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俺たちの秘密〜華南〜
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谷崎「ただいま〜」
玄関のドアが開いて、谷崎が大量の袋を持って帰ってきた。
修二「おかえり」
谷崎「あれ?修二洗濯してくれてんの?」
修二「うん、むつの着たやつと僕ちゃんの服とかあったし、夏だからすぐ乾くでしょ」
谷崎「そうだな」
修二「僕ちゃんの服とか干すからベランダでタバコ吸わないでね」
谷崎「ガーン、食後の一服が…」
華南「先生おかえり、すっげぇー荷物だな、台所に運べばいい?」
結局、俺たちは3度もシてしまった。っと言っても、お互い早急で全然もたず1時間もたってなかった。
シーツを洗濯機に突っ込んで洗ってる間も、2人の間に熱がくすぶってた。すり寄ってみると、修二は顔もうなじも真っ赤なのにダメだって俺をはねつける。さっきはあんなに淫らに強請ってきたくせに、スッキリして理性が戻ったのようだ。でも修二は、俺が耳元で囁くと逆らえないみたいで、結局最後は俺に応える。なんか洗濯物を前にイチャイチャしたりして、新婚さんみたいな気分だ。
シーツは乾燥機にかけ、別の洗濯物を回し始めたところで谷崎が帰ってきた。
洗濯物とシーツを俺に任せ、修二が谷崎と台所に向かっていき、夕飯の支度を手伝う。
筋肉ムキムキの谷崎は、普段自炊してるらしく、男の料理なら出来るそう。普段から家事全般をこなす修二がテキパキ谷崎をサポートする。
こうして修二が料理してるのを見るのは2度目だ。むつの家でご飯食べる時は、全部むつの婆ちゃんと母ちゃんの手料理だし、柴田家で修二が料理手伝ったりしてたのは、むつの姉ちゃんが嫁行く前。修二が料理してるのを見るのは前回のカレーの時と今。
洗濯物も洗剤とかパッケージ見ただけでテキパキこなしてたし、修二がめっちゃいい嫁に見える。
一緒に住んでたら、修二が嫁さんで俺が旦那で…
修二『お帰り華南、お風呂にする?ご飯にする?それとも…』
もちろん修二をいただきます!!
修二『待って、がっついちゃダメ、ゆっくり、ね?……アッ…』
修二きゅ〜ん!!優しくするする!!
そんでもって朝は!!
俺が寝てると…
修二『ん…んふ…』
華南『修二?なんで俺の咥えて…』
修二『起きたら、…ん…華南の大きいの当たってて…』
華南『欲しくなっちゃったの?』
修二『…欲しい…』
華南『朝から修二は欲張りだなぁ』
修二『…早く大きいの頂戴…かなぁん…』
華南『いいぜたっぷり味わえよ!』
修二『ぁあアん!…おっき…あっ…かなぁん…』
うおぉおおお!!!辛抱たまらん!!!
お嫁さん修二!!!イイ!!!
もちろん、むつも一緒に住んでるだろ?むつは…。
むつが玉ねぎの皮むいて威張ってたのを思い出す。
あー、俺たちの子供かなぁ?
むつは、テーブルに1人座り。飯はまだかと机を叩き。
むつ『修二お腹すいた!!』
朝は修二に優しく起こされ、頭を撫でてもらい。
むつ『あと5分…』
出かける時は修二に忘れ物ないか聞かれ。
むつ『いってきますのチューは?』
外から帰ったら疲れたと言って修二の膝枕。
むつ『疲れたー、膝かして。おかえりのチューしろよ』
夕食は食べさせてもらっちゃったりして。
むつ『俺たちラブラブだろ!?食べさせてよ』
修二『…分かった、はいアーンして』
むつ『アーン』
夜は一緒に寝ろって引っ張っていきイタズラを…。
むつ『寝れるぞ修二!』
修二『昨日も寝たし一昨日も寝たし…明日は僕ちゃん朝から用事が…』
むつ『一緒に寝るだけだよ』
修二『昨日もそう言って…アッ』
むつ『そう言って?』
修二『まって!待ってってば』
むつ『まてなーい』
修二『ああ〜、むつぅ〜』
うおぉおおお!!!
どーしよう!!俺の修二とむつが、死ぬほど可愛い!!可愛過ぎて困る!!
ーバチン!!
突然頭に衝撃を受け、目の前に修二の険しい表情。
修二「ちょっと華南、なんかよくないこと考えてた?すっごいいやらしくて悪い顔してたよ。谷崎いるの忘れてるでしょ」
修二の厳しい声に、俺はハッと我に返る。
修二は手にチラシを持っていて、俺はそれで叩かれたようだ。
しまった!手のかかるむつと、その世話を焼く修二で妄想してしまった!!
2人のイチャイチャを見ているだけで幸せな気持ちになる。
修二「洗濯物終わったみたいだよ」
華南「おう、任せとけ!」
お茶目に口のはじから舌をペロッと出しみたいにして見たが、修二は呆れた顔で俺を見た。
シーツを秘密裏に処理しなければならない、分かってますよ。
俺は乾燥機から出したシーツを寝室に運んで畳む。ベッドには新しいのを引いてある。
3人でイチャイチャ生活するのを想像して、ニヤニヤが止まりません。
3人で一緒に住むなら、やっぱ防音あるとこか、一戸建てみたいに上に住居の無い建物の角部屋かだな…。そうしないと毎晩楽しめねぇーし。
一緒に住む…か…。今までお姉様方と付き合ってだ時は考えもしなかった…。
高校卒業して、就職して…、学生じゃなくなったら、自分で稼いで自分で好きなように生きられる。
…修二とむつはどうするんだろう?
『男同士だよ?分かってる?』
修二のよく言う言葉が、脳裏をよぎる。
その言葉の意味は、深い。
性別を認識してるかって意味と、同性を心も、体も愛せるのかってこと。男同士を見る周囲の目。偏見はきっと一生ついて回る。
…そうか、修二はいつもそうゆう風に先を考えて色々苦悩してるのか…。
ずっと一緒にいるためには、あらゆる面で努力する必要がある。
でも修二。
努力しなきゃいけないのは男女だって同じこと。結局は相手と、この先を歩む覚悟と努力ができるものが進んでいく、そういうものなんだ。
俺の兄貴2人は、長男が複数の人と本気で付き合ってると二股三股は当たり前で、でもそれを包み隠さず全部晒した上で、うまく立ち回り、仕事もこなす。次男は浮気は当たり前で、来るもの拒まず去るもの追わずで、どの子にも本気になれず、でも勉強も研究もきっちりこなす。恋愛では見本にできることは無いけど。仕事して恋愛して、どちらも妥協なく好きなように自由にやってる。それに使う努力は惜しまないし、妥協もしない。その力だけは尊敬する。
改めて考えても、別にどうとはならない、そうして努力するのはあたり前だから…。
でもそうだな、修二を納得させるには、むつも俺もまだまだ力が足りない。きっとむつはそのことに気付いてバイトを始めたんだろう。
ほら、俺よりむつの方が行動できてる。俺よりむつの方が男前じゃん、どうして気付かないかな?むつはなんだかんだ、俺たちの前を見てる。
あんなにカッコ良くて可愛い子は他にいないのに。
一緒に生活出来たら毎日賑やかで幸せだな…。
しばし幸せな妄想と邪な妄想に鼻の下が伸びる…。
むつや修二は卒業したらどうするつもりなのかな…?
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