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男子高校生の俺たち〜華南〜
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克哉「何?この可愛い生き物」
華南「つよしだ、つよし」
そこにいたのは、相変わらず小学生みたいなファッションで、前髪をただ真ん中でちょんまげみたいに結んで、重力に負けた毛先がおでこに垂れ、髪の中から現れた宝石のようなエメラルドの瞳が不安で揺れながらこちらを見てブルブル震えるつよしが、むつの後ろにいた。
克哉「外人?ハーフ?髪黒いよね?染めてんの?翠色の目ってマジ?本物?うわー初めて見たぁ」
驚きを隠せない克哉は目をキラキラさせて立て続けに質問して、むつの逆鱗に触れる。
むつ「うっさい!!克哉てめー帰れ!!」
華南「まぁまぁむつ落ち着けよ」
むつ「うっさいだまれ!」
つよし「む、むつさん、ぼ、僕は大丈夫です」
むつ「うっさい!つよし!どもんじゃねぇー!!」
むつさんフィーバーしちゃってつよしにも当たってますよ!!
つよし「はい、すいません!」
飼いならされた犬みたいになってるな…。
いや…もっとちっちぇー…小動物か?
背筋をピッと伸ばしてむつの後ろで従順なつよしは、大声で怒鳴られるのに慣れたのか、むつに対してはビクビクしなくなっていた。
怒鳴られてもまっすぐむつを見つめるその宝石のような瞳に、むつも八つ当たりだったことに気がついて、つよしを睨みつけたまま、どうしたもんかと眉をピクピクさせている。
修二がいたら、うまい具合にフォローして場がすぐに丸く収るんだが…
克哉「ごめんごめん、可愛いから興奮しちゃって。前髪上げるだけでスゲー印象変わるんだなーって、あっ、俺のこと覚えてる?」
軽快にペラペラ喋る克哉に、少し不審な目を向け、つよしは首を振る。
克哉「えっと、うちの男子高校乗り込んで来た時会ったんだけど…」
克哉がニコッと優しく笑いかけ、怯えるつよしに顔を近づけると、つよしはおずおずその顔を見つめ、ハッとする。
つよし「…華南さんのクラスメートさん」
克哉「そうそう、〝元〟だけどね」
克哉の事を思い出したらしいつよしは、丁寧に深々お辞儀してお礼を述べる。
つよし「あの時は親切にしていただきありがとうございました」
克哉「はは、あの後どうなったか気になってたんだよね、元気そうで良かった。俺、今井克哉、むつと修二と同じクラスの高3、よろしくね、君は?むつの弟の友達?どこの小学校通ってるの?」
克哉が爽やかに自己紹介して右手を出す。
つよしはその手を少し困ったようにみつめ。
つよし「あっ、…僕、岩龍剛(がんりゅうつよし)です。神明学園中等部1年です」
克哉「へー、そうなんだ、神明学園なんだぁ」
悪びれる様子はなく、一層興味を惹かれたっと言いたげに目を輝かせ、克哉は右手をさらにズイっと前に出し、つよしがその手をおずおず握ろうとすると、むつが不機嫌に克哉の腕を払う。
むつ「触んな!」
克哉「えー、ケチだなぁー」
むつの様子につよしがオロオロしながら2人を交互に見比べる。
むつ…、そこまでつよしを気に入ってるのか?!っていうか、なんかマズくないか?あんなお姫様を守るナイトみたいなかっこいいむつに、つよしは惚れてしまわないだろうか??むつもあんな小ちゃくて可愛らしいつよしに惚れてしまわないだろうか??
華南の中でまたも妄想が広がり、ナイト姿のむつが、ピンクのドレスを身にまとったつよしをドラゴンから守る。
むつ『つよし姫、お怪我は?』
つよし『むつ様!好きです!』
むつ『つよし姫!』
ってなことに!!
ハッ!!でもテクはつよしの方が上だっけか…ってことは…?
今度は、仰向けのむつに覆い被さるつよし姫。
つよし『貴方が欲しい』
むつ『つよし姫何を!』
つよし『むつ様は寝ていて下さい、私があなた様の疼きを沈めて差し上げます』
そう言いながら、つよし姫はいやらしい慣れた手つきで、むつの股間をまさぐる。
むつ『つよし…』
つよし『ああ、可愛い方、もう弾けてしまいそう、こちらもヒクヒクしてる』
ぐちゅぐちゅと音を立て、つよし姫に扱かれて限界を迎えたむつの先端から蜜が溢れ、それが後ろに伝って蕾を濡らす。
むつ『あ!そこは…!』
つよし『むつ様、力を抜いて』
むつ『ああ…、つよしぃぃ……あん!』
ギャフン!!
ちきしょう!腹立つが絵になる!!むつが姫に手篭めに…!なんてエロい構図!!
鼻血出そう…。
つよし「華南さん、これ使って下さい」
気がつくと、目の前にオロオロしたつよしがいて、ティッシュを俺に差し出していた。
華南「え?」
むつ「お前、すっげーいやらしい顔してるし、鼻血とかキモイ…。行こうぜ、つよし」
むつが軽蔑した眼差しを華南に向け、つよしの肩に手を回し、つよしはオロオロしながらむつに引きずられるようにして、2人で歩いて行ってしまった。
ああ!むつ君待ってぇー!!
つよしとベタベタしないでぇー!!つよしがむつに惚れちゃうよぉー!可愛いくてかっこよくて、欲望に忠実なエッチなむつくぅーん!!シクシク
克哉「華南、とりあえず鼻にティッシュ詰めろよ、お前の変質者みたいな顔になってるぞ」
克哉にフォローされ、鼻にティッシュを詰める。そんな克哉を見て、華南は閃いた。
あっ!!
華南「そうだ!!克哉!!」
急に克哉の両腕を握りしめ、華南が真剣な表情でズイっと顔を寄せる。
克哉「な、なんだよ…」
華南「お前、今彼女いる?」
克哉「へ?い、いないけど」
華南「お前って確か、可愛い系が好きだよな?」
克哉「あ…ああ」
そうだ、つよしにむつや修二以外を好きになってもらえばいいんだ!!
克哉は顔もイイし性格も好感度と申し分ない。結構モテるし、つよしも仲良くなれば好きになるかも!
そうと決まれば善は急げ!まずはつよしの好みを聞き出さそう!!
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