アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
溺愛3
-
自粛していたと言った神さんは、あっという間に猛獣さんに変わった。
僕の体を舐めまわし、昨日みたいに優しく愛撫する。意地悪な笑みで僕が嫌がるフェラをしてきて、まるで昨日を辿るように…。蕩ける頭でも分かる、神さんはまた、僕に潮を吹くようにさせたいんだ。でも、二日連続でそんなことしたら、僕、困っちゃうよ。
明日も僕は休みだから、明日もエッチ出来るのに、またドロドロにされて腰抜けたら出来なくなっちゃう。
僕の持てる技術全て使って神さんを阻止して、奔走してイかせたら、神さんはなんだか残念そうだった。
…もう、可愛い顔するのやめてよ…。
神さんが2度ほどイくと、落ち着きを取り戻して、猛獣さんから解放された神さん、僕を気遣うように頭を撫でてくれるんだけど、その大きくて温かい手は、かえって情欲を刺激する。
百目鬼「…今日は、この辺で寝よう」
マキ「ヤダ、まだ2回しかシてない」
いつもだったらこのまま朝までイチャイチャしながらもう1ラウンドもう1ラウンドと朝までがお決まり。
百目鬼「明日は早く終わるから、また何処かに行こうかと思ってるから、歩けなくなったら困る」
マキ「デート♪?」
神さんは、僕が無邪気に喜んだのを見て、フッと優しく笑った。
百目鬼「ああ、どこに行きたい?遊びに行くか、それとも買い物か、そろそろ冬物も買えるだろ」
マキ「お買い物♪やったお買い物行きたい♪」
神さんは僕の答えを聞いて、また優しく笑って、その大きな手で僕の頭を撫でてくれた。
暖かくて大きな神さんの手が、僕は大好き。
すりすりして、もっといっぱい撫でてとアピールすると、神さんはいつも、仕方ないなぁって顔していっぱい撫でてくれる。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
車で、少し離れたアウトレットへ向かった。
おしゃれな建物の並ぶアウトレットは丁度バーゲンをやっていて、人がいっぱいいた。
バーゲンとなると、女の人がいっぱいいる。両手にいっぱい手荷物抱えて気に入った服の争奪戦。
僕と神さんは、その人混みを避けながら、はぐれないように手をつないでお目当のお店へ向かった。
歩きながら、その人混みを見ていると、見知った人間がいるのに気がついた。
マキ「あっ、あそこの店にいるのマリンちゃんだ」
百目鬼「なにッ!?」
神さんは、僕の見ていた方向に立ち、僕を背中に隠した。手を振りほどきはしなかったけど、やっぱり手を繋いでるのを見られるのは恥ずかしいらしい。
まぁ、菫ママの店の人間じゃ、からかわれるのが関の山だね。
神さんはマリンちゃんに見つからないように僕の腕を引いて、ソソクサと目的のお店へ駆け込んだ。
ウケる。なんかスパイものの映画みたい。
僕たちの入った店は、メンズが中心の店で、バーゲンの割引率も少ないから、お店の中は混んでなかった。
あまり時間をかけて神さんを疲れさせちゃ悪いから、僕はこれから絶対必要そうなものだけ見て、試着したコートを買うことにしたんだけど…
試着室の前でコートを羽織ってみていたら、手に何着か服を持った神さんがやって来た。
百目鬼「それにするのか?」
マキ「どう、似合う?」
ネイビーの丈の長いコートの裾を翻し一回転してみせる。神さんは渋い顔で僕を見ながら、手にしていたよシマウマ色の洋服を手渡してきた。
百目鬼「暗い色より、明るい色の方が良いんじゃないか?」
神さんが手渡してきたのは、黒、グレー、白のぼかしの入ったボーダーのロングコートだった。
わっ、メッチャおしゃれ。
マキ「可愛い!、これにする!神さんありがとう!」
神さんはこないだ来た時も一緒に服を選んでくれた。意外に買い物好きなのかな?ってか、神さん服のセンス良いなぁ♪こんな可愛らしいコート選ぶとかちょっと意外。
百目鬼「ほら、他にも良さそうなの選んだぞ」
そう言って、手に持っていたのは、セーターとかズボンとか、若者向けのおしゃれで可愛い洋服を5着も持ってた。
マキ「えー、こんなに可愛いのどれにしようか迷っちゃうよ」
神さんが選んでくれたなら全部買いたいけど、僕の衣装ケースはもうパンパン。元々、一人暮らしのクローゼットに入る分しか服がなかったから、神さんの家に越してくる時に、大きい透明のケースに詰めて、今もそのまま神さんの寝室に置いてある。
百目鬼「気に入ったなら全部買えば良い」
マキ「えっ全部?神さん選んでくれたから買いたいけど、冬物はかさばるから衣装ケースに入んないし」
百目鬼「お前、服がなさすぎなんだよ。タンスも買うから、気に入った服を選べ、全部買ってやる」
マキ「えっ!!い、いいよ、自分で買うよ!」
百目鬼「うるさい」
すっごい睨みを利かせて僕を睨んだ神さんは、凄くカッコいいことしてるのに、僕らの会話が聞こえてない周りのお客や店員さんが、ヤクザみたいな顔した神さんが僕を睨みつけるのを見て、我関せずと避けて通る。
ああっ、違うのに…、神さんは怒ったりしてるわけじゃないのに!凄くかっこいいのに…。
結局、僕の抵抗も虚しく、神さんは選んだ服にさらに
別の店でも服を選んで全部買ってくれた。
百目鬼「後は靴か…」
マキ「神さん神さん、もういいよ、神さんが選んでくれるのは嬉しいけどもう買わないで」
百目鬼「なんでだ、財布なら心配するな、菫の所で飲むぐらいしか使い道が無かったんだ。それに俺は大人だから、そんな心配しなくてもちゃんと考えて使ってる。それより、お前の服があんな小さな箱に入ったままの方が気になって仕方ない」
小さくはないんだけどな…。
神さんは、荷物が少ないと、無意識にまだ僕が逃げるとでも思ってしまってるんだろうか?
僕が神さんから逃げるなんて絶対無いのに…
両手に荷物を抱えて歩く神さんを、安心させてあげたくて、後ろからギュッと抱きしめた。
人混みの中だから、直ぐに離れろって言われるかと思ったけど、神さんは低い声で唸りながら、耳を赤くしてた。
百目鬼「おい…」
マキ「なぁにぃ?」
百目鬼「見られてるぞ」
マキ「ふふ♪離れたほうがいい?」
百目鬼「…歩ける程度にしてくれないか」
神さんの眉間にシワが寄って、内心で葛藤してるのが分かる。だけど神さんは、この買い物デートで、男の僕が手をつないだりしたいと言っていたのをちゃんと叶えてくれてる。
その困ったような眉間のシワ、僕は大好きで、今直ぐそのシワにキスできたら幸せなんだけど、そんなことしたら神さん真っ赤になって怒っちゃうからやめておく。だって、周りから恐い人がいるって思われたく無い、神さんはこんなに優しくて、こんなに可愛いんだから。
?「あれ?…マキさちゃん?」
急に後ろから声をかけられて、その聞き覚えのある声に振り返ると。そこには、金髪ロングヘアーにサングラス、スレンダーでスタイル抜群の女の人が立っていた。
?「やっぱりマキさちゃんだ、私よ、私。あなたと同じ学園の後輩、つよしの…」
マキ「あっ♪ユリちゃん!」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
896 / 1004