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夏休みな俺たち〜修二〜
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華南「到着!」
修二「むつ、大丈夫?」
マキ「むつきゅん可愛い♪」
むつ「…マキ、覚えてろよ」
あの後、散々ローターで乳首攻めをくらったむつは、腰が立たなくなってしまい、華南におんぶされて華南の家へたどり着いた。
そして、華南がむつをシャワーに入れてやり、のんびり出てきたと思ったら、なぜかむつがさらにグッタリとしていて、僕ちゃんが眉をしかめる。
華南「…ごめん…」
修二「もう!…そんなになってたら、むつ帰れないじゃん」
マキ「華南ってケダモノだねぇー♪」
僕ちゃんとマキは浴衣の汚してしまったところを水洗いして綺麗にしていたのに、華南はむつにイタズラしていたようです。
華南がタオルに包んだむつを部屋へ運び込み、僕ちゃんはむつを着替えさせる。
むつはこのままお泊まりか…兄貴に電話して迎えの車を出してもらおうか…。
僕ちゃんが悩んでいると、浴衣を部屋に干し終わったマキが、部屋から出て行った。
華南は雪駄をしまいに後から部屋を出る。
マキ「さて、浴衣も綺麗にして責任もとったし、俺は帰りま〜す♪」
短すぎるホットパンツにTシャツのマキが、ボディーバックを手にして玄関に向かう。
華南「あ、送るよ」
マキ「ありがとう、でも大丈夫だよ♪一回通った道は覚えるし、公園からはもう分かるし。それより、明日は浴衣をクリーニングに出すの忘れないでね」
華南「分かってるよ」
マキ「華南、今日は楽しかった。修二とむつに、楽しかった…ありがとう、って言っといて」
ニッコリ微笑んで、マキは、運動靴を履いて静かに玄関を出て行く。
華南「またな」
マキ「…また、4P?」
華南「いやいや…、普通に遊ぼうぜ」
マキ「…うん」
フフッと笑ったマキは、ひらひら手を振って、華南の家を後にした。
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僕ちゃんは、マキが帰ったと聞かされて、ほとんど寝てるむつを華南に預け、マキを追いかけた。
薄暗い住宅地を走って公園の方に向かう、それほど離れてなかったみたいで、マキの背中がすぐに見えてきた。
修二「マキ!」
マキ「…あれ?なんでいるの?これから第2ラウンドするんでしょ」
修二「しません。僕ちゃんも帰るから一緒に歩こうよ」
僕ちゃんがマキの隣に並んで歩調を合わせると、マキはふーんと意味深に唸り、ニヤリと笑う。
マキ「…修二は足りなかったんじゃないの?」
修二「足りてます。君のせいで濃厚すぎてキャパオーバーです」
マキ「えー、ちょっとむつに挿れただけじゃん、むつってそんなに名器なの?」
からかってくるマキをジトッと睨む。
僕にとって、むつが下でセックスするのは、凄く大変な意味を持つことだ。
修二「そういうことじゃなくて、外だとか、浴衣とか…その他諸々ひっくるめて僕ちゃんにはキツイの!マキもそのうち分かるよ」
マキ「あはは、僕には分からないなぁ、僕は同じネコでも、修二みたいに受身じゃないし、どんな相手も美味しく頂いて主導権は渡さないから♪」
修二「…むつと華南とスる時、そんなこと考えていられないよ」
マキ「あら、言いますね」
ノロケられたとばかりに、お熱い事って、手で口元を隠してキャッ♪っと言ってくるマキに、僕は続けた。
修二「好きな人とは余裕なんかもてないよ」
マキ「……心臓壊れちゃう?」
マキがニヤリとしながら、それでいて不思議そうに聞いてきた。
セックス中の言葉を改めて聞かれると、シラフで語るのはかなり恥ずい…
修二「ッ…、壊れる…よ」
言いながら、僕は顔が熱くなる。
しかし、動揺を見せたのは意外にもマキの方だった。
マキの瞳が揺れ、左手でTシャツの真ん中を握りしめる、チャラッと微かな音に、マキがTシャツの下にネックレスをしていて、それを握ったことに気づいた。
…。
僕ちゃんがそのマキの動作を見つめていると、視線に気がつき、マキは僕の視線を辿って自分が無意識にネックレスを握りしめていることにハッとして、すぐに胸元から手を離した。
ネックレス…
今日、マキの様子がおかしいのと関係あるのかな?
そういえば…、こないだも様子がおかしかった…。
聞こうと思えば聞ける。
でも、僕がマキの立場だったら聞いて欲しくない。僕ちゃんとマキは、友達という間柄と呼ぶにはまだ遠いい気がする。
まぁ、ある意味裸のお付き合いはあるけど、僕はマキのこと、何も知らない、まだ、何が地雷かも分からない。
修二「マキは、夏休みいつまで?」
マキ「…31日までだよ」
修二「一緒だね、また遊ぼうよ」
マキ「…また、4Pしたいの?」
修二「いやいや、普通に…」
マキ「ブッ、ハハハ」
僕の答えを聞いて、吹き出したマキはお腹を抱えて笑い出す。
マキ「ハハッ…華南と同じこと言ってる、君たち二人とも気ィ使いすぎ」
修二「…使ってないよ。マキは、そうゆうキライっぽいし。これっぽっちも使ってない、だってマキだよ?君に気を使ってる暇があったら、その隙を突かれてアオカン以上のことされそうだし」
マキ「あはは♪修二って面白い♪でも当たってるぅ♪僕、気ぃ使われるのと素直じゃない片思いの迷える子羊は好きじゃない♪」
修二「素直じゃない片思いの迷える子羊って、片思いなんだから素直になれないでしょ…」
マキ「あは♪。僕はぁ、皆んなが幸せになればイイなぁって常に思ってるだけだよ♪」
修二「何?愛のキューピッド目指してんの?」
マキ「そうそう、愛のキューピッド。迷える片思いの子羊に僕が手ほどきしてあげるの。僕が取り持ったカップル結構いるんだよ♪」
修二「…まさか…、僕らと同じ方法じゃないよね?」
嫌な予感がしたが、マキは可愛い顔してニコニコしている。
うん、深く追求するのはやめよう。
修二「それで?愛のキューピッド様、今も迷える子羊の手ほどき中?」
マキ「………んー。それが…」
マキは珍しく難しい顔をして、腕組みして唸る。僕は、マキの言葉の続きを待った。
マキ「…僕、失敗しちゃって…」
テヘっと、言いながら口の端からペロリと舌を出して、頭を自分の拳でコツンと当てる。
マキ「逃げられちった♪」
修二「…うん、逃げられちゃうようなことするからだろ?」
マキ「え〜、僕は子羊さんを虐めたりはしてないよ、ただ…ちょこーっと薬使ったら、勘の良い子羊さんにバレちゃって反撃を食らったというかぁ…」
修二「乱暴されたの!?」
僕がマキの肩を掴んで正面で向き合う。
マキが使う薬と言ったら媚薬だろう、それで反撃ってことは…無理やり…?
僕の剣幕に驚いた様子のマキが、目をパチクリさせてる。
マキ「ぅ…ううん…、大丈夫だよ。…てか、僕が薬盛ったんだし…」
修二「…」
マキ「…修二は優しいね、僕に色々されたし、脅したりしたことあるのに…」
修二「…あれは、そもそも僕らが悪さをしたからだし…」
マキ「そうだ、修二のおトイレの動画とか消しておこう」
修二「…まだ…あったの?」
マキ「ふふ、むつがつよしを虐めることは、もうなさそうだし」
僕は、すっかり忘れてたけど、マキに脅しに使われてた僕がトイレ繋がれてる動画と、もう一つの画像とフェラしてる写メを目の前で消してくれた。
修二「…マキ」
マキ「ん?」
修二「今更だけど、友達にならない?」
僕の言葉に携帯画面から、顔を上げ、キョトンとした瞳がこちらを見た。
修二「まぁ、改めて友達になろうって言うのもおかしいけど。むつも華南もそう思ってるし、また〝普通に〟遊ぼう♪」
おちゃらけられないように、釘を刺したが、どうやらマキは驚きの方が勝ってる様子で未だキョトンとしていた。
マキ「…」
修二「イヤ?」
マキ「…ぁ…っ…」
戸惑った表情のマキは、急に幼い顔になり、ドギマギしていてなんだか可愛い…
まぁ、ちょっと普通の友達とは違うけど、何度も会ったり、助言してもらったり、ピンチを助けてもらったり、大事なことを教えてもらったりしてるのにこのままっていうのも落ち着かない。
それに、マキに悩みごとがあるなら、聞いてあげたいと思った。
マキ「…とも…だち…に……?」
修二「うん、よろしくね」
僕ちゃんが右手を出す。
マキは、少し考えて、おずおず右手を出してきて、僕の手をにぎり、僕らは握手した。
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