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犬のしつけ方①
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湊が、再び手を伸ばし、このきわどい場所にある赤い痕を何度も指でなぞると、コウタは身体を揺らし、時折ビクンと大きく反応をする。
湊の指が触れることが気持ち良いのだろうか。
それとも、鞭が当てられた時の痛みを思い出しているのだろうか。
「 …はぁっっ はぁっ あっっ… 」
湊が見上げると、コウタは眉間にしわを寄せ、苦しそうな表情をしている。
湊はコウタの視線とぶつかると、微笑みながら、手元のミミズ腫れにカリッと爪を立てた。
「あぁぁぁぁーーーっっっっ 」
その瞬間、コウタは悲鳴のような声を上げた。
しかし、湊がそのまま、ググッと爪を食い込ませても、もうそれ以上声を漏らすことはなく、顔を赤くして静かに湊の仕打ちを受け入れている。
そうだ… コウタ… それでいい…。
コウタの反応が、湊の仕込んだ通りであることを確認し満足すると、湊はコウタの皮膚に深く食い込んだ爪を抜いた。
小さく破けたコウタの皮膚からは、鮮血が流れ、湊の指先を汚している。
湊が赤く染まった指先をコウタに向けると、コウタは身をかがめて、湊の手に顔を寄せ、その指を口に含んだ。
コウタは、ふいに与えられたご褒美…湊の細い指に、夢中にむしゃぶりついた。
湊さん… 湊さんが欲しい。
早く 欲しい。
湊がその指を引き上げようと動かすと、コウタは名残惜しそうに舌を絡めて、吸い付いたが、湊は構わずにコウタの口内から指を引き抜いた。
「あ… あぁぁぁ… や… まっ…て 」
がっかりしたような声を出したコウタの頬を、湊はたしなめるようにピシャリと叩いた。
ちょっと甘やかすと、すぐこれだ。
欲しがる癖は、直さないといけないな…。
頰を張られて我に帰ったコウタは、身体を起こして再び背筋を伸ばした。
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