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育む俺たち〜むつ〜
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11月に入り、屋上で昼を食べるのも限界になった。
広々した空間が良かったんだが…。
俺たちの昼飯を食う場所は、室内に変わった。屋上での階段の横にあるあまり使われてない教室。今までも、雨の日はここで食ってた。あんまり広くねぇから、温かい期間は屋上にいる。
長方形の部屋は四畳半くらい?校庭を見下ろせる窓が一つ。
修二「あっ、克哉がサッカーしてる」
窓を閉めたまま、修二が校庭を見下ろして笑ってる。
あんな小さく見える集団から克哉を見つける修二、…もしかして、克哉は修二のタイプなのか?
俺は元はノーマルだから、女の子を見て可愛いと思うけど、男を見てもなんとも思わねぇ、むしろ「おぇ〜」だ。
マキは美人だとは思うけど、それだけ。別にチンコは反応しない。
文化祭で修二が女装して以来、俺は考える。
ノーマルの考えと、ゲイである修二との考えの違い。相手の立場になって…
接客のバイトをしていると、お客の立場になって考えるってことを、常々言われてる。
笑顔で接する。グラスの置き方。皿を下げるタイミング。どれも簡単そうで意外と奥が深い。
人の気持ちになって考える。俺には難解すぎる問題だ。でも、お客の気持ちはまだわかんないけど、修二や華南だったらどうするかなって考える。それなら少し上手く考えられる。修二の飲食での接客と華南が海の家で見せた気遣い。俺にはいい見本が二人いる。
でも、問題は2人の気持ちを知らなきゃいけない時、見本なんか無い。俺が、良く見て、察しなきゃいけない。
俺にとっては普通でも、修二にとって普通じゃなかったり。俺には興奮材料のスカートも、修二にとっては興味のない事。華南は俺と同じノーマルだったから、そこらへんは一緒、ただ、沸点がマジ低い。
今までは、修二が可愛いから、他の奴も惚れちまうって考えてた。だから、そっちを警戒する頭はあったし、修二が近づけばイラっとした。
修二は俺らにベタ惚れ。
でも、良く考えたら、俺と華南のタイプ全然ちげーよな、修二の理想ってどんなんだ?
って気になりだした。
修二「あはは、克哉の奴転んでる」
むつ「修二。せっかく俺らと一緒にいるのに克哉を見てるなんてムカつくんだけど」
修二「ちょっ!抱きつかないで!外からみえる!」
後ろから修二を抱きしめると、修二がうろたえて暴れるから、余計イラっとした。
むつ「見えるかよ。ここ5階だぜ」
窓辺で修二のネクタイを引いて、唇を奪う。
俺の肩を押して離れようとしてる修二は、俺が舌を絡めると、それに答えるチクハグぶり。
修二を窓に押し付けて、前をキュッと握りしめると、修二がピクッと反応して顔を赤らめる。
俺たちは、2学期に入ってセックス出来る日が減った。バイトに勉強に、3人揃って一緒に居られるのは週2くらい、しかもエッチ出来るのは週1くらい。3人揃っても、誰かの体調が悪そうだったら控えるのが暗黙のルールになっていた。
だから、はっきり言って欲求不満。
学校の昼休み、密室に3人だけ。
めっちゃムラムラするし、抱いた修二の反応、まんざらでも無くかなり溜まってると見た。
華南「おお、修二君顔真っ赤」
修二「うるさい!止めろよ華南」
むつ「後何分だっけ?」
華南「20分弱」
修二「ちょっとちょっと!」
俺は、逃げようとする修二を引き戻して、再び窓に押さえつけ、そのままネクタイを引っ張ってまたキスした。
修二「んん!!」
むつ「…んっ…はぁ…、お前がよそ見すんのが悪い」
修二「ちが…んんっ…んぅ…」
キスで抵抗が緩んだ修二のズボンの前を開け。俺は驚いた。すでに濡れ出してる。
むつ「修二ってマジに言葉と体がチグハグだよな」
修二「ち、違うんだよ!待って」
むつ「はいはい、〝もっと〟な」
俺は修二のズボンを下ろして前を咥えると、修二は力が抜けてズルズルと座り込む。
修二「まっ…む…つ……んん!」
口では待ってと言いながら、すでに欲情しきってる修二。
こないだシたのは5日前。
だから、丁寧にほぐさなきゃいけないと思っていたが、修二の後ろに触れたら、そこは柔らかくてヒクヒクしていた。
むつ「昨日、一人でシた?」
修二「バッ!」
むつ「修二のエロエロ、このまま入りそう」
修二「あっ、まッ…」
俺はローション付きのゴムを素早く装着。
その間、修二は華南に襲われてる。
修二「華南!待って!」
華南「修二、〝もっと〟ね」
修二「ち、んん!んー!!」
華南とキスしながらトロトロになっていく修二、俺は修二の後ろに正常位であてがうと、ヒクンと修二の体が跳ねた。
ゆっくり挿入していくと、キツくて柔らかい修二の中が、すぐに俺の形に広がる。
俺と華南の形を覚えてて、それに合わせるみたいに…。
むつ「エロ過ぎる」
修二の抵抗は弱々しくて、全然嫌がれてない。セックスの回数が減ってから、修二のガードが緩くなった。本当のところ、セックスが減ったからなのか、心を許してくれてるかは微妙なところ。
だんだん絶頂に近づいて、動きを早めると、修二が少し苦しそうにした。
むつ「悪りぃ、背中痛い?後ろ向いて」
修二「あっ、…んうッ」
修二を背中向きにして、膝立ちで後ろから突き上げる。前から華南にキスされて、修二の中がキュンキュン締まってたまらない。
修二の声がだんだん甘なっていく。
もっと、とろけて、素直になればいい、あの時の修二ほど可愛いものはない。
むつ「もっとドロドロになっちまえよ」
修二「んぅ…んん…、あっ、ムリ…」
むつ「無理じゃね、もっと…ドロドロのグズグズなっちまえよ」
修二「あッ、あッ…んあッ…、む、むつは、僕ちゃんが、いったい、んん…、どうなったら満足するの?」
むつ「あ?どうって、もっとメロメロになったら?」
修二「んあ…もう…、む、むり…これ以上なんか…なァッ…ない、あん…ああッ!!」
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