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3俺たちの愛【ー華南ー】
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11月27日(金曜日)
むつ20歳の誕生日当日。
PM7:00
「「「柴田睦美君、お誕生日おめでとう!!」」」
むつの誕生会が遂にやってきた!
俺たちの中で、むつが1番最初に20歳になる。
俺と修二とマキは、声を揃えてむつの本名でお祝いと共にクラッカーを鳴らした。弾けたクラッカーを合図に、マキがむつのために雪哉さんのところで特注した豪華なフルーツチーズケーキの上のロウソクを勢いよく吹き消す。
20本並べたロウソクは、見事に一度で吹き消され、むつは得意げに胸を張る姿が可愛らしい。
マキと会ってから数日後の今日。
遂にこの日がやってきた。
世の中スポーツ馬鹿の脳みそを筋肉で出来てるって例えがあるが。俺の脳みそは心底エロで出来てると思う。
マキから貰ったアナルプラグをちゃんと使って三段階目まで進んで律儀に慣らしてるとこ。
むつに喜んで尻を捧げるというより、俺に覆いかぶさって攻めてるのを得意げになってるむつの可愛さ目的というか、〝どうだ気持ちいだろ〟って俺のをしゃぶってる時のむつの自慢げな可愛い顔ったら、それだけで爆発させちまうほど美味しそう…、じゃなかった、可愛らしい。
俺に攻められて喘ぎながらってーのも可愛いけど、俺のためにあれこれ考えてくれて披露したのを得意げになってるあの俺様な態度がまた可愛いんだ。
だが、マキが最後に用意してくれた、むつのより少し大きいと言うディルドを使うのは出来なかった。
3人暮らしのこの家の中で、それを試す場所がなかった言えばそうだが…、あのデカイのを自分で自分の尻に突っ込むのが躊躇われ、結局、今日までアナルプラグの3番目の大きさまでしか出来なかった。
そんな俺の不安を見透かすように、さっきっからマキがニヤニヤ俺を見てくる。ウゥ…。
修二と俺が作った料理、100均で買ったバースデーの飾りをつけた壁、マキが用意したケーキをワイワイしながら食べ尽くし、それぞれが用意したプレゼントをむつに渡した頃、突然玄関のチャイムが鳴った。
奏一「むつ、20歳の誕生日おめでとう」
むつ「奏一さん!」
突然現れたのは、奏一さん。
修二も来るのを知らなかったようで驚いてた。
修二「兄貴、来るなら来るって言ってよ、ご飯全部食べちゃったよ」
奏一「仕事の合間に寄っただけだよ。お前らの邪魔はしないよ」
むつ「奏一さんが邪魔なわけないじゃん!」
奏一「ヨシヨシ、お前ら飲酒してないな。むつ以外は未成年なんだからな、分かってるな修二」
そんなことを言いながらも、修二と話している時の奏一さんの表情は柔らかく、その目は優しい。
修二も「分かってますよ」とか言いながら、奏一さんに会えて嬉しそう。
と、思ったら。奏一さんはマキを見つけると、目尻を下げてさらに甘々な表情で笑いかけた。
奏一「マキ、久しぶり」
マキ「奏一さぁん♪♪」
マキが奏一さんにラブラブオーラで近づくと、奏一さんも嬉しそうに迎え入れて、マキの頭を撫でた。
奏一「その後はどうだ?虐められてない?虐められたら直ぐに言っておいで、叱りつけてやるから」
マキ「ふふ♪♪心配するようなことはないよ。優しく可愛がってもらってるよぉ♪」
なんとも言えない甘い空気に、隣にいたむつが呆れ顔でボソッと「俺じゃなくてマキに会いに来たのかよ」ってボヤいてた。
ハハッ…
奏一「どれどれ」
奏一さんは確かめるように、マキのウエストを掴むが、マキは擽ったそうに身を捩る。
マキ「アハハッ、擽ったいよぉ」
奏一さん「見た目は平気そうだけど…」
マキ「ん?…ひゃぁッ!」
奏一さんはマキを抱きしめてヒョイっと抱き上げた。
奏一「うん、ちゃんと食べれてるみたいだね。重くなった」
マキ「えー、太ったのバラしちゃうなんて酷いぃー」
奏一「これくらいで丁度いいよ。ほっぺが摘める」
そう言って笑う奏一さんは、抱っこしたままマキのほっぺを摘んで、修二の時にも見た事ないほど甘々な顔してた。
良かった、この場に百目鬼さんが居なくて。
居たらマキはもう強制送還されてお仕置きだろう。
なんていうか、孫を可愛がるお爺ちゃんみたいな感じだよな。奏一さん、修二が小さい時は自分も必死に働いてたから、仕事が安定してる今、甘えてくるマキが本当の弟みたいに可愛いんだろうな。修二は、あんな風に甘えたりしないから。奏一さん世話好きだけじゃなくて、メチャクチャ甘やかしたがりなのか?まぁ、その分厳しい時は厳しいんだけどな。
奏一さんはマキと戯れて気が済んだのか、思い出したように長方形の紙袋を取り出し、むつに手渡した。
奏一「ほら、20歳のお祝いに約束の酒。むつ以外は飲むなよ」
むつ「マジ!奏一さんありがとうございます!」
いじけてたむつは、プレゼントを貰ってご機嫌復活。
奏一さんは、プレゼントを渡すとむつの頭をガシガシ撫でながら、「これからも仕事に手を抜かず、3人仲良くな」って言って仕事に戻っていった。
むつ「やったぁ!すげー高そうな酒もらっちったぁ」
修二「良かったね。今から飲む?コップと氷用意するね」
はしゃぐむつを嬉しそうに見つめる修二は、プレゼントのお酒に夢中のむつの返事を聞く前に、台所に向かった。一応、俺たちでもお酒を用意してたが、むつにとって奏一さんは憧れの兄貴だから、その人からお祝いのお酒を貰えるなんてメチャクチャ嬉しいに違いない。
微笑ましく思いながら、こんな日常の些細なシーンが、俺をもやりとさせる。
修二がテーブルにコップと氷を用意したところで、初めて気が付いたむつは、本当に嬉しそうにしながら、意外な事を口にした。
むつ「サンキュー修二、でも、今は一口にするな」
修二「そうなの?堂々と飲めるってはしゃいでたじゃん。ふふっ、勿体無い?」
むつ「それもあるけど…、この後があるから飲み過ぎには注意しなきゃだし」
ニカッとメチャメチャ可愛い笑顔で笑うむつ。
あぁ…。
その笑顔が素敵過ぎて…今直ぐ食べちゃいたいけど。うぅ、今日食べられるのは俺でしたぁ。
トホホホな気分の俺に、マキはニコニコ楽しそうに笑いかける。
マキ「心配しないで華南、ちゃんと付けてたんだから今までよりずっとスムーズなはずだよ♪心配ならビビってないで大きいのも試せば良かったのに♪」
マキよ。俺は使ってるとか使ってないとかは報告してないのに、何故分かる。
マキ「アハハッ♪変な顔ぉー♪」
華南「どうしてそう思う?」
マキ「アハハッ♪顔に書いてあるもん♪」
楽しそうだなチキショウ!
マキ「まぁまぁ、ちゃんと手伝って痛くないようにしてあげるからぁ♪」
華南「怒られるぞ」
マキ「僕に手伝って欲しいんじゃないのぉ?」
華南「………お願いしますぅ」
マキ「アハハッ♪」
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