃない。
修二「ッ…んん!…ぅッ…ふぁあっ、あっ」
泉の手が触れるたび、体がビクビク跳ねる。
マキは、硬く閉じようとする蕾を弄り、指を一本差し込んでゆるゆるほぐす。
修二「あっ、やぁ…マ、マキ…やめて…」
マキ「うふ♪可愛い声になってきたね。おねだりも、上手」
修二「あっ!…ひ、人の話を…き…け…」
だ、誰がおねだりしてるって?
やめてくれって言ってるのに、相変わらずマイペースなやつ!
マキ「じゃあ、おねだりされたし、そろそろ次行こうか」
修二「し、してない!」
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