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*【bad medicine 】
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【むつ】
俺たちのマンションに帰ったら、修二と華南が仲良く内緒話しを始めた。
無性に腹が立って我慢できず、華南の腕を掴んだ。
むつ「華南!」
華南「まぁまぁ、落ち着いてむつ」
むつ「うるせぇーちょっと来い」
俺が華南を引っ張って来る間も、華南と修二は目配せしてやがって、ムカついてしょうがない。
俺は華南を風呂場に引きずっていった。
むつ「華南体洗ってこい」
華南「分かった。むつ君も一緒に入ろうか」
むつ「まずお前が体綺麗にしてからな」
修二とイチャついたんだから。そう思っていたけど、華南はニコッと笑う。
華南「そういうとこは、変わんないね」
クスクス笑われて頭にくる、一体何のこと言ってるんだ?
華南が服を脱ぎ、先にお風呂に入った。俺は風呂とは反対のリビングを覗きに行く、リビングには、修二が料理を始めていた。
ヨシ、今度こそ邪魔は入らせない。
俺は服を脱いでお風呂場に入り込む。
華南「ほら、むつ、体洗ってやるよ」
先に入ってた華南がスポンジにボディーソープを泡立てて待っててくれたが、俺はそのスポンジをひったくるように取った。
むつ「俺が先に洗ってやるよ」
華南「むつさぁ、先に抜いておこうよ」
むつ「うっさい!体洗ってからじゃないと俺の体は触らせないぞ、座れ、俺が洗ってやる」
そう言うと、華南は渋々といった感じで風呂場の椅子に腰かけた。華南の体を洗ってやり、頭を洗って、シャンプーを自分で流すように言うと、華南がシャワーでシャンプーで流しだす。
チャンス!
俺は風呂場のドアをそっと開け、風呂場の外に隠してたものを中に入れ、ドアの内鍵を閉めた。
そして頭を洗うのに頭上に上がってる華南の両手に素早くがチャッと手錠をかけてやった。
華南「なっ!?」
むつ「華南が悪いんだぞ!浮気はお仕置きだかんな」
プクッとほっぺを膨らまして華南を睨む。だけど華南はシャンプー流す途中で目にシャンプーが入ったみたいで痛がってて、更にシャワーで垂れた前髪が視界を悪くしていた。
俺は今のうちにと、マキからもらった媚薬入りローションを華南の体にぶっかけて華南を押し倒した。
華南「ストーップ!!ストップむつ君!!」
むつ「ん?」
ジャラジャラいう両手を俺の前にパーにして、まるで犬にやる待てみたいにされて、俺は益々不愉快だ。
華南「手錠して、ローションまみれの俺を押し倒してどうしたいの?」
むつ「決まってんだろ、今から華南とヤるんだよ」
華南「また、俺の上に乗ってくれるの?」
また?
ああ、マキとイチャついたのを、お仕置きしてやった時の話か。
むつ「俺がお前の上に覆いかぶさって、掘る」
華南「ぎゃああああああ、ムリムリムリ!!」
痛そうな顔した華南が全力否定。
むつ「無理じゃねぇだろ」
華南「むつ君は今薬のせいだから、一回抜いて正気に戻ろう」
むつ「俺は正気だ」
俺だって華南が好きだから、抱きたい。だけど華南は困惑したように騒ぎ出す。
俺は、ブツブツ抵抗する華南を組み敷いて、指を後ろに突っ込んだ。
華南「痛ったぁーいーーー!!」
むつ「力入れるなよ、指が入らない」
華南「入れなくっていいよ!」
むつ「安心しろ、良くしてやる」
青ざめて抵抗する華南と俺がバタバタ暴れてると、ドアの向こうから修二の声が聞こえてきた。
修二『ちょっと、何騒いでるの?』
しかし、そんなことはすでに予想済み、修二がドアを開けようとしたけど、ドアにはすでに鍵がかけてある。
むつ「というわけで、続きを…」
華南「イヤイヤイヤ、指動かさなくていい!」
むつ「往生際が悪いなぁ、華南は俺のこと嫌いなのかよ」
華南「いえ、大好きです」
むつ「ならいいじゃん」
華南の中の指を動かして、前立腺を探し出そうとしたけど、華南が腰を引いた。
華南「イヤイヤイヤ、むつ君落ち着いて!」
むつ「俺は落ち着いてる、華南が好きだからセックスするんだよ」
華南「俺もむつ君好きだよ、好きだけど、手錠つけてとかはちょっと…」
むつ「大丈夫、似合ってるから」
なかなか暴れる華南は、ぶっかけた媚薬がまだ聞いてないみたい、俺は頑張って前立腺を見つけて、そこを丁寧に刺激していく。
華南「ッ!?くっ…イヤ待って!」
中はほぐれていくのに華南はなかなかほぐれない。
むつ「なんだよ華南、俺のこと好きなんだろ?だったら嫌がんなよ」
華南「いや、嫌がってるわけじゃ、ってアレ?なんかじんじん痺れてカッカする」
むつ「ああ、これマキからもらった媚薬入りローションだから」
華南「ブッ!!媚薬!?え?あ?!ちょっ!
あーーーむつーーー!!」
むつ「好きだよ華南」
ーブス!
華南「ああ¨あ¨ーーーーーー!!!」
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
マキ「ギャハハハハ!!!」
後日、マキが俺たちの家にやってきて、惚れ薬のその後を聞かれ話したら大爆笑された。
マキ「むつ君最高!!」
ゲラゲラ笑うマキに、華南は顔を真っ赤にしてて、修二は苦笑い。
だけど俺は、本当に可笑しそうにゲラゲラ笑うマキを見れて少しホッとしてた。
華南「もういいだろマキ、笑いすぎなんだよ」
マキ「うふふ、僕がいなくてもちゃんとできた?気持ちよくなれた?僕がいた方が良かったとか思ったりしちゃった?ダーリン♪」
華南「うるさいよマキ、お前は仲直り出来たのかよ」
マキ「仲直り出来てたかは、君たち〝聞いてた〟癖に」
マキがニヤリと笑った。バレてた。
ってかあんな状態でドアの向こうで俺たちが聞いてたかなんて分かるもん?マキってコエー。
むつ「…、聞いてたけど、分かんねぇーよ!」
マキ「あら…」
むつ「お前、あれでいいのかよ」
マキ「んふふ、むつ君のそういうとに修二は惚れたんだね♪」
マキが妖艶に微笑んだ。
むつ「あいつはお前のこと好きなのかよ」
修二「むつ!ツッコミすぎだよ」
修二に止められてそれ以上聞けなかったけど、マキは、表情崩さず笑ってる。
マキ「百目鬼さんは僕を大事にしてくれてるよ♪僕は百目鬼さんを大好きだから♪」
むつ「…お前を泣かしたら、俺、あいつをぶっ飛ばす」
マキ「やん♪かっこいいむつ君♪」
むつ「お前が止めてもやるからな」
マキ「……うん、分かった」
誤魔化してヘラヘラ笑うかと思ったマキは、なぜか素直に笑った。
マキ「って、僕が泣くとかありえなーい♪あはは」
むつ「おい!」
修二「もう、むつ君拳を振りかざさないの」
華南「マキもむつをからかうなよ」
マキ「あはは、はーい♪」
またしてもマキはゲラゲラ笑いながら、修二にじゃれつく。
修二はマキの頭を撫でてやり、甘やかすから、マキは調子に乗って猫みたいにゴロゴロしてる。
俺たちはいつまでも、こんな感じなんだろうな…、俺は嫌だけど、ここに百目鬼がいたら、マキは嬉しいのかな?
俺は嫌だけどな…
【完】
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