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〔裏番外〕狂愛♎︎純愛33
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ールルル、ルルル、ルルル
ールルル、ルルル、ルルル
百目鬼「クソッ!!」
携帯を鳴らしても鳴らしても、マキは電話に出なかった。
すでに、マキの身に何か起こってる。
でもなぜ、瀧本は急にマキを襲った?
それまで奏一の店の営業妨害をしていたのに、何故急にマキ?
冷静になろうなろうとしても、マキに連絡を取れないことで、嫌な汗が全身から吹き出す。
尋常じゃないくらいの緊張感に、タバコも吸うのも忘れて各方面に連絡した。
賢史、檸檬、全員マキの家方面に急行してる。
そして、瀧本の行動を報告していたやつの連絡が途絶えた。
瀧本の側にいて連絡できないのか、最悪捕まったのか、それは分からない。
そしてやはり、マキとも連絡が取れずに、俺の車はマキの自宅マンションへ滑り込む。
車を止めて駆け込んだ玄関ホール。
真横にある管理人室には、〝只今巡回中〟の文字。
玄関ホールでチャイムを鳴らす余裕はない、暗証番号を即座に入力して中へ駆け込み、階段を駆け上がって、マキの住んでる玄関のチャイムとドアを同時に鳴らした。
ーピンポーン♪ドンドン!
百目鬼「マキッ!!」
辺りはシーンとしていて、中から返事は聞こえない。
百目鬼「マキッ!!俺だ!居たら返事しろッ!!」
シーンと静まり返ったドアに、苛立ちをぶつけるように殴りつけ、すぐに管理人室に向かった。
結果。
マキは、部屋に居なかった。
部屋は争ったのか、少しだけカーペットが乱れている。元々物の少なすぎる部屋は、形跡が残こりずらかったようだ。
クソッ!!遅かった!!
すぐに部屋から出ようとして気がついた。
玄関からリビングにかけてのフローリングをよく見ると、うっすらと残る無数の靴跡。
血の気が引いた。
マキが、瀧本に攫われた……
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【瀧本】
ここは、瀧本の自由に使える、数あるやり部屋の一つ。
瀧本は、異常なまでに興奮していた。
目の前に、幸運の女神と讃えられた〝魔性マキ〟が、自分の部屋のベッドの上に居る。
マキは、冷めた目で部屋を見回した後、諦めたように瀧本を見た。
マキは、ラフな部屋着を着ていて、上はTシャツで下は短パン。ホットパンツと違って丈はあるものの、色白の腿が見えていて、流石〝魔性〟と言われる人物。何もしてないのにエロく見える。さらに艶かしさを煽るように後ろ手に手錠をはめられていた。
瀧本「ハハッ、ついに捕まえた」
興奮冷めやらぬ瀧本は、いやらしい笑いを浮かべてそう言った。
拘束され監禁されているはずのマキは、そんな状態でヘラヘラっと笑顔を浮かべる。
マキ「で?」
マキは、怖がる様子もなく、むしろ挑発的に聞いてきた。
瀧本「お前は、今日から俺の奴隷だ。フッ、〝プライドの高い魔性マキ〟を、立派なM奴隷にしてやるよ。クックック。しかし、まさか、〝魔性マキ様〟が、あんなことで自由にできるとわな…」
ニヤニヤそう言いながら、瀧本は、見せびらかすように、自身の腕にはめた青い文字盤の腕時計をいやらしく撫でながら、懐から数枚の写真を取り出した。
瀧本「〝百目鬼神〟元朱雀、そして右腕と謳われた男」
百目鬼の朱雀時代の写真。
20代前後の若い百目鬼は、白地の特攻服を身に纏い、今より遥かに目つきが悪い。まるで殺人鬼のような鬼の形相の写真数点を、瀧本はヒラヒラ振りながら口元をニヤつかせた。
瀧本「こんなやつが、探偵だなんてな」
それは、バレたらマズイよな、という脅し。
探偵は、秘密厳守が鉄則。他人の秘密を握るには、依頼人に信頼してもらう必要がある。
瀧本「〝魔性マキ様〟が情けない、可愛らしいですね〝恋〟しちゃってるんですか?」
瀧本がゲラゲラ笑いだすと、取り巻きも一緒に笑いだした。取り巻きの中には、すでに股間を膨らませて鼻息荒くしてるのもいた。
マキは、そんな連中を涼しい顔して眺める。
瀧本「なぁ、マキ様、そんなに百目鬼神が大事なの?大好きなの?」
マキ「…」
瀧本「ふふッ、その生意気な態度、ゾクゾクするね。最後は、俺たちのちんこ無しじゃいられないようにしてやる。征服欲が堪んない、生意気であれば生意気なほど、〝躾がい〟があるね」
マキ「んふふ♪突っ込むしか脳がなさそうなあんたが、〝躾?〟」
瀧本「ふっ、いいねぇー、その態度のデカさ、デカければデカいほど、プライドが高ければ高い程、壊れる瞬間はさぞ快感だろうな」
マキ「〝壊せれば〟ね♪」
ニコニコするマキに、瀧本とその取り巻きは、さらに興奮の眼差しを向ける。
そしてニタニタマキを見ていた瀧本は、取り巻きに指示を出した。
瀧本「おい」
瀧本の指示で、取り巻きの1人が、マキの手錠を外し、真っ赤な首輪をマキの首に取り付ける、その真っ赤な首輪は、鎖がベッドサイドへ繋がれていた。
もう1人の男がビデオを構え、マキを録画し始めた。
マキ「…」
瀧本「では、マキ様。自分で脱いで」
マキ「…」
瀧本「無理やり脱がすのもいいけどね、やっぱストリップは外せないでしょ」
マキ「…」
瀧本「脱げよ、この腕時計と百目鬼神がどうなっても良い訳?」
ニヤつく瀧本の言葉に、マキは眉一つ崩さず、静かな表情のまま、チラッと奪われた青い文字盤の腕時計を見た。そしてゆっくりベッドに膝立ちになり、ビデオカメラに見せつけるようにTシャツの裾をゆっくりと捲り上げる。
色白のくびれがあらになると、そこにいた全員鼻息荒くし始め、股間を膨らませた。
マキは、ゆっくりシャツを捲りながら、胸が見えるか見えないかのところで一度止め、ビデオカメラを見た。
カメラ担当の男はゴクリと生唾飲み込み、胸元をアップにして、期待を募らせる。
そして、恥じらうように現れたのは、色白の肌に似合う、桃色の胸。
そして、うっすら残る、痕。
瀧本「ハハッ…、犯りまくりかよ、良いねぇー、愛し合っちゃってましたってか?」
マキ「…」
瀧本「マキ様とのセックスは、さぞ極上だったろうな、まぁ、これからは俺たちの奴隷だけどな」
そして、ゆっくりと脱ぎ捨てられたTシャツが床に落とされると、男のたちは無意識に「おー」と歓喜の声を漏らす。
続いて、短パンに手をかけたマキは、カメラに半分お尻を向けて、男たちとカメラを交互に見ながら、ゆっくりと短パンを下ろしていく。中に履いていたパンツだけ残して、スルッと足から抜きとると、その仕草があまりにも艶かしくて、男たちは自身の股間を触り始めた。
マキ「全部脱ぐの?」
そんな状態なのに、平然と、むしろ、誘うような挑発的とも取れるマキの態度。
瀧本たちは堪らなく興奮していた。
瀧本「いや、そのままでいい。俺のを舐めろ」
はやる気持ちを抑えきれず、瀧本はズボンの前を緩め、興奮状態で爆発寸前のものをとりだし、マキの前に突き出した。
黒々とした濃い匂いを放つそれを、マキは少し笑うように口角あげ、それから、薄紅色ぷっくりした唇をゆっくり開けて迎え入れた。
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