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夏休みな俺たち〜むつ〜
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俺は、
世の中の、普通にデート出来てるカップルをマジで尊敬する…。
何故尊敬するか?
デート中、可愛い恋人を見て、ムラムラして襲うなんてことしないからだ。
恋人が可愛すぎたり、エロかったりしたら、いったいどうやってそのムラムラをやり過ごすのか、是非聞いてみたい。
初めての旅行、初めてちゃんとしたデート。
久々に外で遊んで、すっげェー楽しいけど、
ドキドキしてめっちゃ困る。
外だから、別にベタベタしてる訳じゃない。ってか、もっとベタベタしたいけど、せっかくいい感じで修二が楽しそうだから、変に抱きついたりして修二を困らせたくねぇし…。
そんでもって、華南は、ウエルカムな感じでエロい空気ダダ漏れだけど、まぁ、それはそれ。
男同士ってこういう時、抱きしめたいとか、手をつなぎたいとか、色々と我慢しなきゃなんないから、溜まる。…なのに、だ…。
いい感じに笑う修二がめっちゃ可愛いし
隣で無防備に寝ちゃったりするし
濡れたTシャツって、水着より返ってエロく見えたりとか…
華南は海の中で変に半端に触ってきたり
やたらチラチラ見てきたり
髪をかき上げる仕草がエロかったり…
とどめは修二の耳打ち。
修二『…お礼は、あ、あとでいい?』
恥ずかしそうに耳打ちするなー!!
もっと普通に言ってくれー!!
気分は理性と言う名のちゃぶ台をひっくり返す寸前だぞ!チキショーが!!
華南も華南で、止めてくれりゃいいのに…
華南『俺とも一回キスしよう、俺だけ仲間はずれ?俺にもキスして』
って、エロい声でキメっキメでカッコつけて、修二のスイッチ入れるなよ!
我慢できずにキスした俺って超かっこ悪いじゃん!!
ずりぃーんだよ!
あー、チキショー!まだまだ全然大人のエロテク足んねぇー!!
早く修二をメロッメロにしてーのに!!
そもそも、いつになったら修二は甘えてくれるんだろうか?
修二「すっごーい!露天風呂付いてる!」
旅館にたどり着くと、すぐに部屋へ案内され、通された部屋に、修二が感激した。
むつ「部屋付き露天の方が楽だろ?」
華南「建物が古い感じだけど、露天は綺麗だなぁ」
むつ「去年取り付けたらしいよ」
修二「むつ凄いね、むつが選ぶからどんなのになるかと思ってたよ」
華南「俺も」
はは、マジムカつく言い草だが、反論は出来ない。
なぜなら、この旅館を見つけたのは、何を隠そう俺のクソ姉貴の紬(つむぎ)
俺も色々と調べたんだ、だけど、宿泊施設とかって全然分んないし、修二や華南に聞くより、経験者に聞いた方がいいかと思って、すっげェ嫌だったけど、姉貴に聞いてみた。
華南に聞けば分かったろうけど、カッコイイとこ全部華南に持ってかれたくなかったし。
盛り上がる姉貴に散々付き合わされて、でも泊まるとこはちゃんと相談に乗ってくれて、
部屋付き露天だけど格安で、ご飯の美味いところ。口コミってやつを読んで、決めた。
露天にテンション上がった華南が、早速服を脱ぎ出す。
華南「なぁなぁ、入ろうぜぇ」
修二「…」
華南の言葉に、修二がジトッと華南を不審な眼差しで見つめた。
華南「あはは、やだなぁ修二君、潮水でベトベトでしょう?」
むつ「…3人一緒が嫌なら順番に入るか?」
修二「……3人で…入る…」
ッ!
そういうところ!!
そういうの、伏せ目がちに言うな!
なるべく修二を見ないように服を脱いでると、華南が笑う。
華南「あはは、修二と並ぶとむつが結構焼けたの分かるなぁ」
修二「本当だ」
隣で脱いでた修二が、自分の腕と俺の腕を比べてる。修二は日焼け止め塗ってたから、白いまま、俺は何も塗らなかったから、焼けて茶色っぽくなってた。
華南「あーーー…」
華南が俺たちを見ながら、いやらしい声を出して、鼻の下を伸ばした。
むつ「なんだよ…」
華南「むつの焼けた水着の跡、エロい…」
むつ「…修二、2人で入ろうぜぇ」
修二「そうだねぇ♪」
華南「あっ!ごめん!ごめんなさい!」
俺と修二が仲良く風呂場に入って行き、華南が慌てて、追いかけてきた。
風呂は、体を洗うところは室内で、ガラス張りの外が露天だ。
まだ5時前なので辺りは明るい。
俺たちは、潮風や砂の残る髪を洗い、旅館で販売されているらしい緑茶石鹸っていうので体を洗った。
緑茶石鹸は、お茶のいい香りと、洗い終わった肌がスベスベしていて気持ちよかった。
3人で露天に浸かる。
華南は丸出しだけど、俺と修二はタオルを腰で巻いて入った。
海ではしゃいで疲れた体に温泉がしみるようで、3人してジジイみたいにハァーって長いため息を漏らした。
むつ「ははっ、ジジイみてぇ…」
修二「気持ちぃー」
華南「海で冷えたから丁度いいな」
修二「うん」
華南「あー、腹減ったぁー」
華南がお腹をさすって、お湯の中に肩まで浸かる。
むつ「ご飯のうまいらしいよ」
華南「むつ様様だな」
華南のちょっと大きな手が、俺の金髪をわしゃわしゃ撫で回す。
頭を撫でられるのはあんまり好かないから腕を掴んで睨もうとしたら、華南の顔が急に近づいてきた。
華南「すっげぇー、楽しい」
その顔!ぜってぇー自分はかっこいいって分かってる顔でいい声使いやがって、ズルいんだよ!
むつ「華南…まだ…」
華南「分かってるよ、でも、誰も見てないから」
華南が俺を抱きしめて、おでこにキスしてきた。それからやっぱり唇に降りてきて…
華南「計画してくれてありがとう」
唇が重なった。
むつ「ん…」
軽い口づけに物足りなさを感じてしまう。
華南はそれが分かってニヤついた。
チキショー、余裕…じゃん
華南「なぁ修二、修二は?」
修二「ッ!…ぅ…楽しい…よ」
華南がニヤついたまま修二にそう言うから、華南の狙いに修二が気がついて、困り顔。
華南につつかれ修二が俺のそばに来る。
修二「…むつ…今日は…ありがとう」
華南に即される形で俺に近づき、修二は、真っ赤になって、目をつぶり。俺のほっぺに、そっとキスしてきた。
ーチュッ
火照り始めた俺の頬に、修二の柔らかで少し冷たい唇が触れた。
俺は、
マジで、
夜まで理性が持つ自信がない…。
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