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(番外編)純愛♎︎狂愛27
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ーブブブブブブブブブ
部屋に響くのは
無機質な機械音と、甘く悶え鳴く快楽に溺れたくぐもった喘ぎ声。
マキ「んん¨ッ!ん¨ンッ!んヴー!!」
イクッ!イクッ!ああーー!!
何も分からない。
分かるのは、百目鬼さんに滅茶苦茶に犯されて喜んでる僕の淫らではしたない体。
マキ「んッ!んぅーー!うンッ!」
淫らに愛液を垂らし快楽に酔いしれる僕は、ギャグボールを噛まされ、両胸にピンクローター。下半身には貞操帯にペニスプラグ、さらに根元にピンクローターがつけられていて。後ろには、ぶっとい百目鬼さんのものが荒れ狂って白濁を注ぎ込む。
マキ「んんんッ!!」
あはぁあ…、熱いのまた注ぎ込まれてる…
百目鬼さぁんもっと!!
百目鬼「前塞いでも意味ないな、ダラダラ垂らしやがって。何回中でイきゃ気がすむ、まだまだ欲しいって顔しやがって、淫乱が」
百目鬼さんの狂気を、淫靡な表情で喜んで、とろけた瞳は現実を見れてない。
百目鬼「結局こうされたかったんだろ!満足そうな顔して喜んでるぜ!」
イイッ!イイのぉッ気持ちいぃー!!突き回して!壊して!あぁアー!!百目鬼さぁん!
肉のぶつかり合う音は激しく淫らに響いて、抉るように突き上げられて、さらなる快感に体は痺れてぐちゃぐちゃになっていく、どんなに絶頂を迎えても、堰き止められて、気が狂うほど渦巻く快楽に何度もオーガズムを迎え、すでに理性など飛んでしまって悦楽を貪るだけの欲の塊。
百目鬼「クソッ…クソッ…」
百目鬼さん気持ちいよぉ。
百目鬼さん気持ちいよぉ。
イクッ!イッちゃう!!
マキ「ンふぅーーーーッ!!」
ビクビクビクッと痙攣して、何度目か分からないオーガズムに意識がなくなりそう。
それでも、訳が分からない中、僕は必死に意識を保つ。気が狂うほどの快感攻めにほとんど訳が分からなくなりながら、一所懸命意識を飛ばさないようにしていた。
気持ちい気持ちい!イかせて!
頭の中はおかしくなってて、セックスのことしか考えてないけど、意識の片隅にいる僕は、一所懸命聞こうとしていた。
百目鬼さんの罵声に混ざる、心の声を…
百目鬼「…ッどうして…」
だけどほとんど聞き取れない、聞こえてるんだけど、頭の中が媚薬でおかしくなっちゃってて、ほとんど入ってこない。
百目鬼「…こんなに……のに…」
ごめんなさい…百目鬼さん…
ごめんなさい…百目鬼さん…
百目鬼「……ッ…マ…キ…」
マキ「ンフッ!んぅッーーー!!」
僕の中が絶頂と同時に百目鬼さんを締めつけ、百目鬼さんも、何度目か分からな熱を僕に注ぎ込む。
ドクドク…
熱い…
僕をめちゃくちゃに犯してた百目鬼さんが、ベッドを殴りつけ、倒れるように僕にのしかかってきた。
僕は抱きしめてあげたかったけど、手足入って縛られていて出来なくて、遠のく意識で僕は目を開けていられなかった。
僕は、ついに意識を手放した。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
僕が意識を取り戻した時
百目鬼さんは泣いていた
ベッドの下に座って項垂れ
声を押し殺してた…
百目鬼「…ッ………」
百目鬼さん…
抱きしめてあげたかったけど、体は痺れてうまく力が入らないし、僕は拘束されたまま。
だけど、ギャグボールは外されてた。
百目鬼さん…泣かないで…
僕は平気、なんともないよ
百目鬼さん…
マキ「ど…めき…さん…」
僕のかすれた声に、百目鬼さんの肩がピクッと動いた。
百目鬼「……すまん……。こんなことがしたかったんじゃない…」
うん、分かってる。
僕が悪いんだよね。
ごめんね。
百目鬼さんのせいじゃないよ…
マキ「僕こそ…ごめんね…」
百目鬼「ちゃんと…聞くつもりだった…」
マキ「ごめんね…。僕が悪いんだよ。百目鬼さんは、悪くない…。
あのね…百目鬼さん。名前は…捨てたんだ」
百目鬼「…」
マキ「僕の母親のことは、本当に知らない。死んだって聞かされてたから…」
百目鬼「…」
マキ「お金は、借りたの…。最初は確かに、出てって欲しいって、お金出されたけど…、それは、僕が清史郎叔父さんとセックスしてたから。清史郎叔父さんね、結婚決まってた。頼子さんは被害者。愛人の子に文句も言わないで耐えたのに、その愛人の子が旦那の兄弟とセックスしてたんだよ?僕、裸で放り出されてもおかしくなかった…」
頼子さんは僕を罵ったりしなかった。
ただ静かに、僕を自立させる手助けをしてくれた。
マキ「僕は、中学生で何も出来なくて。清史郎さんは家族だから、離れなきゃいけなかった。清史郎さんのことは好きだったけど、清史郎さんは、僕を好きだったわけじゃない、結婚するなら、離れるべきだと思った。頼子さんは、その手助けをしてくれただけ…」
百目鬼「お前のソレは、一生治らないんだろうな」
マキ「え?」
百目鬼さんは、僕を見ないで悔しそうに言った。
百目鬼「自分を犠牲にすればいいと思ってる。お前は、きっとこの先も反省なんかしない、誰かにナイフが飛んできたら、また飛び出すんだ」
誰かっていうか、大事な人たちが傷つけられるなら、飛び出すね。
マキ「…そうだね」
百目鬼「俺は、お前のそういうところが、嫌いだ」
マキ「…うん」
百目鬼「お前は、何もわかっちゃいない」
マキ「ごめんね」
百目鬼「お前といると、苦しい」
うん、ごめんね。
ごめんね…百目鬼さん。
百目鬼「お前のことが分からない…」
マキ「ごめんね…」
百目鬼「俺たちは、半年もあったのに、結局、何も進んでなかった…」
マキ「…」
そうだね。
何も育めなかったね…
でも、百目鬼さんは変わったんだよ…
百目鬼さんは…
ちゃんと変わってるよ…
今回は僕が悪かった…
ちゃんと責任は取るから…
落ち込まないで百目鬼さん…
ごめんね。
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