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☆その後のマキ様☆
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2月下旬某日。
マキ「…アッ…そんなにしたら……だめ…」
艶めかしく甘い吐息を漏らすマキは、薄っすらかいた汗を高揚した肌に伝わせて、与えられる快感に体をしならせる。
百目鬼「ッ!…お前言ってることとやってることが違うだろ、ダメなら動くな」
百目鬼の上に跨ったマキが腰を揺らすたびに、百目鬼のものがキツく締め付けられる。何度ヤッても締りのいいそこは、すでに百目鬼の形を覚え始めピッタリ吸い付く。
マキ「だって…、やっとゆっくり…できるのに、…どうめッ…アぅ…さん、焦れったい♪もっと…、ぁ…いっぱい掻き回して…」
妖艶に微笑んで甘えた声でおねだり。
百目鬼はその色気に、いつも歯を食いしばり耐えようとしたが、それはいつも無駄な抵抗に終わる。
月下美人の焼酎漬けの瓶が、2人の夜を見届ける。
この瓶が百目鬼の部屋に置かれるようになってから、マキは吹っ切れたようにおねだり上手になった。もちろんエロい意味でも。
前の遠慮がちな態度はなくなり、顔を合わせれば欲情した濡れた瞳で見つめて全力でモーションをかけてくる。
悪戯な小悪魔は会えた日は必ず百目鬼を誘惑し、激しさに体を気遣う百目鬼に跨って妖艶に微笑む。朝までお互い搾り取って、少し眠り、起きてシャワーしながらもう一度なんてお決まりのコースだ。
先週は試験本番だった。
1週間順々に行われる試験をこなし、やっと百目鬼の元にお泊りに来たマキ。
久々にもかかわらず、ゆっくり慣らそうとする百目鬼に焦れて跨って襲いかかった。
朝を迎え、2人が眠る部屋に、玄関から転々と衣服が落ちている。
昨日は、玄関に入るなり始まった。
少しだけマキが浮かれてる様子だった。
どっちが猛獣か分からないような食いつきで朝まで熱烈な行為に甘く鳴いた。
朝方眠りについた百目鬼の携帯が鳴り響く。
重い体を起こして携帯アラームを止めた百目鬼は、気だるさに髪をかきあげる。
隣には、子供みたいな無邪気な寝顔のマキが、猫みたいに丸まって眠ってた。
起こしてなかったと安心した百目鬼は、ベッドにの周りに落ちている服たちに目が止まった。
百目鬼「あぁ…、昨日は玄関入るなりだった…から…ん?」
転々とする下着を辿っていったら、寝室の入り口にマキのカバンが倒れて落ちていて、そのカバンから郵便物が飛びたしていた。
気になって近づくと、その封筒にマキが第一希望に受験した大学名が明記されていた。
百目鬼「マキ、マキ」
慌ててマキを起こすも、今朝までヤッてたからマキは中々起きない。
百目鬼「マキ!おい!これ大学の合格発表の手紙じゃ無いのか!?」
マキ「ん…ぁ…うん……へへ…」
百目鬼の言ったことをかろうじて理解したマキは、目を瞑ったまま答え、へにゃっと笑う。
大事な知らせを受けていない百目鬼は大声が出た。
百目鬼「起きろ!第一希望はどうなったんだ!!」
マキ「ん?…ふふ…んー。ちゅーしてくれたら教える♪」
寝ぼけたマキは目を瞑ったままクスクス笑って唇を突き出しおねだり。
その甘えた表情にドキッとした百目鬼は眉間にシワを寄せてマキの顔を押しのけた。
百目鬼「ふざけてるともう一回襲うぞ」
マキ「ふふふふ♪襲って♪」
クスクス笑うマキは、押しのけてきた百目鬼の掌をペロッと舐めて悪戯に笑う。
百目鬼「ッ!」
マキ「ふふ♪今なら昨日ので柔らかいから直ぐに入るよ♪ねぇ百目鬼さぁん♪」
百目鬼「バカが…」
まんまと挑発され、今日も布団に潜り込む。
マキ「ぁん…ふふ♪…あっ…ん…アぁッ」
結局この日。
第一希望の大学に桜咲くと百目鬼が知るのは、1時間後になった。
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その日の午後…
お昼過ぎ、小悪魔マキはとあるマンションの一室の前に居た。
ーピンポーン♪
チャイムを鳴らすと、住人が玄関を直ぐに開けてくれた。
来るとは聞いてなかったので、住人は少し驚いた様子だった。
修二「いらっしゃいマキ、どうしたの?」
マキ「ふふ♪大学通知きたから遊びに来たよ♪♪」
修二「マジ!あっ!華南が今ちょっと買い物に行ってて、むつが寝てるから起こすね」
中に戻ろうとした修二。
しかし、それは金属音に阻まれた。
ーガチャン!
修二「ふえ?!ガチャン??」
音に振り返ると、修二の右手にはふわふわのピンクの毛のついた手錠がついてて、マキが不敵にニッコリ笑っていた。
修二「ギャァッ!?」
マキ「ふふ♪心配してくれてありがとう♪♪無事に合格しましたよ♪♪だから♪♪安心したところで♪♪先日のお礼参りに参上しました♪♪」
修二「うえぇぇ?!」
いやらしくニッコリ小悪魔な笑みを浮かべるマキに、修二は嫌な予感がして表情が引きつった…
修二「ちょっ、マキ」
マキ「ふふ♪僕の技術を駆使してお礼するから♪♪楽しみにして下さいね♪」
修二「え、遠慮します!!」
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