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〔裏番外〕狂愛♎︎純愛10
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拗れてない、といえば嘘になるが。でも別に揉めてはいない。こないだやっと俺の気持ちが伝わったきたみたいで、マキも跨ってこなかったし、もう少し根気強く清い関係を続けていけば、マキも分かってくれるだろ。
百目鬼「付き合ってりゃ色々あるだろ、あいつもそのうち分かるさ」
雪哉「何を?」
百目鬼「だから、普通に付き合うって事がだ」
雪哉「何が普通じゃないの?」
百目鬼「だから!会うたびSEXばかりじゃなくて…」
雪哉「好きなら、そうなるんじゃないの?」
百目鬼「あ?お前はマキってもんを知らないからそんなこと言うんだ」
雪哉「知ってるよ。俺は、マキ様のこと知ってるよ。そりゃ知り合ってからは短いけど、マキ様は、誰より人の気持ちのわかる人。ネットで噂のまんまだった。ううん、ネットの噂よりもっともっと可愛い天使様だった」
雪哉の心酔ぶりには呆れるものがあるが、ある意味、他の奴らより、マキの魔性っぷりを知っているし、お節介に人の恋路に踏み込んでくっつけて回ってるのをよく知ってるんだろう。
百目鬼「そうだった、お前はマキの魔性っぷりを知ってるんだったな」
雪哉「何その言い方。神は、どんな目でマキ様…マキちゃんを見てるの?あの子は、19才だよ?そりゃ、ヤりたい盛りって言っちゃえばそれまでだけど、普通だよ。好きな人を目の前にしたら。ましてや付き合ってるなら、手を握りたい、キスしたい、抱き合いたいって思うだろう、普通の反応だ。19才って言ったら青春真っ盛りだよ?神みたいな年寄りじゃないんだから」
百目鬼「は?!俺は年寄りじゃない」
雪哉「性欲の衰えは老化だろ?」
百目鬼「俺は現役バリバリだ!今だって朝まで持つ!」
雪哉「…神、難しいのは、君の方だと俺は断言したい」
百目鬼「は?」
雪哉「相変わらず、デリカシーってもんがないよね」
雪哉はため息をついて、ケーキの箱を持って台所へ向かう、そしてその後も、なんか暗くブツブツいってやがった。
雪哉が何が言いたいのか、さっぱりわからない。
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結局、雪哉と朝まで恋愛トークとやらをした。雪哉とそんな話しするのも初めてで、長年セフレだったのに、雪哉の意外な一面を知った。雪哉は、ロマンチストだった。
俺のマキへの対応をあれこれダメ出しして、『神はデリカシーがない』って100回位言われた。
雪哉「結局寝れなかった…」
百目鬼「だから、少し寝ろって言ったろ?」
雪哉「神は不器用だ不器用だと思ってたけど、そこまでポンコツだとは思わなかったからね。付き合わなきゃ上手くやれるのに、好きになった途端ダメダメって…」
百目鬼「お前煩いよ」
雪哉「もう、そんなんじゃ、マキ様が可哀想だよ」
百目鬼「可哀想なのは俺だろ。俺はやさしくしてやってるし、大事にしてる。普通の恋人みたいにデートもしてるし、ちゃんとやってる」
雪哉「あー、ダメだこりゃ、俺仕事行くわ」
呆れた雪哉が、朝まで話したけど無駄だったとため息ついて、荷物を肩にかけ、玄関を出て行ってしまう。俺は慌てて追いかけた。
百目鬼「おい、送るよ」
階段で振り返った雪哉は、ブスッとした顔をしていた。
雪哉「いいよ、俺1人で帰れるし」
雪哉は何故か怒ってる。
なんでマキの事で雪哉とまで拗れるのか分からず、話しを続けようとしたら、階段下から叫び声が聞こえ響いた。
「えーーッ!?」
聞き覚えのある声に、階段下を見ると、矢田が、俺と雪哉を見て絶句して金魚みたいになってた?。
矢田「ゆ、ゆ、雪哉さん…」
何故、矢田のやつはあんな驚いた顔してるんだ?今までだって雪哉が泊まって朝帰りなんて良くある話なのに…。
と、俺はおもっていたが、雪哉が直ぐ反応して、矢田のあらぬ誤解を止めた。
雪哉「違う違う!俺たち普通に飲んでただけだから!」
あっ、そうだった、矢田にはカミングアウトしたから、朝までいれば、そう思われても仕方ないのか…。
俺がゲイだとはカミングアウトしたが、雪哉がゲイなのは言ってなかったので、雪哉が一生懸命矢田の妄想を止めようと2人で話し始めた。
雪哉に任せよう、下手に2人で言い訳すれば、更に拗れる可能性がある。
矢田を止めた雪哉が話している間に、車の準備をしておこうと一階の車庫に入ったその時。
雪哉の悲鳴にも似た声が聞こえてきた。
雪哉「キャーーー!」
きゃあ?
でかい声で叫んだが、女みたいにキャーーー、なんて叫ぶから、何事かと思って階段に顔を出したら、雪哉と矢田が、手の中を何やら覗き込む様にして、雪哉が興奮状態。
百目鬼「何やってんだ!」
そう声をかけると、矢田が、慌てて俺に説明しだした。
2人が覗き込んでいたのは、矢田の携帯電話、矢田は、自慢げに携帯を俺に見せてきた。
矢田「今、こないだの写真をお見せしてました」
百目鬼「写真?」
矢田が見せてきたのは、なんと。マキのチャイナドレスの写メ。
百目鬼「はぁあッ!?」
な、な、なんだこの格好!!
なんだ!?そのバカみたいに深いスリット!
俺のいないところでこんな格好して白い足見せて回ってんのか!?
ブチッ!!
ゴゴゴゴゴゴ!!!!!
矢田「ヒッ!?ど、どどど、百目鬼さん?」
雪哉「ワオ、こりゃまずい」
マキへの怒りが湧き上がり、今直ぐとっ捕まえたかったが、マキは今日大学がある…。
クソ…クソ…
俺は、煮え滾る気持ちをなんとか押さえ込み、マキの授業が終わって体が完全に空く夕方の時間まで〝耐える事にした〟
仕事をしてる間。
鬼のようだったと思う。
だが、止めることはできなかった。
夕方近くになっても、仕事中でマキに電話できなくて、〝抑えきれない怒りを抱えながら、仕事が終わるのを待った〟。
だから、仕事が終わった瞬間マキに電話した。
マキは何も知らないもんだから、呑気にいつもの調子で電話に出た。
マキ『はぁい♪貴方の天使マキちゃんです♪』
俺は、我慢の限界だった。
マキを再びとっ捕まえに車を走らせ、マキを車に押し込み、マキの自宅に向かった。
例のチャイナドレスを持っていたので着せて、どうゆうことか説明させたが、マキは、反省の色が薄い。
分かってないんだ、自分の容姿と、そのスリットから覗く色白の足のエロさ加減が!
いや、そんなことないか、マキは自分の魅せ方をよく分かってる、だとすると、最近ご無沙汰だったから、俺を怒らせようとワザとやったかもしれない。
クソが、少しでも俺の気持ちを分かってくれたなんて思ったが、やっぱ、マキは魔性以外の何者でもない!!
怒り狂った俺は、マキの思い通りの俺だろう。マキは、俺を狂わせたかったんだから…
もう、知るか…
ブチ切れた俺は、マキを乱暴に犯した。
俺に酷くされて、罵られながら突っ込まれて、乱暴に犯されて、マキの体は喜んで締め付けながらビショビショのドロドロに溶けていく。
クソッ、クソッ、この淫乱マゾが!!
お前も結局、こうされたいだけなんだろ!
乱暴なSEXがして欲しいだけのマゾ野郎なんだろ!!
マキ「ああッ!!ああ¨あ¨ーーー!!」
俺に酷く犯されて、マキの体は快感に震えて達した。
マキ「百目鬼さん…好き…」
百目鬼「ッ…」
酷く、気持ちよさそうに蕩けた眼をして、俺に犯されて喜んでる顔が憎たらしかった。
こいつが好きなのは、狂った俺だ…
俺は、お前を大切にしたかったのに…
結局、俺は獰猛な猛獣で
マキは、淫乱な魔性…
百目鬼「…ッ…これで…満足か…」
煮え滾る気持ちをぶつけるように、奥歯を噛み締めながら、これ以上凶暴化してしまわないように、体中怒り震えるのを止めるように、絞り出した声で言う。
マキは、
酷く傷ついた瞳で俺を見上げ、
その顔は、みるみる歪んだ。
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