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〔裏番外〕狂愛♎︎<純愛29
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〔裏番外〕狂愛>♎︎<純愛
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とろけてドロドロになって、俺のことしか分からなくなるほど溶かして、もうイきたくないと泣いてぐずぐずになるまで快感漬けにしたら、マキは、どうなってしまうだろう?
ダメだと思いながら、俺の欲求は、涙いっぱい溜めた瞳で俺の名を呼び懇願するマキを見たくて仕方がない…
だが、それを見るためには、俺の暴走癖を治さなければ見ることは叶わない…
とろけたマキは凄く素直だ、その素直さにやられてキレちまってたら永遠にマキのドロドロに溶けた顔は拝めない…
百目鬼「今日も…、やっちまった…」
目の前には、散々弄り倒されて、余韻で放心状態のマキ。はぁはぁと荒い呼吸を繰り返し、上下する胸は、未だにピクンッピクンッと跳ねて痙攣していた。
最後の最後に…マキの可愛い面に理性が持たなかった…
百目鬼「平気か?」
上気した頬に優しく触れると、マキはヒクッ跳ねて吐息を漏らした。
マキ「んっ…、うん…、喉渇いちゃった…」
掠れた声で明るくそう言うも、力が入らないのか起き上がらない。
俺は飲み物を取りに台所に行き、さっきのコンビニの買い物袋が放置されてるのを思い出した。
幸い、プリンアラモード以外は無事だった。
冷蔵庫にしまい、水のペットボトルを持って寝室に戻って、まだ息の荒いマキの頭を撫でてやる。
マキ「…ふふっ、今日は、落ち込まないんだね…」
マキに言われて何のことかとっさに気づかず少しして何のことが分かった。
百目鬼「すまん。アレは俺自身のことで反省していただけで、お前が気にすることじゃ無い」
そう言ったところで、マキは気にするんだろう…。自分じゃダメなんだと言っていた。
マキ「…百目鬼さん、もっと好き勝手自分が良くなるようにヤれば良いのに、僕の反応ばっかり見てるんだもん…、もっと気楽にエッチすれば良いのに…」
マキの発言にこいつはまた自己犠牲的な…。
っと、思ったが…
百目鬼「あ?俺は今日1番は理想に近いやり方でヤッてたぞ。まぁ、最後はキレちまったが、今までで1番まともな時間が長かった。俺はお前が良さそうにして余裕無いのが見たいんだ。お前、今までどんな酷いSEXばかりしてきたんだ。どうせ相手に合わせて好き勝手させてたんだろ?」
清史郎や…
枕探しをしていた時の相手…
一夜限りの相手なんて、気持ちよければ良いってやつもいる…
マキはお決まりのセリフで誘ったのか?
『代わりにして良いよ♪』
マキ「…僕は、相手が気持ち良さそうにしてるのが見れるのが気持ち良いの。百目鬼さんだって、僕を恥ずかしい目に合わせてばかりで、顔をガン見するとか反則だよ」
プクッと頬を膨らませて拗ねるマキ…。
誰かこいつに逆効果だと教えてやってくれ。
俺だってマキが気持ち良さそうな方が良いが、こいつの場合、少し意味が違ってる。
相手の好き勝手で何度も怪我してるじゃねぇか。
百目鬼「ああ、そういえばお前。俺に初めて跨った時、おざなりにほぐしてねじ込んだな、処女とヤッてるみたいで気持ち良いでしょとかほざいてやがった。お前とヤッた奴はそんなんばっかか」
マキ「良いじゃん別に、締まりが良い方が百目鬼さんだって良いでしょ」
マキは視線を逸らす。
こんなことをマキの普通にしちまったのは、一体誰だ?
清史郎か?一夜限りの相手か?
どっちにしろ全員ぶっ飛ばしてやりたい…
百目鬼「処女とヤるのと、おざなりに準備して捩込むのじゃ意味が違う。全く…、ロクでも無いのばっか相手にしやがって。俺は血は見たく無いし、相手が痛そうなのも好きじゃねぇから、今後は俺に気持ち良い事だけされろ」
頭をポンポンとして、少し不満そうなマキに軽いキスをしてやると、マキは一瞬にして真っ赤になった。
その時ゾクゾクとして、こんな顔ももっと見たいと思ってる自分がいた。
マキは益々頬を膨らませ、ボソッと呟く…
マキ「…百目鬼さんの場合、良すぎて困るんだけど…」
百目鬼「ん?何て言った?」
聞こえず聞き返したのに、ヘラッと笑顔に変わってしまった。
折角素直だったのに…
マキ「ウフフ♪何でも無いでーす♪」
百目鬼「こらっマキ。今後は言いたいことを呑み込むな、俺は察してやれなくて勘違いでお前を悲しませたく無い。だから思った事は口にしろ」
マキ「最近の僕は割りかし言ってると思うけど。言わないのは百目鬼さんじゃん」
百目鬼「…お前はもっと口にしろ、俺も少しは努力する」
マキ「僕はもっとで、百目鬼さんは少しなの?ズルくない?」
百目鬼「あ?少しづつの方がお前のためだと思うぞ」
マキ「だから、僕には全力出しても大丈夫だって言っ…」
全力を出せと言われたので、全力で唇を奪うと、マキは大慌て。
マキ「んーーーーーッ!!!」
マキのやつ、何度も何度も『お前は分かってない』と警告してやったのに、ちっとも学習しないなぁ…
真っ赤になって慌てふためくマキも面白くて可愛いなぁと思いながら、その日は、マキを抱きしめて眠った。
腕の中のマキは、相変わらず顔真っ赤で、自分から添い寝がなきゃ寝れないと言ってたのに、腕枕する俺に、『ドキドキして寝れないよぉ』と矛盾したことを言っていた。
百目鬼「前はスヤスヤ寝てたじゃねぇか」
マキ「前は、腕枕だけだったじゃん。今は腰までガッチリ掴んで、さっきからおでこにキスしてくるからじゃんか!!」
百目鬼「あ?お前がしたそうにしてるからだろ」
マキ「ぼ、僕のせいッ!?」
百目鬼「しかしお前はさっきっからずっとリンゴみてぇに赤いな」
マキ「百目鬼さんが恥ずかしいことばかりしてくるからじゃん!」
百目鬼「なぁ。いい加減百目鬼さん以外で呼べよ」
マキ「ッ!?」
あっ、うなじまで真っ赤になりやがった…。
名前で呼ばねぇのは…
恥ずかしいから?
今更?
ってか、この真っ赤な顔。
この顔見てるとゾクゾクしてくる。
ああ、俺はどんどん意地悪な奴になっちまう…
リンゴみたいな真っ赤なマキ…
もっと見たいと思っちまってる…
マキ「エヘ♪百目鬼…くん?」
このスッとぼけて可愛らしい笑顔でごまかそうとするこいつを…。
一体どうしてやろう…。
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