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47〔裏番外〕ゆくえ……
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星空とオーロラの下での誓い。
キラキラ輝く未来を願ってくちづけた。
お互いの気持ちを何度も肌で伝えあったのに、言葉にしたのは初めてで、滾った熱を宿した俺たちは、そのまま二人っきりになれる場所へと急いだ。
エロい気持ちでというよりは、早く抱きしめてその熱を感じたい。
何も纏わないマキを感じたいという愛しい欲求。
二人きりになる場所に足を踏み入れた瞬間目が合って、ドアが閉まる音を待たずに腕の中のマキにくちづけた。
俺はマキの腰を抱いて奪うようにキスをして。
マキは俺の首に両手を絡めてもっとと強請る。
荒い吐息に包まれた入り口の狭い空間で、キスだけに没頭してお互いを強く抱きしめた。
柔らかくて甘いマキの唇が、離れたくない離れたくないと言っているように何度も何度も深いくちづけを求める。
そしてこれ以上無いほど完璧にマキの不安に答えたと思ったのに。マキは、キスを繰り返しながら、その瞳からスーッと静かな涙を流した。
百目鬼「…なぜ泣く」
好きだと伝えた。同棲も続ける。20歳になったら攫うという未来の約束も、この先幸せになると誓いも立てた。
夢や幻だと思わせる暇も無いほど現実で畳み掛けたのに…
微笑んでいるのに涙の溢れるマキに問うと、マキは、小さく首を左右に振って俺のおでこにおでこをコツリと合わせてきた。
マキ「悲しいんじゃ無いから…大丈夫…」
百目鬼「嬉し涙か?」
マキ「ちょっと違う……、説明できない…」
マキは、穏やかな表情をしながら、ただただ涙が溢れてくると言った。
マキでも、説明できない気持ちがあるんだな……
俺なんか説明できない気持ちだらけだ……
マキの静かな涙に、少しだけ胸が痛む。悲しく無いと言われても、さっきまで誤解させて号泣させてたから…、俺と一緒に住めなくなると思った時のマキは、本当に悲痛な声で泣いていた。そこまで愛されて嬉しいはずなのに、あの時の表情はかなりグサリときた…。あんな涙だけは、流させちゃダメなんだ…、そう思えたことに少しだけホッとした。
目の前のマキを泣き止ませたいが、俺ってやつは何も思いつかない。同じことを繰り返し伝えることしか、術がない。
百目鬼「もう、何も心配ない。俺はお前を手放さないし、離れない。お前のことが好きだ」
マキ「…僕もだよ神さん。離れたくないし、この手を離さない。大好きだよ神さん…」
欲しいんだ…。マキの全部が…。
柔らかい唇にキスして抱き締めて、それでもまだまだ足りなくて、マキの首筋に赤い花を刻む。
マキ「…ぁ…」
壁に押さえつけて、首筋から鎖骨にキスして細い腰を抱きしめる。お互いの熱が擦れて、マキが切なげな声を漏らす。ズボンの中で硬くなったそれを、感じながらキスを繰り返すと、マキの方が先にじれて、腰を揺らして擦り付けてきた。
堪らずマキの上の服の中に手を滑り込ませようとしたら、マキは急に俺の手を掴んで止めた。
マキ「待って!」
ねだってきたのはマキなのに、マキは真っ赤な顔してフルフル震えてる。
百目鬼「どうした?」
マキ「…どうしよう…神さん…」
百目鬼「なんだ?」
マキ「…ッ…僕…、は、恥ずかしい…」
百目鬼「は?……」
何を言い出すかと思ったら、マキは俺に服を脱がされそうになったことが恥ずかしいと言い出した。
今更何言ってるんだ?散々跨って脱いだりしてたくせに。
そう思ったが、マキは真っ赤な顔して子鹿みたいにプルプル震えて恥ずかしがってる。
まさに、萌殺しだ。
マキ「ど、どうしよう…神さん…」
百目鬼「勘弁してくれ…、俺を殺すつもりか…」
マキ「キャッ!!…」
イヤイヤ首を振るマキを押さえつけて、マキの服をひんむいた。
これ以上、処女みたいな反応するマキを見てられない。これ以上は、ブチ切れて今すぐ犯しちまいそうだ。
キスを沢山しながら恥ずかしがるマキを裸にして、ベッドまで運んだら、マキは酸欠状態でシーツの上にぐったり横たわる。
真っ白なシーツに映える、桜色に染まったマキの肌。
トロッと瞳を溶かして、恥ずかしそうに閉じられた足が、もの凄くそそる。
全部俺のものだ。
もう一生、俺以外がこんなマキを見ることはない。
百目鬼「綺麗だな…」
マキ「ッ!!」
滑らかなラインの細い足、恥ずかしそうに閉じられた足の膝にキスをすると、マキがビクッと反応した。
百目鬼「今から俺がここを開いて、お前の中に入る。もう俺以外は挿れさせない、例えオモチャでもな…」
マキ「ちょっ!」
膝を割って、柔らかな太ももに舌を這わせた。マキは顔を真っ赤にして両手で止めようとしたが、俺が止まる訳もない。
嫌がるマキの足を舐めまわして、羞恥に震えるマキを隅々まで堪能する。
マキ「やっ…やぁ…舐めちゃイヤっ…」
百目鬼「お前も舐めてるだろ」
マキ「ああん…ぼ、僕はいいのっ!」
百目鬼「お前のはピンクで可愛いから可愛がってやってるだろ」
一度しか経験がないばかりか、SEXでほとんど前を弄らないというマキは、いつまでたってもフェラされるのに慣れなくて、咥えられただけで激しく仰け反って喘ぐ。
今日のマキは変だ、やたら恥ずかしがっていろいろ隠そうとするからヤバイ、まるで初めてみたいに錯覚してこっちまで恥ずかしい。
いっぱい解してトロトロにしてやりたかったのに、見てるこっちはすでに限界点に達して痛いくらい…
マキ「ああっ…あっ…やぁん…も…挿れて…」
百目鬼「まだ…」
マキ「お願い…じんさぁん…」
熱い眼差しに理性が焼き切れそうだ。
いつもと同じように肌を合わせてるはずなのに、どれもこれも鼓動は激しく脈打つ。
マキ「神さん…好き…」
愛おしそうに俺の名を呼ぶマキの声が、聞こえてくるたびに切なくなる。
胸が締め付けられて、強く強く抱きしめたい。
百目鬼「俺も好きだ、マキ」
言葉にするたびに愛おしさが増す。もっともっと肌で感じたい、抱きしめて可愛がって悦ばせたい。
強請られるままに俺の滾るものをマキにあてがい、欲しがってヒクつく蕾の中に、ゆっくり推し進めた。
マキ「ふぁあ…ん…」
ゆっくりマキの中を押し開く。
トロトロに溶けたマキの中は熱くてキツくて、待ちわびていたように絡みつく。
マキ「あ、あ、ッ!!…」
ゆっくり全部納めたら、マキが俺にしがみついて小刻みに震えだした。
百目鬼「痛いのか?」
苦しそうだったので聞いたが、答えは全く違ってた。
マキ「…違っ…ムリ…」
百目鬼「何がムリ?」
マキ「挿れただけなのにッ…下半身溶けそう…」
潤んだ瞳が真っ赤な顔で俺を見つめてる。恥ずかしい恥ずかしいと処女みたいなことを言いながら、すんなり俺のものを咥え込んだくせに、プルプル小動物みたいに震えて、俺の理性はブチ切れた。
百目鬼「溶けたらどうなるか、楽しみだなぁ…」
マキ「あっ、ああっ!!じ…動いちゃダメッ!、やぁあアン!!」
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