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ー芽生え歌うーその後1
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ムキになった神さんは、あの後きっちり僕を啼かせてくれた。
それはもうネチっこく虐めてくれました。
だって僕のライフはゼロだから、神さんにメロメロ、神さんが僕に触れるだけで、名前を呼ぶだけでイッてしまいそうなほど体が熱い。
神さんはそんな僕を嬉しそうにいじり倒す。
ホント…楽しそう…。
百目鬼『マキ…マキ…』
意地悪なくせに、酷く僕を求める。
だから僕は、その声に必死に答えて、神さんの名を呼んで好きだと伝えると、神さんは僕の体をギュッとキツく抱きしめてくれる。
神さんに包まれて、神さんと一つになって…
それでも僕たちは、もっと、って心の中で思うんだ。
心に芽吹いた気持ちは絡まって、時に捻れて、それでも光を目指してまっすぐに、だけど決して離れない、共に在りたいと絡み合ったまま、お互いを雁字搦めに縛るようで、それでいてそれが1番安心する。
狂ってる訳じゃない、でも、それくらい、それ以上に、もっともっとって。〝好き〟じゃ足りないくらい、〝大好き〟なんて可愛らしいと思うくらい凶悪に……
あなたが欲しい………
*******************
神さんは、頑固に、僕と〝昼間の街を手を繋いで歩き、ランジェリーを選ぶ〟デートをする約束をして、東北にみみちゃんの曾祖父様の好きだった人を探しに行った。
マメな神さんは、今回も、冷蔵庫と冷凍庫の中に、神さんの手作り料理がいっぱい。
僕はそれをチンして食べる。
マキ「神さん、いただきます」
神さんのいないリビングじゃ返事はないけど、いつもみたいにぶっきらぼうに「ゆっくり噛んで食えよ、おかわりはいっぱいあるから」って言ってくれてるような気がする。
一人って寂しいものだけど、この家には、どこにいても神さんがいる気がする。
世話焼き神さんの小言が聞こえて来る。
みみ「あれ?マキちゃん、いつもとファッション違うね」
大学で、みみちゃんと出くわすと、すぐさま指摘された。
女の子はちょっとした変化に敏感、まさかバレるとは思わなかった。
そして、ホモセンサーの持ち主礼ちゃんは、もっと敏感だった。
礼「あー!!マキちゃん!!またまたワイルドな匂いがするぅー!ってかもしかしてその服!!」
マキ「アハ♪礼ちゃんよだれ垂れてるよ」
礼「だってだってぇー!その服ダボダボだしぃー、も、も、も、もしかして、もしかしなくても!」
そこまで大興奮で取り乱してた礼ちゃんは、最後の一言は叫ばずしっかり僕に小声で耳打ち。
礼「彼シャツならぬ、彼セーター!?」
言いながら、心の中で鼻血が出てるに違いない。
マキ「ふふふ♪内緒だよ♪」
神さんが居ないなら、居ないのを満喫しようと思って、神さんの黒のセーターを借りてきた。
だけど神さんと僕の体格差、もちろんセーターはブカブカ、腰も隠れちゃうし肩出しだし。もちろん下にタートルネック着てるし、下はズボンで、セーターにはベルトを巻いて、ブカブカファッションぽくしたけど、僕は大学で、眼鏡の真面目風を装ってたから、カジュアルのふんわりファッションは、系統が違ってみみちゃんと礼ちゃんのレーダーに引っかかっちゃったみたい♪
礼「イヤン♪マキちゃん可愛い♪」
みみ「さすが礼ちゃん、警察犬並みの鼻だね」
礼「みぃちゃんだって気づいた癖に」
みみ「私はいつもとファッションが違うねって言ったのよ」
礼「いやー、みぃちゃんはそのファッションに違う意味を込めていましたぁー」
礼ちゃんの言ってることは正しい。
澄ましたみみちゃんがニコニコ笑ってるし。
マキ「今日さ、僕サークル休むね」
礼「えー、寂しい!」
マキ「今度の提出用のレポート早目にやっちゃいたいから、今日は参考の本を探しに行くんだ」
神さんが居ない間に終わらせて、帰ってきたらいっぱい一緒に居られるようにするんだ。
礼「うわー、レポート…耳が痛い」
みみ「早いね、それ出されたばかりの課題だよね」
神さんとの時間を作りたいって言ったら、2人はどうなっちゃうかな?
普段のはしゃぎ用を見ると、凄いことになっちゃいそう。
マキ「うん、バイト始めたから」
神さんのところのお手伝いだけど♪
礼「まさか!あのイケメンだらけのお店!?私もバイトしたい!」
マキ「アハハ、違う違う。奏一さんのところじゃないよ、でも、バイト募集はしてるかもよ♪」
礼「マジ!?」
マキ「聞いといてあげようか?」
礼「ウッ…、大丈夫、想像しただけで興奮しすぎて酸欠になった」
マキ「アハハっ♪」
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