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育む俺たち〜修二〜
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12月中旬。今年は冷え込みが厳しくて、昨日大雪が降った。今日、朝方は晴れたが、またチラチラ雪が降り始めていた。
教室の廊下側後方。曇り窓ガラスの前で、むつと一つの机を挟んで向かい合って座る僕ら。
修二「今日は、12月16日お天気は雪」
むつ「ゆ、き、…っと」
日直のむつが、日誌を書いているのに付き合って教室に残った。
むつは、もう一人の日直に書かせようとしてたけど、その子が体調不良で早退してしまって、今から書き始める。
外は雪、授業が終わるとすぐに他の生徒は我先にと帰って行った。僕ちゃんたちは、地元だから電車が止まってもバスが止まっても関係ない。
むつが日誌を書き込み、紙を押さえてる左手には、2枚の絆創膏。
マキのマンションに入ってから数日、妹の愛ちゃんに手伝ってもらって、料理の練習をしているらしい。
むつ…可愛い…。
華南「お疲れー、書き終わった?」
むつ「まだだよ!」
騒々しく教室に入って来た華南は、僕ちゃんの横の椅子に座って、僕ちゃんの肩に腕を回す。
教室には、僕ら以外いなくなった。
修二「華南、ここ学校だよ」
華南「これぐらいなら大丈夫だよ、別にもう誰もいないし、ドアと窓も閉まってる。むつもこういうの見る方がやる気出るだろ?」
今日は3人で居られる日、だけどむつが日誌書いてるから、すぐ帰れなかった。
案の定むつはこっちを睨んでる。
むつを煽るのは成功してるけど、…ち、近いよ華南。
ふわりと華南の香水の匂いがする。
それに、誰かに見られるかもという緊張と、回された腕にドキドキと緊張する。
むつが時間割を見ながら授業を一時間目から書き込むのを華南と眺める。
すると、僕ちゃんの首筋にヒヤリとしたものが入り込んだ。
修二「ひゃッ、冷た!」
華南「煽るなよ修二」
は?!
華南が僕の襟首を指でなぞった。
驚いて華南の方を見ると、欲情し切った瞳が僕ちゃんを見つめ返してきた。
い、意味わかんない!僕ちゃん煽ってなんかないし!むつを見てただけだし!華南だって一緒にむつを見てたじゃん!
華南「俺が近くにいると発情する?修二のうなじ真っ赤なんだけど」
ギャァッ!!
慌ててうなじを隠したところで、全部遅い。しかも、その行動は華南の言葉を肯定したことになるんだと、やってから気づいた。
華南「お前が悪い」
華南に顎を掴まれて、強引にキスされた。
興奮してる華南はすぐに舌を入れてきて、抵抗する僕ちゃんを〝落とそうと〟弱いとこばかりなめてくる。
やっ!駄目!ダメダメぇ!!
修二「ん!んー!んんー!!」
むつ「日誌終わった!!俺も混ぜろ」
ひーーーー!!ご立腹のむつ君が混ざってきたら、もう勝ち目がないよぉ!!
しかし、むつが混ざる前に、華南は僕を後ろから抱き込んで、口を左手で塞ぎ、右手で胸を弄りながら言った。
華南「駄目だよむつ、提出しなきゃ終わんないでしょ?」
むつ「ずりぃーよ華南!」
華南「むつ君が日誌を提出しないと、谷崎が様子見に来るかもよ?初めての教室エッチを邪魔されたくないだろ?」
ぎゃぁ!やる気満々なんだけど!この性欲エロエロ魔人!!
しかし、心の声とは裏腹に、僕ちゃんの体は華南の愛撫に潤みだして、期待感に喘ぐ。
修二「んっ、んんッ…んぅー!!」
むつ「そっか。じゃあ俺、速攻職員室行くから!まだ挿れんなよ!」
素直なむつは可愛い、けど!
やめてぇ〜
むつは、日誌を持って全速力で職員室に向かった。
華南「理性がもてばな」
もたねぇーだろ!っていうか!華南に理性があるのか!!
修二「ちょ、ちょっと!やだよ教室では!」
華南「もうすぐ二学期終わりだろ?冬休みはお前は勉強の追い込みだし、三学期は試験の結果出るまで落ち着かないだろ?だから、思い出作り?」
修二「間違ってるから!思い出作りの内容が間違ってるから!…アッ!」
華南の手がシャツのボタンを外して中に潜り込んできた。そっちに気を取られたら、反対の手が股の間を揉んできた。
僕ちゃんは華南に後ろから抱き込まれてる格好になってて身動きがとれない。
修二「あっ…や…」
華南「シー。声抑えて」
修二「無理だから!やめろって…」
華南「…の割には、ガチガチだけど」
バカバカ!お前が触るからだろう!
耳元で喋るなぁ!その声ムリぃ
華南が耳たぶを甘噛みして、胸と下と三ヶ所を攻めてくる、僕ちゃんの抵抗が吐息に変わると、低音ボイスで囁いた。
華南「…最近の修二…ヤバイ…」
修二「は…え?」
僕!?僕ちゃんの何がヤバイの?
むつはもっとメロメロになれって言ってくるのに?ってか、自分の性欲人のせいにしないでよ!
華南「修二…」
修二「ん…んぅ…まっ…か……なん…」
顎を引かれてまた唇を奪われて、理性が霞む。教室でキスするなんてと思いながら、いけない気持ちがドキドキと鼓動を加速させる。口付けが深まると、体の力が抜けちゃう…
甘い甘い奪うような華南のキス…
人が来るかもと音に敏感になり、耳をそばだてると、違う場所も敏感になってしまい、羞恥に震える。
修二「んう…はぁ…ん…んん」
華南「指、挿れるよ」
修二「は?あぅ…」
背中側からパンツの中に手が滑り込んできたかと思ったら、指が侵入してきた。
華南「昨日は一人でシなかったんだな…」
いーやー!!いちいち言葉にするなぁ!!
わざとだ!絶対わざとだし!!
僕ちゃんが睨むと、華南は愉快そうにニヤついて、ゆるゆると中をほぐしてくる。
一人でしたらしたでエロいって言うし。
しなきゃしないで、ニヤニヤしてくるし。
触られた僕ちゃんらもたないし、どっちも無理!
修二「ん…ん…ぅん…あっ、ああ…」
華南「シー」
修二「…んん…り…ムリ…」
声を抑えるなんてムリ…もう…もたな…い
修二「…も……塞いで…、ムリ…」
華南「…もう?教室でシてるのに興奮しちゃった?もう、欲しい?」
修二「…ち…ああ、声…で…んアッ」
華南の指にゾクゾクして、僕の体はもっとって指を誘ってうねる。教室なんかでダメだって…思ってるのに、疼きはひどくなって…一本じゃ足りなくて…。
声抑えられない…ヤバイ…声だけじゃなくて、早くパンツ脱がないと…シミになる…。
僕ちゃんがパンツをずらそうとしたら、脱ごうとしてると勘違いした華南が、僕ちゃんのズボンを一気に脱がせた。
華南「修二…積極的だな」
修二「ちが…」
華南「修二可愛い、好きだよ」
指を増やされ、きつく抱きしめられて唇が重なる。
ドキドキとして、苦しいくらい心臓がきゅうぅぅっとなって、もう、抵抗する力はなくなった。
修二「…はぁ……、ぁ…もっと…」
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