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俺たちを壊す媚薬15
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修二「えっ?…な…なに?…なんで…??」
混乱する修二が、震えながらもう一度入り口に立つ人物を見る。
薄明かりでは背格好は確かに似ているように見えた。
しかし、近づいて明るい場所で見る長身の彼は、ブーツを履いて底上げしていて、体格は肩幅はあるが華南より細身、立ち姿には品の良さを感じ。何より、顔は全然違う。
華南と間違えようがない。
それから、恐る恐る、自分を掛け布団ごと抱きかかえた人物を見た。
普段のオールバックではなくて、いつもは上げてある長い前髪を下ろし、眼鏡をかけた華南が、自分を抱きしめている。そして、修二を抱えている手には、泉がしていたはずのゴム手袋がしてあった。
泉だと思っていたのは華南?
夢でも見てる?いつの間に?
でも、現実に今、修二を抱きしめているのは、確かに自分の知っている華南だった。
修二「…か…なん…?」
震える声で確かめるように名前を呼ぶと、百目鬼を睨みつけていた華南は、修二に優しい瞳を向けた。
華南「そうだよ、もう大丈夫だから。時期に薬も抜ける」
鼓膜を震わす大好きな声…。
そして現実と教えてくれるように、抱いてる腕がさらに強く抱きしめてくれる。
確かに、修二の知っている橘華南だった。
修二「…いつ…か…ら…?」
華南「初めからだよ」
修二「…」
初めから…?
華南「マキに道具を届けたのも、修二に触れたのも俺だよ。暗がりで泉だと紹介されたのは泉になりすました俺だったんだ。俺を信じて修二」
初めから…華南だった…?
やっと状況が見えてきた。
すると本物の水森泉がため息交じりに呟く。
泉「あれほど口を聞くなと約束したのに、早々に修二さんに話しかけるし、それに仮にも僕に変装してるのに言葉使いは悪いし…。こちらの金髪の狂犬は、乗り込むタイミングも守らないし…、解毒が済んでからだと言ったのに…」
泉の小言に、マキは苦笑いする。
だが、言われた方の華南とむつは、全く反省の様子はない。
百目鬼「…そうゆうことか…」
百目鬼は全て察したようにマキを睨む。
修二は半分理解したが、熱で頭がぐるぐる回り、うまく考えがまとまらないし、体の震えも収まらない。
マキ「ふふ、ごめんね百目鬼さん。持ってきた中和剤は本物だったんだけどね、やっぱり最新用のじゃないから効かないみたいでさぁ、先生も手に入らないだろうって言ってたし、そうなったら、本来の方法で中和するしかないじゃない?」
まるで答え合わせを楽しんでるように語るマキに、百目鬼は低い声で唸った。
百目鬼「精子か…」
マキ「そうだね」
この媚薬は、体を強制的に発情させ、その疼きは、誰かに中出ししてもらい精子を摂取するまで、発情して気が狂うほど乱れる強力で危険な薬。
百目鬼は、裏モノのヤバイ媚薬であると分かっていたが、そこまで詳しくは知らず、舌打ちした。
百目鬼「何故それを俺に教えなかった」
マキ「中和する方法が中出しだって言ったら、百目鬼さんは修二をヤっちゃったろ?」
百目鬼「…ああ」
マキ「それは困るんだなぁ、僕が百目鬼さんに依頼されたのは中和剤の配達。そのあとは素直にさせる調教。でも、その前に別の依頼を受けてる」
マキがニッコリ微笑む。
マキ「『修二を探し出し無傷で助け出したい』ってね。そうでしたねご主人様」
マキがご主人様に振り向くと、そう呼ばれたむつは不機嫌に返事した。
むつ「どこが無事なんだ」
マキ「しょうがないでしよ、貞操帯は予想外だし、修二の状態に華南がなかなか勃起してくれなくて、俺困ったんだからぁ〜」
むつ「どこが困ってんだ、お前の喋り方真剣味が無いんだよ!」
マキ「え〜、むつ君知らないんでしょ、コックリングを勃起したペニスから取るには、病院行かなきゃ外れないよ?、媚薬でラリった修二を世間に晒したいの?」
修二「ッ…」
むつ「ぐッ…」
ヘラヘラしながら、的確な事を言うマキに、むつは言葉を無くし押し黙る。
修二「どうして…、僕が攫われたの…分かったの?…まさか…兄貴?」
華南「…、奏一さんは教えてくれなかった。昼間俺も襲われて奏一さん仲間が助けてくれた。でも、その後、その人達が慌しくいなくなって、明らかにおかしかった。俺を襲ったやつらが俺の名前を知ってたこと、奏一さんの様子がおかしかったこと。だから、谷崎にカマをかけた。『修二が公衆電話から連絡してきて助けを求めてる』って。そしたら、血相変えて奏一さんが電話に出た」
修二「…」
華南「全部聞いた。修二がチンピラに攫われたのを知って、マキに電話した。前チンピラに絡まれてたマキなら奴らの事を知ってるかと思って。その時『助ける協力をしてくれ』って頼んだ。でも、何も分からず1度電話を切った。でも、直ぐに折り返しがかかってきて、『仕事が入った、今から泉を迎えによこすから、合流していい子にしてろ、仕事の邪魔をしないなら修二に会わせてあげる』ってマキが」
百目鬼「うまい具合に、俺が中和剤の情報を求めて先生様に電話したのか…」
マキ「まぁ、そういうこと♪。依頼は順番だからね♪」
マキは、その場の空気にお構いなしに、かわい子ぶりっ子で百目鬼に答え。
百目鬼は、修二と再開してからの事を思い返して、運は、1度も自分に味方しなかったと落胆した。
華南「百目鬼さん、修二を助け出してくれてありがとう。修二の本音は聞いたろ?あんたが少しでも修二を大事に思うなら、後のことは俺たちに任せてくれ…」
百目鬼「…」
電話で聞いた、百目鬼を全く恐れない、意思の強い真っ直ぐな声。
百目鬼「お前も俺を殴りたいんじゃないか?…」
むつ「殴りてぇーに決まってんだろ!」
華南「むつ」
むつ「…」
百目鬼「…」
華南「修二は、あんたを恨まないと言った。だから、俺もあんたを恨まない。修二を傷つけて、トラウマを与えたのはあんただが。あの時の修二を支えたのは確かにあんただった」
百目鬼「………」
華南の瞳に、百目鬼は、目を細める。
むつ「修二、震えてる…。寒いのか?」
修二「…ぅ…ううん、…あ…つい…」
むつ「真夏に布団に包まるからだよ」
マキ「バーカ、薬が残ってんの。さっさとヌいてやって、孕むくらい中出しして薬抜いてやんなよ」
むつ「あっ、そっか。修二こっち向け」
修二「…ぅ?…ンん¨!!?」
ぼーっとしていた修二の唇に、むつが噛り付くように口づけして、布団を剥いだ。
華南「む、むつ!?」
薬も回っていて、修二の抵抗らしいものはなく、力無くバタバタしているだけで、むつに口の中を舐めまわされて、胸を弄られ、体の力が抜けて華南の腕の中からずり落ちて行く。
修二「んん!…んぅ、ん、ふァむ…ぅン…んー!んー…ッん¨ん¨ーー!!!」
キスして数秒で、修二はビクビク痙攣して、1度も下には触れてないのに絶頂に達した。
マキ「今…とは言ってないんだけどなぁ…、ってかキスだけで?」
修二「ふあっ…はぁはぁ……まって…ぁっ、まってむつぅ…あっ…むぅつぅ…まっ…」
さらに続けようもするむつに、真っ赤になって修二が止めるが、むつが止まるはずない。
むつ「フェラしてやるよ」
修二「ム、ムリ!またおかしくなっちゃう!」
むつ「なれば?」
修二「む…ひィア!?ァあ!やぁん!あー」
修二(ここで!?ここでなの!?まって!むつくん!感じすぎてとんじゃう!!お願い!まってぇ〜)
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