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(番外編)純愛♎︎狂愛12
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ストーカーらしき影を見たその日、僕は百目鬼さんの家に連れ帰られ、フローリングに正座で1時間説教された。
ストーカーらしき影が式場に現れたことで、今後も僕の協力が必要だと判断した百目鬼さん、だけど危険もつきまとうから今後一切勝手な行動に出るなとキツーイお説教。
ストーカーっていうのは、いつヤバイ行動に出るかも分からない、だから無闇やたらに追いかけないこと、妹役に徹することを約束させられた。
百目鬼「分かったのかマキ!」
マキ「はい、分かりました。2度と勝手な真似はしません」
百目鬼「…分ったならいい、飯食うぞ」
百目鬼さんは僕のことをとても心配してくれてる。言い方とか顔は激おこプンプン丸で怖いけど、その説教は愛情の現れ。ライオンの着ぐるみ着たティーカッププードルが、ガオガオ吠えてるのを想像すれば、恐怖なんか1ミリも感じない、むしろ、危険がないように真剣に注意してくれてるって嬉しくなる。
百目鬼さんの手料理をほっぺいっぱい頬張って食べて、僕はさらに幸せ♪
百目鬼さんと向かい合って、百目鬼さんがビール片手にテレビ見ながら食事している横顔がとても好き。会話は無いけど気にならない、こっち向かなきゃいつまでも眺めていられるしね。
百目鬼さんの強面な顔は、リラックスしてても眉間にシワが寄ってる。凛々しいイケメン眉なのに、眉間で両方下がったまま。飛べないスーパーマンのシルエットみたいで勿体無い。
百目鬼さんの目元は別に細くはない、まぁ、大きくも無いけど、瞳が小さめかな?常に怒ってるみたいに目を細めてるから眼つきが悪いみたいに見えるけど、小さい子供と話す時はとても柔らかい表情が出来る。
まあ、表情が怖く見えるのはそれだけが原因じゃない、イメージが関係してる。百目鬼さんの左目の下に、目とほぼ同じ大きさくらいの傷がある。この傷は、何かでスパッと切った感じのものではなく、傷跡が綺麗じゃないから相当痛かったと思う。時々引きつるように痛むのかも…、時々左目を抑える癖がある。特に賢者タイムの時は絶対抑えてる。
百目鬼「マキ」
マキ「え?」
百目鬼「俺の顔になんか付いてるか?」
マキ「凛々しい眉とつぶらな瞳が付いてる♪」
キャハッと明るく答えると、百目鬼さんは呆れたようにため息ついて僕の前の空のお皿を下げる。
百目鬼「お前…、つぶらな瞳の意味を知らないのか」
マキ「可愛い瞳のこと♪」
百目鬼「アホが、大きくて丸いんだ」
百目鬼さんはブツブツ言いながら台所へお片づけ、僕も残りのお皿を片付けます。
百目鬼さんのは、大きくはないけどつぶらっぽい瞳なんだよな。色々頑張って、自分の感情を抑えるようにグッと堪える瞳がプルプル揺れて、とっても可愛いんだぁ…、本当にそういう時ってティーカッププードルみたいで抱きしめてあげたくなっちゃう♪。
でも残念。抱きしめたらそれだけじゃ済まなくなる、僕ってやつはそこでムラムラしちゃうんだなぁ。
反省を幾らしても性欲は止まらない。
僕はお皿洗いをしながら、ムラムラしだした自分の欲求を洗い流すよう心掛けた。
まぁ、そんなんで僕の性欲が治るわけもない…。
マキ「百目鬼さん、お皿洗い終わったから、僕帰るねぇ〜♪」
百目鬼「は?」
何故か驚く百目鬼さん。
あっそっか、僕、自分で帰るって言ったことないんだ。いつも百目鬼さんが「そろそろ」って言うまで図々しく居座ってたから。
百目鬼「明日は日曜だぞ?」
マキ「うん、明日は9時頃事務所だよね?」
百目鬼「そうだが、マキ帰るのか?泊まっていかないのか?」
あっ、今日泊めてくれるつもりだったのか…。でも今日はお泊まりセット持ってきてないし、それに、今の僕は百目鬼さんとセックスしたくて堪んない。超危険物。
もう決めたんだ、僕から跨ったりしないって…。
マキ「お泊まりセット持ってこなかった。ほら最近はずっと無かったし」
別に嫌味で言ってるんじゃない。本当のことだ。
手料理食べるのも久々。
2人の時間も久々。
百目鬼「…ッ…悪かった」
マキ「え?なんで謝るの?全然謝ることないよ、百目鬼さんはお仕事だし♪僕が着替え持ってこなかったってだけだから」
百目鬼「パジャマなら貸すぞ」
わぁお、彼シャツならぬ彼パジャマ?僕、鼻血出そう。
マキ「あはは、百目鬼さんのパジャマは借りれても、パンツも歯ブラシもないし」
百目鬼「……」
あっ、百目鬼さんの視線が落ちた…。ヤバイ、避けてると思われてるかな?
マキ「…それにぃ〜、僕ってば、泊まったらSEXしたくなっちゃうし♪♪」
百目鬼「…」
あっ、呆れたようにこっち見た。
難しいなぁ…、SEXしないように努力したいけど、避けられてると誤解されちゃ困るしなぁ…。
マキ「あはは♪ごめんね、お仕事忙しいのに僕ってば淫乱で♪」
百目鬼「……もう終わるから…、悪かった。もう一つはもう終わる。姫香さんの依頼だけになったら、時間できるから…」
ああ、やっぱ雪哉さんが余計なこと言ったな…。
マキ「ふふッ、お泊まり復活でラブラブSEX復活?」
百目鬼「…………またそれか…」
百目鬼さんが呆れたため息をつく。
でもそれでいい、避けてると思われるより、僕が淫乱だって思われて呆れられる方がマシだ。
マキ「ふふッ、僕って獣だから〜、襲っちゃうかも♪♪百目鬼さんはゆっくり休んでよ。獣は夜行性にて今から活発になっちゃうからさ♪♪油断すると跨っちゃうぞ♪♪」
ヘラヘラしながらおちゃめに言った。
僕は本音しか言ってない。
百目鬼さんが難しい顔してる。こんな表情すら愛おしくてギュッとしたくなるから僕はどうしようもない。
あー、一刻も早く帰ってマイケル君9号でヌかなければ。
ソファーにあった鞄を手に取り玄関に向かおうとしたその時、大きな腕に包まれた。
百目鬼「お前がいて休めない程俺は神経質じゃない。歯ブラシなら買い置きがある、下着は俺の履いて今履いてるの洗濯しとけばいいだろ、乾燥機あるの知ってるだろ」
肩を抱きながらそう言うんだ。
もう!!百目鬼さんの馬鹿!!
僕は跨るって言ったんだけど!!ちゃんと聞いてた!?
百目鬼「お前が皿洗ってる間に風呂入れといた。洗ってやるから入れ」
それって誘ってんの?!
誘ってんだよね?!
大変だ!、僕ってば百目鬼さんに誘われたことないからこういう時どうしたらいいか分からない!!
いや、浮かれすぎだし、誘ってなかったらどうすんの?誘ってないなら一人で入ってヌきたいんだけど!!
ハッ!!しまった、何真剣に悩んでんだ、いつもの僕ならこんなことサラッと聞けるだろ!
誘われたかと思ってうっかり浮かれた!!
落ち着け!
マキ「あはは♪、やだー百目鬼さんのエッチ。お風呂プレイ?」
百目鬼「はぁー。お前はそれさえ言わなきゃ可愛いのにな…」
マキ「ふふッ♪ですよね〜。僕って下品でゴメンねぇー。僕今日は1人で入るねぇー♪百目鬼さんは襲われたくなかったら入って来ちゃダメたんだからねぇ♪」
百目鬼「おい、マキ」
マキ「覗いちゃダメだよ♪♪僕の裸が見たいなら入って来ても良いけど♪♪ウフッ♪」
ーバタン!!
言いながら服を脱ぎ捨て、お風呂場に入り込みドアを閉めた。
ドアの向こうでは、「ったく」って呆れたような百目鬼さんの声、そして僕の脱いだ服を洗濯機に入れて回したあと、そこから百目鬼さんの気配が消えた。
ヘナヘナとその場に座り込み、両手をタイルにつく。
ふざけて言ってると思われたのかな…
それとも夜行性とか言ったから、今から漁りに行くとでも思われたのかな?
僕は跨るって言ったんだけどな…
嘘じゃないのに…
アハッ…
誘われたと思うなんて…
僕って救いようのない淫乱…
百目鬼さん…
一度期待してしまった体の熱は、そう簡単に引かない。シャワーで体を軽く洗ってから、百目鬼さんの触れた感触を思い出し、体に指を這わせる。
こないだ抱いてもらった時、とろけるまでシて貰えた、考えるだけで、その熱を思い出し体の奥がジンとする。
マキ「ッ…はぁ…百目鬼さん…」
蕾に指を這わせてボディーソープを塗り広げ、ツプリと人差し指を挿入させ、体が震えた。
マキ「んっ……」
直ぐに二本三本と増やして行き、緩くなったそこをグチャグチャにかき混ぜながら、前を扱いて目を瞑った。
マキ「ッ…ん…百目鬼さん…百目鬼さん…」
声を出さないように努力はするけど、妄想だけでは物足りなくて、名前が口から溢れる。
グチャグチャに指を動かしながら百目鬼さんにシて貰ってるのを想像して刺激を強める。
もっと…、もっと…、百目鬼さんの太いのでグチャグチャにして!
マキ「あっ…んんッ…んふっ…」
頭の中の百目鬼さんは、甘くて悶えるようなセリフばかり、願望はどんどん貪欲に、百目鬼さんに太いのでグチャグチャに突き回されて、強い逞しい腕で抱き寄せられて溶けるほど甘いキスをしながら、あの日のセリフをリピートする。
『俺のものになれ』
百目鬼さんのものだよ
『俺に溺れろ』
もうとっくに溺れてる
思い出すだけで耳から脳みそが溶かされて、麻痺したみたいに快感で体が痺れてくる。
あの低音ボイスで本当に言われたらきっとその都度イッちゃう。
そして妄想は、願望の声を作り上げる
『マキ、好きだ…』
マキ「んふぅーーーーッッッ!!!!」
ゾクッと全身が痺れて、勢いよく欲望が噴き出した。
マキ「はぁ…はぁ…はぁ…」
タイルに飛び散った液体を見て、馬鹿みたいだと思いながら、僕は再び妄想に浸る。
マキ「はぁー、ダメだ、もう一回ヌいとこ…」
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