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夏休みな俺たち〜修二〜
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シマ「マキ様!」
マキ「今は様付けはいらないなぁ〜」
シマ「はい、あの!良ければアドレス交換しませんか!」
マキ「うふふ、僕は気に入った子じゃないとそういうのしないんだー。また会いたいなら事務所に連絡して予約取ってね♪」
マキが不敵に笑って、シマ名刺を渡した。
事務所!?予約!?
何々!?マキって何者!?
しかも今は様付け要らないって事は、様付けで呼ばせてたって事だろ?…。
シマは倉庫でマキに捕まった後、鞭使ってそういう風に調教されたってことだろうか?
僕たちが媚薬使ってオモチャで調教された時のことを思い出し、ゾッとする。
僕ちゃんが不信感たっぷりでマキを見つめると、マキはニコニコ知らん顔でトルネードポテトを僕の口元に持ってきた。
マキ「修二も食べりゅ?」
マキは…自分をプロの調教師だと言ったことがある。あと、悪い子の仕置人的なことを仕事だとも…。マキはそういう店で働いてるという事だろうか?SMクラブ?
ヤナギ「…ハッ、なんだよ、修二はそいつともヤってる訳?それとも、むつから乗り換えたのかよ」
苦々しい顔をしたヤナギが、挑戦的な目で睨んできた。イダテがヤナギを止めようとして肩を掴んだが、ヤナギはその手を払いのけた。
修二「…僕ちゃんが誰と何してようと〝センパイ〟にはに関係ないだろ?」
ヤナギ「…否定しないのかよ」
修二「じゃあね」
ヤナギ「ちょっと待てよ!」
絡んで来るヤナギを無視して、僕ちゃんがマキの腕を引いて行こうとすると、ヤナギが追いかけて来たが、マキがそれを阻んだ。
マキ「ヤナギ君♪あっちでイダテ君達と大人しく3人でいなよ♪。それとも……躾直そうか?♪」
ヤナギ「グッ…」
マキ「丁度気晴らししたかったし…」
ヤナギ「ッ!」
そう言ってマキは、浴衣の中から銀色の棒を取り出す。それを見たヤナギが青くなって後ずさる。
マキ「いい子♪」
ニコッと笑うマキに、僕ちゃんはゾクッとする、マキの目が、全く笑ってない。
ひぃ〜〜この子何かエグい物持ち歩いてるよぉ!!
マキは、浴衣の中に、調教用のエロ道具を色々隠し持っていた。
嫌な予感がする…。
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むつ「はぁ!?ヤナギ達に会った!?」
待ち合わせ場所に戻ると、すでにむつと華南と北斗君が待っていて、待ちきれなかったむつが一人で焼きそばを食べていた。
華南「絡まれたのか?」
修二「んー、絡まれたってほどでは…」
マキが威嚇して追い払ったからたいしたことじゃないし…
僕ちゃん達はそれぞれ買ってきたものをちょっとづつ摘んで食べていると、マキが余計なことを言い出した。
マキ「ヤナギは修二に気があるね」
マキがお好み焼きを頬張りながら言うと、むつが激怒した。
むつ「なにー!!あいつぶっとばしてやる!!」
マキ「心配ないよ、ヤナギ君はこっち側に来れないノンケだし、生意気なだけで根性はないから」
むつ「は?」
マキ「ふふ、あの子、尿道攻めすると泣いちゃうんだよ♪」
むつ「にょ…はあ!?お前ヤナギのちんこに釘刺したのか!!」
マキ「やだなぁ、そんな酷いことしてないよ♪ちゃんと可愛がってあげたよ」
ニコッと微笑むマキ。
むつがドン引きして「やっぱお前怖いわ」と言った。
さすがに僕ちゃんもヤナギに同情する。
北斗は華南に耳を塞がれ、話が遮られたが、マキが只者じゃないってことだけは理解したみたいだ。
男5人もいると、買ってきたものがあっという間に無くなってしまった。
最後の焼き鳥パックを一本づつ食べていると、北斗の友達と出くわした。
北斗はまだ僕たちといたかったみたいだけど、華南に追い払われるように、僕たちと離れて友達と祭をまわることにした。
マキはそんな北斗にニッコリ笑って手をひらひら振って「またねぇ♪」とか言っている。
マキ「さてさて♪おやつの時間だね♪」
1人張り切るマキは、結構食べたはずなのに、指折り数えるおやつの数に両手を使っていた。
そんなんで、よくあんな痩せてるなぁ…
マキ「僕さぁ、色々食べたいから自由行動してくるよ♪だからしばらく3人で回ってて♪」
マキはそう言って、僕たちに向かってウインクして一人で行こうとした。
修二「ちょっと待って、一緒に回ろうよ」
むつ「マキ!てめぇー逃げんなよ!」
むつが食べかけの焼き鳥の串でビシッとマキを指す。むつの大声に、マキはキョトンとして瞬いた。
マキ「はぇ?逃げる?」
むつ「お菓子買う時だって勝負だかんな!!」
お菓子を買うのに勝負?とマキが首を傾げる。
むつは、お菓子を買う時に、ルーレットやジャンケンなどで、1回にもらえる数で勝負しようとしていたのだ。
むつの勝負に対する子供っぽさはピカイチだ。喧嘩では負けたことがほとんどないため負けず嫌い。でも手加減されるのは大嫌い。
マキは、キョトンとした瞳で瞬いて、口元が緩むみたいに口角が上がってきて、子供みたいに笑った。
マキ「えへへ…。せっかくカップルだけにしてあげようとしたのにな♪」
むつ「お前バカだろ」
マキ「えー、気を利かせたのにー」
マキが口を尖らせて可愛子ぶりっこで言うと、むつはイラっとした様に、マキを見上げて焼き鳥のまだ残っている串を振り回す。
むつ「デートのつもりだったら最初っからお前誘わねぇし、そんなめんどくさいこと考えるなよ、楽しさが半減すんだろ!」
キョトンとしたマキが、黙る。
むつ「勝ち逃げは許さない。いいなマキ!」
マキ「ふぇ……、うん」
マキの返事を聞いて、満足そうにしたむつが振り回していた焼き鳥の残りをかじる。
修二「ほらほら、そんな風に振り回すから…」
むつがタレの焼き鳥を振り回すから、むつの浴衣に焼き鳥のタレが付いてしまっていた。
僕ちゃんはティッシュを取り出してむつの胸元を拭いていたら太ももの方にも垂れているのが見えた。黒だから目立たないけど、早く拭いておいた方がいいから、ティッシュで太ももの上を拭く。
ちょっと染み込んでるか…、ウエットティッシュ持って来ればよかった。
僕ちゃんがそう思って、シミのある部分が浴衣のめくれるところの近くだったから、生地を手に乗せて上から叩こうとして手を少し合わせの部分に入れたら、むつがピクッとした。
ん?
疑問に思った僕が顔を上げると、むつがうつむき気味に焼き鳥をかじってる。心なしか耳がちょっと赤い。
え?
むつ「あ…もう平気…だから…」
そう言ってパッと僕ちゃんの手をどけた。
あれ?
照れてる?
なんで?
あ…僕が太もも触ったから?
それにしては…ちょっと様子がおかしい…。
勃ちかけた?とも思ったが、むつが隠そうとしてるのは、前ではなく。
浴衣の太ももの合わせの部分…、めくれないように裾を掴んで歩き出した。
その時僕ちゃんは、浴衣を着ている時、マキがむつに耳打ちしてるのを思い出した。
あっ…
ま、まさか…!!
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