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俺たちの始まり〜むつ〜
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ーピンポーン♪
俺たちが夕食の蕎麦を食べていると、誰かが来た。
今日引越してきたのにお客って一体?
って思ってたら、華南が慌てて玄関に駆け込んだ。
チェーンをかけたまま扉を開けると、すっごい陽気な声が聞こえた。
?「ヤッホー!引越し祝い持ってきたぞー」
華南「竜さん!何やってんすか!」
竜さん?ああ、華南の職場の先輩か…。
竜也「なんだよ、引越し祝いだって」
華南「ありがとうございます!それでは!」
華南がドアを閉めようとすると、隙間に入れた手と足でドアを閉めさせないようにした。
竜也「あーひでー!」
華南「いきなり来てひでーも何も無いっすよ」
竜也「メールしたし」
華南「1分前っすよね!」
玄関で揉め出した2人に、修二が玄関に向かう、俺も、部屋のことでお世話になったし挨拶しようと玄関へ向かった。
修二「華南、失礼だよ、ちゃんとお礼言わなきゃ」
竜也「やっぱり修二君はしっかり者だねぇ」
修二「すいません。その節はお世話になりました」
扉のチェーンを外してキッチリお礼を言う修二、俺も一緒に頭を下げた。
すると突然、竜さんが身を乗り出し、部屋の奥に向かって叫んだ。
竜也「あー!君が橘の彼女!?」
竜さんの視線を辿ると、俺の後ろを見ていた。俺と一緒に玄関に来てた、マキを見ていたのだ。
むつ「は!?ッ…」
「ちげーし!!」って叫びたかったけど、後半は華南に口を塞がれ言葉に塗らなかった。
竜也「あれ?違う?」
竜さんが俺の態度に疑問に思ったみたいだけど、マキが急にぶりっ子みたいな女っぽい仕草で恥ずかしがり、ニコッと笑ったら、竜さんは誤解したみたいで大興奮。
竜也「こんばんは。って、マジ可愛いじゃんハーフ?どこで捕まえたの?ってか、あんまり隠すからブスなのかと思ったよ」
華南「…」
むつ「…」
悪かったな!自慢できない相手で!!
ってかこのままでいいのか!?
華南「竜さん…、もういいでしょ?」
竜也「なんだよ、追い払うなよ、お茶ぐらいいいじゃん」
華南は嫌そうなのをグッとこらえて、ニコッと作り笑顔をした。
華南「……上がってかれますか?」
竜也「馬鹿だなそこまで無粋じゃねーよ。ほらこれ、マジ引越し祝いだから」
華南「あ、ありがとうございます」
竜也「いやー、彼女見れて満足したぁ♪早乙女に自慢してやろう」
華南「竜さん…」
竜也「じゃあ末永お幸せにー」
そう言って、華南の先輩竜さんは帰っていった。
むつ「なんだあれ!?」
華南「ごめんむつ」
むつ「なんでマキが彼女!?」
華南「ご、ごめん、竜さん誤解したみたいだし、1回見せとけば収まるし、丁度いいかと思って」
むつ「なんだよ、彼女見せるなら俺が女装して誤魔化しときゃいいじゃん」
華南は、その時のことを想像したのか青くなった。
華南「いや、むつにはあの人を騙すのは無理だと思う…」
むつ「なんでだよ」
華南「あの人、見た通り馴れ馴れしいから、修二の時だってベタベタ触って…、普段は超仕事のできる人なんだけど…」
はー!?修二にベタベタ!?
聞いてねえぞ!!
俺が修二をギロッと見ると、マズイと思ったんだろう。修二が目を逸らした。
むつ「修二」
修二「さぁー、蕎麦食べちゃおう、伸びるし」
むつ「修二!」
俺が飛びつこうとしたら、修二がさっと奥へ逃げる、部屋の中で追っ掛けっこ。
華南は肩を抑えて大きくため息ついた。
華南「はぁー、今のでどっと疲れが…」
マキ「華南結構重いの運んでたもんね」
マキが横から片手を伸ばし、肩を揉むと、華南は気持ちよさそうに立ち止まる。
華南「あー、超気持ちー」
マキ「めっちゃ硬い…」
華南「そうなんだよ…、仕事でめちゃくちゃ腕使うから…あー…マキってスゲーうめー」
マキが両手で肩を揉み、華南は気持ちよさそうに惚ける。
肩揉みしてるの見えなかったら、めちゃくちゃ卑猥な会話に聞こえんだけど…
マキ「ねぇ、ちゃんと揉んであげるから横になりなよ」
華南「マジ?でもマキは食事…」
マキ「僕食べ終わった。ほらほら、畳に寝っ転がって」
マキが華南をうつ伏せにして。お尻にまたがり、背中を指圧しだすと、華南が気持ちよさそうに唸りだす。
残りの蕎麦を食べてる俺には、しばらくは、エロくしか見えなくて、何やってんだって思ったけど、マキはイタズラもしないで真面目にマッサージしてて、華南は本当に気持ちよさそうにしていた。
むつ「超気持ちよさそう…」
華南「超気持ちいよ、むつもやってもらえば?」
マキ「ふふ、いいよ、華南が終わったらやってあげるよ」
背中から足に降りて、ももの裏とかふくらはぎとかさらに下がって足裏を押すと、華南が痛がった。
華南「イテテテ!」
マキ「胃が弱ってるね」
足の裏を親指で押しながら、そんなことを言うマキ。俺は不思議に思って聞いてみた。
むつ「なんで分かるの?」
マキ「ああ、足の裏にはね、全身のツボがあって、疲れたり弱ったりすると、凝ってるから分かるんだよ」
触ってみる?ってマキが言うから、華南の足の裏に触れると、そこは固まったみたいになってて、グイグイ押したら華南がすげー痛がった。
華南「イテテテ!痛いよむつ君!」
マキ「ふふ、むつ、今度はこっちを優しく押してごらん」
むつ「なんかコリコリする」
マキ「凝ってて血流が悪いんだよ、その凝りを流すようにしてあげると良いんだよ」
マキに言われた通りにすると、華南が気持ちよさそうにしてる。
むつ「マキすげーな、なんでこんなこと知ってんだ?」
マキ「僕マッサージの資格持ってるんだ」
資格?マッサージに資格なんてあんのか?
俺は、マキにお願いして、背中とか肩の押し方も教わった。最初は上手くできなかったけど、マキの教え方が上手くて、上手くできたら華南の気持ちよさそうな声がして、俺はだんだん真剣になってきた。華南が気持ちよさそうにしてるとなんだか嬉しい。
むつ「資格ってどっかで勉強するのか?」
マキ「そうだよ、むつも習えば出来るよ」
むつ「マジ!?」
マキ「資格持ってればお店でも働けるしね」
むつ「お店?マッサージって働けんの?」
マキ「うん、種類色々あるよ、国家試験の難しいのもあるけど。そこまでじゃない、体の仕組みを覚えて揉む技術を身につければいいものもあるからね。僕は後者の方の資格だよ、今は癒しのブームだから駅とかにもあるじゃん、マッサージ屋さん」
俺には衝撃的な言葉だった。
むつ「あっ、手のマークの?癒し?気持ちよく出来たら癒し?」
癒し…マッサージ覚えたら、華南や修二を癒せるかな?
マキ「そうだよ。興味あるの?ふふ、エロマッサージも教えてあげようか?」
エロマッサージ!?
マキ「前に、触り方教えてあげたでしょ?人には感じやすい場所とかあって、そこさえ覚えれば簡単に喘がせられるよ」
そう言ってマキが、華南の背中を指先でツツーと滑らすと、華南から変な声出した。
華南「バッ、バカ!変な触り方すんな」
マキ「ふふ、勃っちゃう?でも今はむつに教えてるだけだよ」
マキが俺の手を華南の背中に持ってきたから、俺も真似して指先でツツーってすると、華南がビクッとして声を押し殺した。
マキ「上手くなれば、修二なんかイかせっぱなしに出来るよ、華南のも大きくなっちゃうし、自分がネコの時でも太ももとかいやらしく触ってあげるとイかせることも出来るよ」
マジ!?マッサージってスゲー!
資格取れば働けるのに、恋人もアンアン言わせられんのか!スゲーな!
超素晴らしい仕事じゃんか!!
俺がワクワクして目を輝かせていると、修二の呆れた声が聞こえてくる。
修二「マキ、変なこと教えないでよ」
でも、俺の心はマッサージに釘付け。
むつ「頭悪いとできねぇ?」
マキ「資格自体はツボとかは覚えればいいだけど、あとは揉むセンスがあれば、そう難しくはないよ。むつ、やりたいの?」
むつ「やってみてー」
マキ「ふふ、じゃあ、僕が習ったところ紹介してあげようか?」
マキが好意的なのに対し、華南と修二は微妙な反応。
きっと、本気じゃないって思ってる。
でも、俺は超本気だ。
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